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Platonic Love~26.

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26.









«夢を掴むためにはホスト»
チャンミンがホストを始めた理由
普段の仕事を済ませてからホストなんて無理しているのは目に見えている
ろくに睡眠も取らないでアルコールばかり身体に入れて···
夢を掴む前に身体が潰れてしまいかねない
「チャンミン···」
俺の声にチャンミンは反応し俺を見た
「家には帰ってるのか?」
チャンミンは俺を見つめ黙ったまま微笑むだけ
目が笑ってなくて怖いんだけど···
「お前···何かあったんだな」
俺がそう言うとチャンミンは軽く息を吐きながら両手を突き上げ伸びをした
「言わないって言ったじゃん」
そう言いながらワインを注ぐ
「チャンミン···もうやめとけ」
並々に注いだワイングラスを俺はチャンミンから取り上げた
「ホストクラブで散々飲んできただろ」
「まだ飲めるし飲みたいんだって」
「ダメだチャンミン」
見つめ合ったまま時間が過ぎていく
軽く溜め息をついたチャンミン
「一気に飲んでくれたら教えてあげる」
俺は並々に注がれたワイングラスに視線を移す
こんな量を一気に飲んだことない
どうせ飲めないとタカをくくってるチャンミンの表情にカチンときた俺は一気に飲み干した
「へぇ~···飲めるんじゃん」
そう言って空になったグラスに再びワインを注ぐと俺にグラスを持たせる
「は?」
「1杯なんて言ってなかったよ?」
クスクス笑いながらチャンミンは俺の様子を見ている
「このグラス···どうする?
僕が飲んでも良いけど僕が飲むなら交渉決裂···僕は言わないから」
俺はチャンミンを視線から外すことなく再びワインを飲み干した
「ユノってホントは飲める口だったんだね
ねぇ···またユノだけでホストクラブに飲みに来てよ」
チャンミンが俺の耳元に唇を寄せ耳朶を甘噛みしながら
「サービスするから···」
そう言って俺と視線を絡ませた
チャンミンはホストで培ったノウハウを俺にも使っている
「お前···客にこんな感じで飲ませてるんだろ」
「ユノ···気づくの遅いよ」
そう言ってチャンミンは笑った
「耳元で囁いたりはするけど甘噛みはしないよ

そう言って俺を見つめている
アルコールが回り始め心臓がバクバクと鼓動を立て始めた
「もう飲めないでしょ···顔真っ赤だし目が半分寝ちゃってるよ」
そう言ってワインボトルに残ってたワインをチャンミンはそのままラッパ飲みした
「はい···最後は僕が飲んだから僕の勝ち」
「勝手に飲むなよ」
「なんだ···飲むんだったの?···ワインセラーにまだあったよね」
そう言ってソファから立ち上がったチャンミンはキッチンへ向かった
「今度は白にしよっか···あ···このドイツワイン美味しいよね···これさ」
チャンミンがなんか話してる···もう内容は頭に入ってこない
俺の記憶はそこで切れた

