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Platonic Love~23.

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23.







ファミレスに入るとライブ帰りの人で溢れていた
「ちょっと待ちますけど大丈夫です?」
「大丈夫だよ」
キュヒョンは俺をガン見
「な···なに?」
「ユノさんって既婚者ですよね」
「そうだけど···」
「チャンミンと全然違うから···まぁ···これが普通なんだけど」
「え?」
キュヒョンは茶目っ気ある表情で笑っている
«お名前をお書き頂きお掛けになってお待ちください»
店員に促されキュヒョンが名前を書いた
書き終わるのを待ち近くの椅子に座る
「俺の返事おかしかったか?」
「え?···おかしくないです···帰る時間が何時になったって普通は良いですもんね」
「普通かどうかは分かんないよ···それぞれだし」
「そうですけど···俺は縛られんの無理だから」
キュヒョンは俺と目を合わせて笑う
「大多数の奥さんって旦那の帰る時間が少し遅くなるぐらい気にしないですよね···
だけどチャンミンは会うと時計気にしてる事が多くて···
それって早く帰らなきゃって意識があるからでしょ?」
そう言って俺を見るキュヒョン
「それはチャンミンが奥さんを大切に想ってるからじゃないの?」
チャンミンの気持ちを知っていてこんな事言ってる自分
罪悪感あるけど一般的な解釈だしそう言わざるを得ない
「そうも取れるのか」
「そうだよ」
俺は微笑みながらキュヒョンを見つめた
「でもなぁ···」
キュヒョンは腕組みをして腑に落ちないって表情して唸ってる
「なぁ···お前ってチャンミンの奥さん知ってんの?」
キュヒョンは顔を左右に振っている
「知ってるってレベルでは知らないです···一度だけチラッと見た程度···」
そこで言葉を切りキュヒョンは俺を見つめる
「一度見ただけだけど«私のチャンミン»って感じが凄かった」
何故か身を潜めヒソヒソと話す
「それだけチャンミンが好きなんだよ···新婚だろ?」
「そうなんでしょうけど変な好きって感じ···わかります?···怖い感じの好き」
キュヒョンがしかめっ面な表情で俺を見る
「束縛系ってことだろ?」
「そう···きっと強烈っすよ」
自身の身体を抱き締め震えている
「俺は無理···チャンミンてあんなのがタイプだったってのが意外で」
キュヒョンを見て俺は笑う
「でもさ···違うかも知れないじゃん」
「いや···第一印象って大抵当たってますって!!」
熱く語るキュヒョン
「じゃあ聞くけど···俺の第一印象は当たってたか?」
固まるキュヒョンに助け船
«お二人様どうぞ»
店員に声を掛けられ話は一旦ブレイク
「ナイスタイミング」
キュヒョンは店員に笑顔で声をかけ立ち上がった
店員に連れられてテーブルへと歩いて行く
«こちらどうぞ»
指さされた席に向かい合わせで座った
「取り敢えず注文しましょう」
メニューを開いて品定めを始める
「何食べます?」
「ん~···パスタにする」
「パスタ?···俺は肉食います」
メニューが決まって店員を呼び注文を済ませるとキュヒョンは話を再開させた
「ユノさんは第一印象と違いました」
「だろ?」
俺はドヤ顔しながらキュヒョンを見つめた
「なんでそんなドヤ顔」
笑いながらキュヒョンが言う
「ほぼほぼ第一印象と違うって言われるからさ」
「なんだ···俺はハメられたわけね」
「お前が自らハマったんだよ」
「クソ~」
キュヒョンは頭を抱える仕草を見せながら笑った
「チャンミン···元気?」
気になって聞いてみる
「チャンミン?···痩せてた」
胸に痛みが走る
「実は昨日チケット引き取りに行ったんですけどね
チャンミンて綺麗な肌じゃないですか」
「そうだったな」
「そのチャンミンの肌が荒れててちょっと驚いた
仕事が忙しいのかな···睡眠取れてないからだと思うけど目の下のクマが半端無かった」
「そっか···」
「昨日も夜遅かったけどチャンミンの仕事場近くで会ったし···もしかして」
キュヒョンは一旦言葉を切って身を乗り出す
「帰りたくなくないのかも」
キュヒョンは意味深な表情をしながら俺を見つめる
「嫌気さしたんじゃないですかね」
実際チャンミンは好きで結婚したんじゃない
だけど離婚は簡単に出来ないだろう
