FC2ブログ

Platonic Love~22.

g-u-yoruhoshitop2012-4a_convert_20180119011017.jpg
22.







お前が行くはずだったチケットで俺は彼らのライブを観ることとなった
«楽しみにしていたのに···»
仕事にのめり込んでエントリーすら忘れていた俺とは比べものにならないくらい楽しみにしていたはず
そのライブに行けなくなったって···
余程の理由なんだろう
譲り先が俺ってキュヒョンから聞いたかな
きっと良い気分じゃなかっただろうな
「はぁ···」
自然と溜め息が漏れる
良い思い出を作ってやれなかった
あの日のチャンミンの表情···忘れられない
叶わないんだと悟り落胆の表情を滲ませていた
そんな想いを纏ったまま一人帰ってしまった
いや···帰してしまった
追わなかったのは俺
「俺は間違っているのか···」
あれから考えたりしたけど
既婚者である事やチャンミンの結婚までのプロセスを考えるとチャンミンの想いに応える事は出来なかった
チャンミンにとって俺は出逢わなければ良かった人物
これが俺の結論だ
不意にジャケットのポケットが小さく震えた
俺はポケットから携帯を取り出し画面を確認する
«グッズ売り場でウロウロしときますね»
キュヒョンから連絡がきた
アイツ···グッズとか買うタイプなのかな
«ユノさん!!···限定グッズ要ります?»
さっきのLINEから数分後にまたLINEが届く
«俺···グッズとか買わないから要らないかな»
«え!!···マジで?···限定買わないなんて有り得ないんすけど!!
記念に買っておきますから»
要らないって言っても買うんじゃん
可笑しくなってクスクス笑ってると周囲から視線を感じた
あ···
まだ車中だった
何となく咳払いしながら方向を変えてキュヒョンに連絡する
«お前に任せるよ»
電車が徐々にスピードを緩め始め最寄り駅が近付いて来たのを感じる
ドアが開き俺は人波にもまれながら下車した
周りは圧倒的に女性が多いが男性もチラホラ歩いている
男性のファンは珍しいのもあってジッと見られる事が多い
俺は気にせず会場へと黙々と歩いて行った
会場に近付くにつれ既にライブモードな景色にテンションが上がる
キュヒョンとは会場外にあるグッズ売り場で合流予定だけど···
グッズ売り場は人でごった返していた
俺はしばらくの間キュヒョンを捜したけど何処にいるのかサッパリわからない

ドンッ!!

