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Platonic Love~37.

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37.







左手薬指に光る指輪をチャンミンは見つめていた
お前が感じている感覚は違う
声を大にしてそう伝えたい気持ちで一杯だった
まだ話せていない事が沢山あるなか俺の指輪を見てお前はどう受け止めたんだろう···
もっとお前と話がしたかった
話が出来ると思っていた
「俺は嫌ですから」
面会時間ギリギリまで病室でチャンミンに想いをぶつけてたキュヒョンが語気荒く言う
「今は戻ってない記憶がですよ?
記憶が戻った時にアイツはあの人の居る家に帰った事を絶対後悔します
そんなの誰の目にも見えてる···そうでしょユノさん!!」
怒りが収まらないキュヒョン
俺の肩を掴みガン見するキュヒョンの目
血走ってて怖い
「タダでさえデカい目してんのに···怖いから」
「納得いかないんですって!!」
「取り敢えず落ち着け···そして声のボリュームを落としてくれ」
飲みたい気分だろうと思ってキュヒョン行きつけのBARに寄ったんだが···
キュヒョンはどうやら悪酔いしてしまった···かな
「あの家に帰ったら何か思い出すかも知れないって思ったんじゃないかな···」
俺がキュヒョンにそう声を掛けるとキュヒョンは顔を左右に振る
「思い出して後悔するのがオチですよ
うぅ~っ···なんであの家に帰るんだチャンミナー!!」
グラスに残っていたワインを飲み干すと頭を抱えながら突っ伏し···寝てしまった
「飲み過ぎなんだよ」
俺は寝てしまって動かないキュヒョンを見つめながら言うと
マスターがクスクスと笑ってメモ用紙を俺の前に置いた
メモ用紙にはキュヒョン家の住所
「大丈夫です···前にも酔い潰れたキュヒョンを連れて帰ったから」
そう言うとマスターが«失礼しました»と言いながらメモ用紙を仕舞った
「いえ···こちらこそありがとう」
俺はマスターに礼を言うと支払いを済ませキュヒョンを家まで送るためBARを出た
「お前···やっぱチャンミンより重いな」
引きずるようにキュヒョンを車まで連れてきて何とか後部座席に乗せる事が出来た
一つ大きく深呼吸すると運転席へ乗り込みエンジンをかけた
BARからキュヒョンの家まで車で20分ぐらい
今日は道も混んでなくて予想していた時間でキュヒョンの自宅に着いた
「キュヒョン···」
エンジンを切り後部座席に回った俺は名前を呼びながらキュヒョンの身体を揺する
「んん~···」
もぞもぞはするが起きそうで起きない···
仕方なく関節技を決めてみたら絶叫しながら起きた
「ユノさん痛い···」
「起きないからだ」
ぼーっとしてるキュヒョンは辺りを見回している
「お前ん家着いたよ」
「あ···送ってくれたんですね···すみません」
フラつくキュヒョンの肩を抱いてマンションのエントランスまで送る
「ユノさん···ありがとうございました」
「大丈夫か?」
キュヒョンは暗証番号を押しながら数回頷いている
扉が開いて中へ入って行くキュヒョンが振り向いて俺と視線を合わせた
そのまま何も言わないキュヒョンと見つめ合ってる状態が続く
「キュヒョン?」
俺がキュヒョンに声をかけると
「チャンミン···大丈夫かな」
小さく呟いた
俺は«大丈夫»とは言えずただキュヒョンを見つめるだけ
「ユノさん···」
心配そうなキュヒョンの表情
「チャンミンは一緒に暮らし始めたら離婚の気持ちが無くなるかも知れないって思ってるかもな」
俺の話を聞いてたキュヒョンが物言いたげな表情をしているが俺は続ける
「逆もあって今のチャンミンで彼女と暮らしてみて離婚したいと思ったら離婚に向けて話し合ったら良いだろ?」
「そうですけど···」
キュヒョンが呟く
「だけど離婚を望まない彼女がすんなり離婚を受け入れる事はないだろうな」
俺は苦笑いしながらキュヒョンを見つめた
「ねぇユノさん···」
俺はキュヒョンを見つめる
「あの人···チャンミンの好きなタイプじゃなさそうなんすよ
疑問だったんすよね···なんであの人がチャンミンの奥さんなんだろ
なんでチャンミンはあの人を選んだんだろって」
難しい顔してたキュヒョンの表情が急に変化して俺をガン見する
「もしかすると···もしかするかもですね!!」
中に入ってたキュヒョンがこちら側に戻って来ると俺の肩を掴んで俺を揺さぶった
「お前···圧が凄い」
「光が見えた気がしてつい力が入ってしまいましたよ!!」
キュヒョンは目をキラキラさせている
「なるほど···さすがチャンミナ」
キュヒョンはウンウンと頷いて俺を見つめ
「チャンミンは博打を打った可能性ありますね」
「博打かどうかは分かんないけど···自分が感じた事に素直になろうとはしてるかもな」
キュヒョンは頷いている
「ユノさん···明日チャンミンの退院には」
「行って見届けるつもりだよ」
「俺も行きます」
「じゃあ病院でな」
俺はキュヒョンと別れ自宅へと車を走らせた
「ふぅ···」
自宅に着いてリビングを見渡す
珍しく綺麗に片付けられているリビング
お前と暮らすために頑張って掃除した
決して無駄ではないけど無駄になった気分になる
お前の考えが変わった理由は俺が既婚者であった事が少なからず関係しているだろう
俺はこうなったことを比較的ポジティブに考えている
結婚した経緯をお前自身が覚えていない
その事が幸か不幸か···どちらとも取れる
自分自身にとってどれが一番望ましいのか···
お前は心の奥底に直接問いかけるだろう







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コメント

No title

チャンミンもだけどユノさんは?
うーー、気になる。

2018/07/19 (Thu) 05:18 | 723621mam #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんばんは☆彡.。
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました🎶
ユノさん?
むむ~(-ω-;)
痛いとこつかれたな···
っとしか言えぬあっこでございました😅
723621mamさん
コメント下さりありがとうございました!!

2018/07/20 (Fri) 00:02 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
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2018/07/23 (Mon) 12:47 | # | | 編集
と☆☆ゃみさんへ

と☆☆ゃみさん、こんにちは!!
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました☆
そうなんですよね~と☆☆ゃみさん···
知らないから「何で?」ってなってカッカしたキュヒョンでしたがユノの話を聞いて
「ん?···これはもしや良い方向に向かう可能性も有るんじゃ···」と感じてテンション上がってきたキュヒョンでもあります(笑)
どうなって行くのか気にして貰えるお話になってて胸を撫で下ろすあっこでございました(^ω^)
と☆☆ゃみさん
コメント下さりありがとうございました✨

2018/07/24 (Tue) 16:41 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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