「んんっ···痛てぇ···」
ガンガンする頭に手をやりながらベッドから起き上がった俺
あれ···俺どうやってベッドまで来たんだろ
服もルームウェアに着替えてる
チャンミンか···
俺はふらつきながらリビングへと向かいドアを開けた
「え···」
昨日まで散らかってたリビングが綺麗に片付けられていて目を疑う
そして何か料理した美味しい香りが漂っていた
あんなに飲んでたのにあれから一人で片付けて料理までしたのか?
「チャンミン?」
俺はチャンミンがキッチンにいると思って名前を呼びながらキッチンへ向かう
え?···いない
テーブルにはお粥が置いてありその隣には小さなメモ用紙
«おはよう···お腹空いたら食べて»
って事は帰った?
帰ると思ってなかったから驚いた
まだ少し温かいお粥をレンジで温め直してテーブルに置くとゆっくり口に運んだ
「美味い···」
優しく出汁のきいたお粥が五臓六腑に染み渡るのを感じる
ガチャっとリビングの扉が開く音に俺は扉を見つめた
なんだ···居るんじゃん
そう思ってリビングに入ってくる姿を見つめた
「おはよう」
リビングに姿を見せたのはチャンミンではなく俺のパートナーだった
「予想外って顔してる」
そう言いながら向かいの席に座った
「珍しいね···ここに来るなんて」
意外な人物に驚きながら声を掛ける
「ユノくんのサインが必要な書類があって来たんだけど···」
リビングを見渡し俺と視線を合わせる
「こんな綺麗なリビング初めてで驚いたわ」
そう言って笑った
「俺も···」
そう呟いた俺
「ユノくんのお友達が片付けてたわ···お料理も上手ね」
俺は彼女の言葉に固まる
「チャンミンに会ったのか?」
「チャンミンって言うんだ···会ったわよ···お粥までご馳走になったし」
驚いた···チャンミンは彼女と会ってた
「色々と聞かれたわ···何も隠すことないし説明はしたけど」
「そっか···」
俺はそう返事して食事を続ける
「お粥美味しいよね···料理出来るなんてユノくんと正反対」
そう言って笑う
それから暫くは会話もなく俺が動かすレンゲのカチャカチャって音だけが部屋に響いていた
向かいの椅子に座った彼女からの視線を感じて顔を上げて首を傾げる
「ユノくん···あの子」
俺を見つめる彼女に俺が笑顔を作ると話すのをやめた
「ゴメンね」
ポツリと呟く彼女
「なんで謝ってんの」
俺の言葉にぎこちなく微笑んだ彼女
「あの子に言われたわ···ユノくんは律儀だねって」
そう話す彼女と視線が合って俺はフッと微笑んで軽く顔を左右に振る
「俺が決めた道だからね···気にしなくていいよ」
「そんなユノくんも好きだけど···自分と一緒にいてるユノくんがいいなって笑ってた」
そう言って俺を見つめる
「同性に好きになって貰えるのは嬉しいよ」
「そうね···」
彼女はそう言うとやんわりと微笑みながら軽く頷く
「彼···可愛いわね…感情をストレートにぶつけてくるし清々しく感じたわ」
「へぇ···」
俺はひと口お粥を口に運ぶ
「ユノくんを自由にしてあげたら?って言われちゃってさ…私は何も答えられなかった」
「アイツはよくわかってないから」
「彼の事···」
彼女は俺をジッと見つめ俺の様子を見ている
「そうだな···嫌いじゃないよ」
俺の言葉に彼女は微笑む
「珍しく素直じゃない」
そう言う彼女に俺は笑った
「ユノくん···好きにしていいのよ」
「しつこい」
俺がそう言うと彼女は一瞬目を見開き悲しげに微笑んだ
「そっくりね」
「···」
「会いたくなるな…だからここにはなかなか来れない」
視線を宙に彷徨わせながら呟いた彼女はカバンから書類を出して俺に見せた
「成功したわ」
そう言う彼女に視線をやると彼女は目に涙を浮かばせてニコリと微笑んだ
「だから···もう良いのよ」
そう言った彼女の瞳から涙が零れ落ちた







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2018/03/09 (Fri) 08:48 | # | | 編集
と☆☆ゃみさんへ

と☆☆ゃみさん、こんばんは(^ω^)
PLANET~TVXQへようこそお越しくださいました(*´∀`)♪
閑古鳥ガーガー鳴いてる我がお部屋のお話を今か今かと待ち侘びて下さり本当にありがとうございます(TдT)
そうです~
チャミはユノのパートナーと会っちゃいました
そこで何か感じたかもですよね
お粥食べさせてるし修羅場ではなかったようです(笑)
大人な対応したのかしらん?
ユノとチャミ
せっかく会ったのに一緒に居る時間少な!!
次回はもう少し一緒に···♡
と☆☆ゃみさん
コメント下さりありがとうございました✨

2018/03/11 (Sun) 23:23 | あっこ・x・ #cM0BZOPY | URL | 編集
No title

んー、コメントおさぼりmamです。
チャンミンも謎だけどまさかのユノも謎謎。
むむむ。。。

さて、今日からビギイベですね。
私は週末に参戦ですが、今朝から異様に盛り上がってます。
あっこ・x・ちゃんは二人に会えますか?

あ!
いまチャンミンが投稿したって!

2018/03/13 (Tue) 10:13 | 723621mam #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、おはようございます(●´ω`●)
PLANET~TVXQへようこそお越しくださいました♪
またまたパタリと更新出来ずのあっこです(汗)
一日があっちゅーまに終わっていく~···
(´°ω°)チーン···
えっと···💦
お話が謎ちっくになってしまった😅
もうすぐあの探偵さんの映画が始まるし?
なんなら名探偵なんちゃら君のお力添えを頂こうかな(笑)

mamさん二人に会えるんですね(^ω^)
あっこも会えます♡
ドームに比べたらちっちゃいキャパやしと2人の絡みをガン見してきまーす!!
723621mamさん
コメント下さりありがとうございました✨

2018/03/14 (Wed) 08:53 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
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2018/03/19 (Mon) 03:11 | # | | 編集
☆い☆ょうさんへ

☆い☆ょうさん、こんにちは♬
PLANET~TVXQへようこそお越し下さいました(^▽^)/
☆い☆ょうさん…そうそう…それそれ♡
結局ピュアなんすよねぇ~
ユノもピュアっちゃピュアやねんけど~大人な感覚のピュア←分かりづらい(笑)
チャミのピュア度は透明感めっちゃある穢れなきピュアをイメージしてます
それぞれに何かを抱えて生きてきて…ターニングポイントが訪れ始めたのかな…
«一歩踏み出す勇気を»
ユノの耳元で囁きたい♡
☆い☆ょうさん
コメント下さり有難うございました(≧▽≦)

2018/03/20 (Tue) 14:54 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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