電話しようとしたその時真横から体当たりされよろめきながら当たられた方を見た
「痛かった?」
ニコニコしながら俺の様子を見ている
「ビックリしたじゃん」
「はい···これ限定グッズ」
「あ···ありがとな」
俺はポケットにしまうとキョロキョロと周りを見てキュヒョンに言う
「お前どこにいた?···全然わかんなかったんだけど」
「あ~···ちょうどトイレ行ってて
ユノさんみんなより頭二つ三つ飛び抜けてるから直ぐわかりましたよ」
「そっか···俺の身長も時には役に立つもんだな」
「得しかないでしょう!!」
キュヒョンが絶叫する
「何でだよ···俺の後ろの人なんて可哀想だぜ?」
「ユノさんの背中見つめられて本望だと思いますけど?」
「はぁ?···俺の背中が目的じゃないのに鬱陶しいだけだって」
「じゃあ今日のライブで検証しましょう」
キュヒョンはそう言って俺にチケットを差し出した
「あ···サンキュ」
チケットには«シム・チャンミン»と名前が書いてある
俺はチケットを見つめながらそっと名前を指でなぞった
「ユノさん···ライブ終わってから時間あります?」
「ん?···帰るだけだし時間あるよ」
キュヒョンは笑顔で話を続ける
「良かった···終わったらご飯行きません?」
「OK···いいよ」
「じゃあ終わったらユノさんのゲート前に来るんでそこで集合ってことで」
「了解」
「ライブ楽しみましょうね」
「おぅ」
そう言って俺はキュヒョンと別れ自分のゲートに向かって歩き始めた
「すみません···」
既に座っている人に声を掛けながら自分の席へ向かう
座ってゆっくり見渡してみた
結構前の方で良く見えそう
両隣り若い女の子でちょっと居づらい感じではあるけどライブが始まったら気にならなくなるだろう
しかし···おひとり様感半端ないな
しばらくすると会場が暗くなり黄色い声援で埋め尽くされた
一斉に立ち上がりペンライトが振られ会場が真っ赤に染まる
二人の登場にボルテージが一気に上がった
初めて見る生の二人
迫力あるパフォーマンスに感動する俺
曲が終わる度に俺は二人の名前を叫んだ
「カッコよすぎ!!」
「ヤバい···ヤバいって!!」
隣の子たちが興奮気味にその言葉を繰り返し叫んでいる
同性の俺でもカッコいいって思うんだ
女性はもっと気持ちは強いよな
ステージはスタンドの俺たちも楽しめるように色んな工夫が施されている
その1つがスタンド近くを通るトロッコだ
みんな必死に名前を叫び至近距離で目を合わせようとアピールする
俺もペンライトを振って名前を叫んだ
「キャっ!!···止まったー!!」
隣の子が絶叫気味に叫びながらピョンピョン飛んでいる
なんと俺たちの目の前にトロッコが止まった
目の前で歌い踊る彼に向かって俺は大きな声で名前を叫んだ
え···
目が合った
みんながみんなそう言うのとはちょっと違う
彼は俺を指差し微笑んだんだから
日頃から同性のファンが増えてきた事を喜んでいた
俺が視界に入って同性な俺がおひとり様参戦してるのに気づいてくれたのかな
めちゃくちゃ嬉しかった
アリーナじゃないし銀テープはゲット出来なかったけど思い出深いライブとなった
3時間半のライブだったけどあっという間に終わってしまった感じ
みんなが何度も観に行きたくなる気持ちがよく分かった
また観たいな···
«ゲート出たとこで待ってますよ~»
キュヒョンからLINEが入る
«ゲートに向かって歩いてる···もうすぐ出れる»
入場規制がかかり会場を出るのが遅くなってしまった
ゲートから出るとキュヒョンが手を振っている
「どうでした?」
「楽しかったよ」
俺はキュヒョンに向かって親指を立てて微笑んだ
「腹減りすぎて気持ち悪いぐらいですよ」
「分かる···俺も腹減った」
「じゃあ早速食べに行きましょう!!」
キュヒョンが«こっち»と指差し歩き始めた
俺も続いて歩く
「こんな時間だしファミレスで良いですか?」
キュヒョンが腕時計を見ながら話している
「どこでもイイよ」
「じゃあそこのファミレス入りますね」
「OK」
俺とキュヒョン···男二人でファミレスへと入って行った







にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村


関連記事
スポンサーサイト
Platonic Love~23. | Home | Platonic Love~21.

コメント

No title

wowowでオーラス観戦予定のmamです。
ビギイベは2次で起死回生を狙っております。
私も「ユノさん」のように指さされたいよーーー!

えっと、ギュギュギュは、ギュが来てたよの報告でした。
スタンド最前列でノリノリでペンラ振ってたので。


京セラも誰かくるかな〜♡

2018/01/19 (Fri) 02:23 | 723621mam #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんばんは(^ω^)
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました!!
「ギュギュギュ」はキュヒョンやったんすね(笑)
あぁ~···スッキリした!!(笑)
ノリノリやったんすか~♪
チャミもさぞ喜んだことだろう···
旦那は嫉妬したと思うけど(笑)←それも萌え♡
mamさん、有難うございました☆

あっこも指さされたいー!!
願望ガン積みさせて頂きました(笑)
ファイナルは愛をたんまり叫んで参ります♡
(かなりボリューミーに叫ぶタイプ)
ビギイベ···今回のお話のユノさんと同じくおひとり様参戦ナリ
二次···当選されるよう願っております!!
mamさん
コメント下さりありがとうございました!!

2018/01/19 (Fri) 22:45 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2018/01/19 (Fri) 22:49 | # | | 編集
☆い☆ょうさんへ

☆い☆ょうさん、こんばんは!!
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいましたm(_ _)m
がむしゃらに仕事していたユノさんが再びチャンミンに想いを馳せる機会となった今回のライブ
キュヒョンとの再会で歯車が動き出すって感じでしょうか(^ω^)
良い仕事しろよキュヒョナ~♪
今週は寒さマシでしたが来週はまた寒波襲来とか···💦
☆い☆ょうさん有難うございますm(_ _)m
☆い☆ょうさんもお身体ご自愛くださいませ♡
コメント下さりありがとうございました!!

2018/01/20 (Sat) 00:24 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する