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僕のヒョンは最強様~Y-side 出会い編・7~

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~Y-side 出会い編・7~







「入って」
ドアを開け入るように促す
どうも少し躊躇い気味のチャンミン
「なに遠慮してんだよ···入って」
チャンミンの背中にポンと手をやると俺を見て
「じゃあ···お邪魔します」
玄関へ入って行くチャンミンを見守りながら俺も続いて玄関へと入った
「あ···気にしないで入って」
あっちこっち向いてるスニーカーをチャンミンが片付け始めたから慌てて声をかける
「直ぐ片付きますから」
あっという間に綺麗に並べられたスニーカーたち
「悪いな···ありがとう」
俺の声にチャンミンは振り向くと「いえ···」と小さく呟きながらクスクス笑った
お前は分かっていないだろうがその自然な仕草に俺は感動すら覚えた
今までどこかガードが固く俺を拒絶してた感もあったからさ
この自然なチャンミンの表情が何より嬉しかった
ヤバっ
俺は前にいるチャンミンを追い抜かしリビングに入る
バタバタとソファや椅子に無造作に掛けてある服を片っ端から集め部屋の隅の方へ山積みにした
山積みしただけだから部屋は決して片付いたわけじゃない
それにテーブルの上もペットボトルやらお菓子の袋が散乱している
「ダメだ···こんな数秒では片付かない」
ポツリと呟いた俺は諦めてチャンミンの様子を見てみた
「元は素敵なお部屋なんでしょうね」
さっきと同じように口元に手をやりながらクスクス笑っている
ちょっと毒っぽい口振りじゃん
「チョン先輩···研究とのギャップが凄い」
そう言うとチャンミンは堪え切れなくなったのかお腹を抱えて笑い始めた
ツボった?
「そんな笑えた?」
落ち着いてきたチャンミンに声を掛けるとウンウンと頷いている
「研究は細かい作業ですし何となく綺麗好きでスッキリされてるんじゃないかなって···」
「ははっ···残念でした」
俺は髪をクシャクシャ掻きながらキッチンへ向かい冷蔵庫を開ける
「何もないな···ちょっと買ってくるからゆっくりしてて」
「え···僕も一緒に行きます」
玄関へ向かい始めてる俺にチャンミンは続こうとしている
そんなチャンミンを俺は両手を出し制止した
「直ぐだから···留守よろしくな」
二人で行きたい気持ちを俺は必死に我慢した
何故かって?
二人で買い物してる所を先輩に見つかってみろよ···絶対付いてくる
俺は急いで近くのコンビニへ走った
痩せの大食いなチャンミンだし目に付いた物を次々にカゴに入れまくり気付けば凄い量になっていた
「ユノさん···これから集まりでもあるんですか?」
顔馴染みの店員が量の多さに声を掛けてきた
「いや···そんな時の為にと思って買いだめしてんの」
「そうなんですね···なんか珍しい」
店員は袋に詰めながら俺を見て笑っている
きっと俺の顔は«嘘です»って顔してんだろな
「お待たせ致しました」
「ありがと」
詰め終わった袋を受け取った俺は猛ダッシュで自宅へ向かう
「た···ただいまっ」
息を切らしながらリビングに入った俺は目を見開いた
「これ···」
「あ···お帰りなさい」
チャンミンは俺の声に反応してリビングに入った俺と視線を合わす
「なにこれ···」
「すみません···勝手に」
俺はキッチンに立ってるチャンミンに向かって無言で近付いて行く
「先輩ごめんなさい···」
無言で向かってくる俺を恐怖と感じたのかチャンミンの眼は不安気な色
そんなチャンミンを俺は思い切り抱き締めた
チャンミン···お前···俺の嫁決定
「めちゃくちゃ嬉しい」
俺はチャンミンの耳元で囁く
「ぁ···」
へぇ~···耳弱いんだ
「耳…感じちゃった?」
「感じてません」
強がっちゃって…
「この短時間でこんな綺麗にしてくれてありがとな」
俺はチャンミンの頭をポンポンとすると身体を少し離してチャンミンの顔を覗き込んだ
真っ赤なチャンミン···この反応堪らない
「無言でこっち来るし勝手にしたから気分悪くしたのかと思いました」
小さな声でチャンミンが話す
「怒ってるように見えた?」
俺の目を見つめ«うん»と頷いた
その上目遣い···ヤバいって
「そう見せたから」
そう言って俺はチャンミンを見つめながら微笑むと
「意地悪ですね」
チャンミンはそう言いながらちょっと拗ねた表情を作って俺を見つめる
そしてクルっと向きを変えお湯を沸かし始めた
「僕···コーヒーが飲みたいです」
「コーヒー···」
「無いんですか?」
チャンミンは再び振り返り目を見開いて俺を見つめている
「ジュースとお茶しかない」
俺は買ってきた袋をテーブルに置いて飲み物を出した
「そうですか···じゃあお茶頂きます」
ちょっと残念そうな声のトーン
「冗談だよ···お前がコーヒー好きな事ぐらい知ってますからね」
ドリップコーヒーの入ってる箱を左右に揺らしながら見せると
「嘘つくなんて趣味悪いですよ」
プッと頬を膨らませるチャンミン
それ···怒ってんのか?
可愛いだけなんだけど···
「悪かったって」
俺はチャンミンの肩を抱き寄せ顔を覗き込むとチャンミンは頬を赤らめながらコーヒーカップを用意している
「ドリップ下さい 」
「ん···よろしく···俺はカフェラテ風にお願いできる?」
「分かりました」
箱を渡すとチャンミンは準備を始めた
「じゃあ俺はお菓子出しとくな」
俺はソファに座りお菓子をテーブルに並べ始める
お菓子の準備をしながら改めて部屋を見渡す
あれだけグチャグチャだった部屋がスッキリとしてとても気持ちが良い
コーヒーの良い香りがリビングに広がり始めた
「お待たせしました」
チャンミンがテーブルにマグを置いて絨毯の上に座る
「なんだよ···ソファ座れよ」
ソファに座るよう促すとチャンミンは少し緊張した表情になった
「好きなだけ食べて」
テーブルに広げたお菓子の山を指差し俺はポテチを口に運ぶ
「美味い~」
そう言いながら俺の隣に座れとソファをトントンとしているとチャンミンはゆっくりソファへと座った
俺の手は止まらない
パクパクとポテチを食べていると
「チョン先輩って見た目と違うって言われませんか?」
チャンミンが俺に話しかけてきた
「そんなのしょっちゅうだよ」
俺はチラッとチャンミンの方を見て答える
「飲み物も甘い系でお菓子結構食べるんですね」
チャンミンがポテチを食べる俺を眺めながら呟いた
「俺?···こんな食べないよ」
お菓子の山を見て笑う
「チャンミンだとこれぐらい食べるかなと思って買ってきたんだよ···てかユノって呼んで」
「僕···ご飯は食べますけどお菓子はそんな食べないです」
「そうなんだ···てっきりお菓子もご飯みたいに食べるのかと思ってめちゃくちゃ買ってきたじゃん」
「それにしても先輩···この量は買い過ぎですよ」
チャンミンはテーブルに盛られたお菓子の山をみてクスクス笑っている
「チャンミン···俺の話聞いてた?」
「え?」
チャンミンは俺を見つめる
「ユノって呼んで」
笑ってたチャンミンから笑顔が消え困った表情
「そんな···呼べないです」
「ダメ」
俺は首を振る
「じゃあ···ユノ先輩って呼ばせて頂きます」
「ダメ···ユノって呼んで」
俺は譲らなかった
「俺と二人の時はユノって呼ぶ···OK?」
しばらく考えていたチャンミンが何度か小さく頷いた
「二人の時だけです···みんなが居る時はチョン先輩···良いですか?」
「違う···ユノ先輩な」
俺が被せ気味にそう言ったのがウケたのかクスクス笑いながら
「強引ですね」
チャンミンは俺をチラ見すると再び笑っている
俺···お前と話してて分かった事がある
実証する為に俺はもう一度この言葉を発する
「チャンミン···」
笑ってるお前を俺が真剣な眼差しで見つめたからチャンミンは笑うのをやめた
「チャンミン···俺はお前が好きだよ」
しんと静まり返るリビング
「俺と付き合って···」
しばらくしてチャンミンが口を開いた
「前も言いましたけど···僕には勿体ないのでお断りします」
そう言ってチャンミンは視線を逸らす
「チャンミン···勿体ないって俺にはよく分からない」
俯いてるチャンミンの頬に手を添えるとゆっくり顔を上げた
「嘘ついちゃダメだ」
俺はそう言うとそっと抱き寄せる
「チャンミン···」
一呼吸置き俺が想ってた事を聞いてみる
「俺のこと好きだろ?」
そう言ってチャンミンの反応を伺うも何も言わない
俺は抱き寄せてたチャンミンの身体を少し離してチャンミンの顔を覗き込んで確信する
「好きだろ?」
今度はチャンミンの目を見つめ聞いてみた
頬を赤らめてユラユラと揺れる大きな瞳
チャンミンはゆっくり頷いて恥ずかしそうに微笑んだ
やっぱりお前は押しに弱いな
「好きだよ」
そう囁いてチャンミンの首筋に顔を埋めた







