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Platonic Love~35.

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35.






ふと目を開ける
心地良い日射しに俺も寝ちゃってたみたいで···
「おっと···」
なんとチャンミンの肩を抱き寄せベンチで眠っていた
チャンミンの方をチラッと見ると気持ち良さそうにまだ眠ってる
端正な顔立ちに長い睫毛
ほんと綺麗だな···
こうしていると前と何も変わってない感じなんだけど実際は···
俺···前のお前にいつ会えるんだろう
焦らなくていいと言った俺だけど
「チャンミン···」
名前を囁きチャンミンの頭を自分の肩に寄せた
「ん···」
モゾモゾと身体を動かしより俺にくっ付く
この角度でお前を見るの···凄く久しぶり
久しぶりの距離感に俺の感情は溢れる
チャンミン···チャンミン
俺は心でチャンミンの名前を何度も呼ぶ
«俺を思い出して»
チャンミンの頭を優しく撫でながら何度も何度もチャンミンに投げかけた
「ハァ···」
反応もなく眠ってるチャンミンから視線を外し空を見上げ瞳を閉じた
「チョンさん···」
どれぐらい経ってからかわからない
チャンミンが俺の名前を呼んだ
俺はチャンミンの声に驚いて固まる
タイミング悪いよチャンミン
「チョンさん···」
再び俺を呼ぶチャンミンを俺は見れない
「あの···」
「チャンミン···聞いて欲しい事がある」
チャンミンの問いかけには答えず俺は前を向いたまま話し始めたとき俺の頬に手が触れた
「···」
「僕のせいですよね···」
小さな声で言うとチャンミンは俺の頬に伝う涙を拭った
「ごめんなさい」
バレた
「謝る事じゃない」
俺は呟く
「チョンさんも泣くんですね」
俺の頬から手を離しながら話すチャンミン
「今日はチョンさんの感情が見れて嬉しいな」
チャンミンは俺と視線が合うと少し照れた表情をして笑った
「俺も···この距離感で話すのは久しぶりで嬉しいよ」
チャンミンは慌てて離れようとしたけど俺はチャンミンの肩を抱き直し
「あぁ~···見られちゃったな」
そう言ってチャンミンに微笑んだ
もう少しこの距離感を味わっていたかった
「なぁチャンミン···退院したらどこに帰る?」
「え?···家ですけど」
「家ってどこ?」
チャンミンは少し戸惑い気味に«寮»と答えてハッとした表情で俺を見つめ
「僕···寮には住んでない状態か···」
ポツリと呟くチャンミンを見つめながら俺は頷く
「先生にさ···チャンミンの身元引受人になりたいって言ってあるんだ」
「身元引受人って···僕···犯罪者じゃないですけど」
そう言うとチャンミンはクスクス笑った
「なんて言っていいか分かんなくて···」
俺が苦笑いしながらチャンミンを見つめるとチャンミンは優しく微笑んでいる
「さすがに記憶が戻ってないのに奥さん居る家に帰るわけにはいかないだろ?
人見知りなチャンミンが初めまして状態の奥さんといきなり一緒にひとつ屋根の下」
俺が無理なんだけどな
「奥さんに会ったら記憶が戻るかもしれないんじゃない?」
この辺が天然って言うか楽観的って言うか···
「お前刺されたんだぞ?」
俺はチャンミンをジッと見つめ
「心配だよチャンミン」
そう言うと顔を真っ赤にさせ視線を外す
「しばらくは俺ん家で様子見させて···
住む家はゆっくり探せば良いじゃん···な?」
チャンミンの顔を覗き込み視線を合わせると小さく頷いた
「よし」
チャンミンの頭をポンポンとして微笑むとチャンミンも微笑んだ
ちょっと強引だったかも知れないけど彼女に今のチャンミンを引き渡すなんてしたくなかった
「そろそろ戻るか?」
「そうですね」
先にベンチから立ち上がりチャンミンに手を差し伸べる
チャンミンは微笑んで俺の手を掴み立ち上がった
「チョンさん···」
チャンミンに呼ばれて振り向く
「チョンさんと僕ってどんな関係だったんですか···」
俺はチャンミンに微笑むと一呼吸し
「どんな関係···どんな関係が一番良いのか模索してたかな」
「模索?」
「お互い大切で必要な存在なのは感じてたんだけどね···」
「何かあったんですか?」
「いや···」
俺はチャンミンをチラッと見る
「俺の問題···お前はブレることなく真っ直ぐだった」
「真っ直ぐって···」
ちょっと戸惑った声色で呟くチャンミン
「なんか···」
チャンミンは言いかけて黙る
「なに?」
顔を左右に振る
「この歳になってから友人が出来るって嬉しいじゃん?
好きなアーティストが一緒って事もあって俺は出会えて嬉しかった
出会うまで俺は一人で彼らを応援してたからさ
一緒にライブ行ける仲間が出来て···チャンミンとは次ライブがあったら一緒に観に行こうって約束してたんだよ
なぁチャンミン···ライブ一緒に行こうな
俺との記憶が戻ってなくてもライブは一緒に行けるだろ?」
俺はチャンミンを見つめる
「約束だ」
チャンミンは返事をしない
「チャンミン?」
返事をしないチャンミンを俺はジッと見つめ返事を待つ
「キュヒョンとは···」
チャンミンが伏し目がちに話し始める
「キュヒョンとは友人だけど···
また違う関係を僕はチョンさんと築こうとしてた···合ってますか」
俺はどう答えようか躊躇する
「僕がそれを求めたって事ですよね···」
「それって?」
チャンミンに聞く
「チャンミン?」
「チョンさんにとって大切な···特別な存在であること···かな」
俺を見つめながら言うとサッと視線を外した
「なぁチャンミン」
「チョンさん···答えてくれますか」
俺の声に被せ気味にチャンミンは言った
「答えはYESだ」
「僕···無理言ったんですね」
「違う···」
「え···」
チャンミンは俺を見つめる
「俺もお前にとって特別な存在でいたいと思ってたから」
しばらく沈黙な時間が流れ
「僕···チョンさんを困らせたんだと思います」
「そんなこと無いから」
チャンミンは再び顔を左右に振る
「結婚してたんでしょ···僕」
俺は咄嗟にチャンミンの肩を抱いた
「結婚してたって友人は作ってイイじゃん?」
表情が曇ってきたチャンミンに俺は明るく声を掛けて中庭から病棟へと向かった

