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Platonic Love~27.

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27.







「んんっ···」
腕を空に突き上げ伸びをする
昨日のワインがまだ身体に残っていてダルい···
テラスに置いてある椅子に腰掛け空を見上げると雲がフワフワと穏やかに浮かんでいた
「良い天気だな」
雲の切れ間から陽射しが差し込んできて思わず目を閉じる
目を閉じたついでにさっきまでの出来事を何となく振り返ってみた
成功したんだ···
この場に居たらどんなに喜んだだろう···
二人の夢
涙を流す彼女を俺は自然と抱き締めていた
「俺じゃ役不足だけど」
そう言う俺の身体を軽く抱き締め返して
「何言ってんの」
彼女はそう言って俺から離れる
「帰るね」
そう言って彼女は荷物を持って玄関へと向かった
嬉しそう···でも寂しそうな笑顔の彼女を俺は黙って見つめた
「気を付けて」
「ありがとう···連絡もしないで急にきてごめんなさい
彼···驚かせちゃったから謝っといてね」
苦笑いしながら彼女は話す
「気を使わなくて良いって」
俺の言葉に彼女は顔を左右に振る
「書類上夫婦だけど···」
彼女は言葉を切ると俺を見つめる
「私たちは夫婦じゃないから」
二人何も言わず見つめ合う
「ごめんなさい···ユノくんは巻き込まれた方なのに」
「しつこいって何回言わせんの?」
バッサリ話を切った俺は彼女を見つめながら微笑む
「じゃあな」
そう声をかけると「うん」と頷き彼女は部屋を出て行った
なんか···濃い~朝だったな
そんな事思い出しながらウトウトとしてた
···ん?
不意に影が出来たのを感じた俺はゆっくりと瞼を開けそのまま固まった
「···」
何も言わず固まったままの俺の顔の前で手をブンブンと振っている
「瞬きしないと目が乾くよ?」
「帰ったんじゃなかったのか?」
ビックリした俺の声は裏返る
「何その声」
チャンミンはクスクス笑ってる
「奥さん来たからカフェでまったりしてた」
「そ···そうだったんだ」
チャンミンの顔が近づいてきて俺は身構える
「僕が帰ったと思った?」
顔を覗き込まれ至近距離で見つめ合う状況
「ねぇ···思った?」
大きな瞳で俺をジッと見つめられ何だか身動きが取れない
「思うのが自然だろ···」
「残念だな~って···思った?」
俺の返事を待つチャンミンに小さく頷くとニコッと微笑んでリビングへと戻って行った
「お粥···美味かったよ」
後ろ姿のチャンミンに声をかける
「そっか···ユノの口にも合って良かった
奥さんも美味しいって連呼しながら食べてくれたんだよ」
「うん···聞いた」
俺の返事に軽く頷くチャンミン
チャンミンは俺の食器を洗いながらコーヒーの準備を始めた
「飲めないお酒飲んで身体しんどいでしょ?···ゆっくりしときなよ」
「二日酔いの日にコーヒーってどうなんだ?」
「香りで癒されるでしょ?」
「胃にはどうなんだよ」
チャンミンは俺の最後の言葉はスルーした
胃に悪いだろ···
しかし···
初めて俺ん家に来たチャンミンなのに何処に何があるのか把握しているようで手際が良い
「しょっちゅう来てて知ってるって感じで動いてて驚くな」
チャンミンは俺の声に反応したけど手は動かしたままで振り向いた
「見たらわかるでしょ?···めちゃくちゃ掃除したから置いてる場所とか覚えたって」
そう言って笑ってる
確かに部屋がめちゃくちゃ綺麗になってるもんな
キッチンに立ってるチャンミンの後ろ姿をしばらく見つめていた
なんか···昨日のチャンミンとテンションが違うから面食らう
「なぁ···」
「なに?」
「昨日とのギャップが激しい」
俺の言葉に微笑む
「どっちの僕が好き?」
そう言ってテーブルにカフェラテを置いて向かいの席に座る
「今日がチャンミンらしくて好きだよ」
「どっちも僕だから···好きでいて欲しいな」
「昨日は酔ってた?」
「ん~···そんな酔ってないかな」
チャンミンはそう言うとコーヒーをひと口飲んで俺を見つめる
俺もひと口飲んでチャンミンに親指を立てて美味いと知らせた
しばらくの間なにも話さないでコーヒーを味わう
チャンミンの言った通りコーヒーの香りに癒される俺
「なぁチャンミン···なんでホスト」
コーヒーカップを持っていた手が止まる
「辞めないよ」
「チャンミン」
「もう決めたから」
俺はチャンミンをジッと見つめる
「俺が···あの時チャンミンに応えられなかったのがきっかけだったりするのか?」
俺の話を聞いていたチャンミンはクスクス笑う
「そんな風に思ってくれてるなら責任取って奥さんと離婚して貰おうかな~」
俺は苦笑いしながらチャンミンを見つめる
「あの日···僕の満たされない心を癒してくれるんじゃなかったの?」
「セックスするとは言ってなかっただろ?」
「そんなわざわざ言わないよ…でも僕がユノを求めていたのは感じてたはず」
「そこは否定しないよ」
チャンミンは軽く頷き俺の様子を見て
「そう…あの日がきっかけ···きっかけだったかもね」
ブツブツと呟いている
「奥さん···ユノを愛してないよね」
いきなり話題を変えたチャンミンを俺はガン見する
「相変わらずいきなり話が飛ぶな」
「答えてよ」
「それは前に言っただろ···今に始まったことじゃないし」
「そうだよね···僕も直接奥さんに聞いた···結婚した経緯も」
俺は黙ったままチャンミンを見つめる
「ユノ···ユノの人生はなんなの···自分の為に生きなよ」
「生きてるよ」
俺は一つ深呼吸してチャンミンを見つめた
「悪い人生じゃないよ···こうしてお前とも出会えたし」
チャンミンは顔を左右に振っている
「これからもこのまま生きていくの?」
俺は黙ったままチャンミンを見つめる
「僕は嫌だ···ユノがそんな人生を送るの」
「俺は···」
「ユノの優しさ···もう良いんじゃないの?」
「え···」
「きっと奥さんも思ってる···もう十分に支えて貰ったって」
俺はチャンミンを見つめ微笑んだ
「僕ね···夢を掴むためにホスト始めたって言ったじゃん?」
「そうだな」
「好きな人と一緒にいたいからなんだ」
チャンミンは俺を視線から外さない
「お前···彼女と」
「僕ね···離婚届けを渡したんだ」
チャンミンはやんわり微笑んでいる
「受け取ってくれたのか?」
「うん···受け取ってくれたよ」
「成立したのか?」
チャンミンは俺の目の前に来て視線を絡ませて顔を左右に振る
「僕が離婚出来たら···」
チャンミンは俺の頬にそっと触れる
「僕を抱いてね」
そう言うと俺の唇に唇を重ねた