「仕事が忙しいんだよ···クマ作ってんだろ?」
「すげークマ」
「楽しみにしてたライブも無理なんだ···仕事だな」
«お待たせ致しました»
キリの良い所でメニューが運ばれて来た
「腹減ったし食べよう」
キュヒョンに声をかけパスタを口に運ぶ
キュヒョンも黙々と食べ始めた
チャンミンの現状を聞いて複雑な気持ちになった
愚痴を言える相手は居るんだろうか
抱え込んでいやしないだろうか
心身ともに癒される場所はあるんだろうか
俺はお前を守ってやりたいと思ったんじゃないのか
「···ノさん?」
「···」
「ユノさん!!」
「あ···悪い」
キュヒョンが俺をガン見していた
「何考えてたんですか」
「悪かったって」
「食べたらちょっと行きたいとこ出来たんですけど付き合って貰えます?」
俺は時計を見て時間を確認
「奥さんに怒られます?」
「え?···そうじゃなくて帰りはタクシーかなって」
「じゃあ決まり···早く食べちゃいましょ」
そう言ってガツガツ食い始めるキュヒョンが可笑しくて声を上げて笑った
「なんですか···笑ってないで食べて下さいよ」
「はいはい」
俺も負けじとガツガツ食ってキュヒョンを見てドヤってみる
「ユノさん···口ちっちゃ」
頬がパンパンな俺
俺は口の中が一杯で何も話せない
お互いガツガツ食べてはドヤ顔し笑って食べた
「なんか···ハイペースで食べたから食った気しない」
俺はキュヒョンの隣を歩きながらポツリと呟く
「急かしちゃってすみませんでした」
キュヒョンはそう言いながらタクシーを拾った
「乗ってください」
「OK」
「ここ行ってください」
キュヒョンが俺の隣に座ると運転手にメモ用紙を渡した
«かしこまりました»
タクシーがゆっくり走り出す
しばらく走って行くと街並みは繁華街へと変わって行った
«お客さん···着きましたよ»
「あ···はい···有難うございました」
キュヒョンが代金を支払い二人でタクシーを降りた
「ここ?」
「そのようです···こっちかな···」
キュヒョンも知らない場所に態々なんで?
しかもここ···
「また来て」
見覚えあるシルエットが女性と階段から降りてきて俺は驚きの余り凝視した
「ねぇ···歩けない···一緒に帰ろうよ」
女性の腕が回る
「ごめんね···仕事があるから」
優しく女性の腕を解き停まってるタクシーに女性を乗せると走りゆくタクシーに手を振っている
タクシーが見えなくなって振り向いたお前と視線が合った
「いらっしゃい」
そう言って微笑む
お前···なにやってんの
俺の言葉は声にならない








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コメント

No title

え?え?
シルエットでわかる人ってことは、、、

ヤダもう気になるーー!

2018/01/23 (Tue) 19:58 | 723621mam #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんばんは(^ω^)
PLANET~TVXQへようこそお越し下さいました♪
気になるー!!って···
知ってるんちゃうん?(笑)
え···そうでもない?
バレバレ臭めっちゃしますがシレッと次進めて参ります(笑)
723621mamさん
コメント下さり有難うございました!!

2018/01/23 (Tue) 23:50 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
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2018/01/24 (Wed) 14:02 | # | | 編集
☆い☆ょうさんへ

☆い☆ょうさん、こんばんは(^ω^)
PLANET~TVXQへようこそお越し下さいました♪
はい~💦
そうなんですよー💦💦
そんなイメージ広がっちゃいました(^ω^;);););)
次回やっとこさユノとチャンミンがしっかり登場するシーンになりそうです
☆い☆ょうさん
コメント下さり有難うございました!!

2018/01/25 (Thu) 01:15 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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