エスカレーターに乗り病室の階に戻ってきた
「戻りました」
ナースステーションに声を掛けると
「お帰りなさい···ゆっくりされて来たんですね」
看護師が笑顔で話す
「風が心地よくてチャンミン寝ちゃって···」
チャンミンをチラ見して言って
「俺も寝ちゃったんですけどね」
そう付け足すと看護師はクスクス笑った
「シムさん···直ぐ血圧測りに伺いますね」
看護師に声を掛けられチャンミンはぺこりとお辞儀すると自分の病室へと歩いて行く
病室の扉を開ける時
「僕···ダメですね」
そう小さく呟いてチャンミンは病室へと入った
「ダメ?」
俺がオウム返しにチャンミンに聞いてもチャンミンは答えずベッドに横になる
どう感じたのか···チャンミンはそれ以降あまり話さなくなった
そしてボーッと物思いにふける時間が増えたように感じた







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コメント

こんにちは〜

あっこさん、こんにちは(^^)
チャミ、ユノの話を聞いて、察した⁈
チャミがユノを求めていたこと。困らせたって罪悪感感じてる?
早く思い出して(T_T)ユノとの同居で思い出して欲しい‼︎あぁ、切ないよ(T_T)

2018/07/10 (Tue) 12:53 | ともちゃみ #- | URL | 編集
ともちゃみさんへ

ともちゃみさん、こんばんは(^ω^)
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました🎶
ともちゃみさん···そうです
自分は結婚している
なのに異性に抱くような感情を自分自身がユノに求めてた···
混乱するしショックも受けてる状況です(汗)
結婚してるのにってのがチャミには重くのしかかった感じです
記憶をなくしてる状況ではネガティブ思考にしかなれないチャミ
だけど求めたのはチャミだけじゃない事はユノも伝えているんやけど~
チャミは自分の事でパンパンだったかも知れないですね(T-T)
ほんと···記憶さえ戻ればなんてこたぁない事なんやけど😅
切なく想い読んで下さってありがとうございます
そんな感情になって読んで頂きたかったんで♡
ともちゃみさん
コメント下さりありがとうございました!!

2018/07/10 (Tue) 23:55 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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