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コメント

No title

エロいキスに違いない。違いない。。。。


インスタのストーリーにお粥希望します。

2018/03/20 (Tue) 13:21 | 723621mam #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんにちは(・∀・)
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました♬
さぞかし美しいキスシーンだと妄想いたします♡
もちろんエロいよ~っ
そりゃエロいって~!!
受け受しいユノの唇が誘うのデス
ちょっと半開きで♡
ロックオーーーン!!
ホミンなのに唇はミンホ的…
罪な唇やでまったく!!←イコール激萌える
二人のキスシーンだけで何時間トーク出来るだろう(笑)
あぁ…楽しい♬
723621mamさん
コメント下さり有難うございました!!

2018/03/20 (Tue) 15:05 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
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2018/03/21 (Wed) 10:11 | # | | 編集
と☆☆ゃみさんへ

と☆☆ゃみさん、こんばんは♬
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました(・∀・)
お久し振りです~
お久し振りにしかお会いできないこの超スロー更新ですみませーん(>_<)
だって…気付いたらこんな日数が…( ノД`)シクシク…
3月は「去る」やししゃーないで←開き直ってみる
え?
もっと前から更新滞っているじゃないって?

返す言葉もございませーん💦←撃沈(笑)
さてさて(汗)
予想できちゃうstoryになりつつあるPlatonic Loveではございますが(>_<)
引き続き温かいご支援ご鞭撻のほど…
よろしくお願いいたします!!←政治家か!!
本日はボケ突っ込みコメ返にしてみました(笑)
と☆☆ゃみさん
コメント下さり有難うございました♡

2018/03/21 (Wed) 20:30 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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