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コメント

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2019/02/05 (Tue) 23:58 | # | | 編集
と☆☆ゃみさんへ

と☆☆ゃみさん、こんばんは🌃
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました!!
そうですね···アッサリっちゃアッサリな感じですね(笑)
チャミ自身が初めて「好き」って感情が芽生えた相手だし
そんなユノに«俺の事好きだろ?»なんて言われたら···
堕ちちゃうぜ~(●´ω`●)
あぁ~···言われたい(笑)

相思相愛ってことは~
はい♡
最近絡みを表現してないあっこ
ボチボチ行くとするぜ!!(期待はしないでね💦)
と☆☆ゃみさん
コメント下さり有難うございました✨

2019/02/06 (Wed) 23:31 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
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2019/02/11 (Mon) 15:09 | # | | 編集
☆い☆ょうさんへ

☆い☆ょうさん、こんばんは🎵
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました🙌
チャンミンはストレートに気持ちを表現はしないけど
ちょっとした行動にユノへの想いが溢れ出てる感じです
溢れ出てる事にチャンミン自身はあまり気づいてないのかも(笑)
もちろんユノは感じてます~
なので再アタックもしてますから♡
ここが勝負だと···勝負に出たユノ
勝負感のある男なのです~(●´ω`●)
初々しい感じ···伝わってたら良いな😊
☆い☆ょうさん
コメント下さりありがとうございました!!

2019/02/11 (Mon) 22:49 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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