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Platonic Love~21.

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21.







「キュヒョンです…覚えてます?」
そう言うキュヒョンに俺は頷く
「もちろん覚えてるよ…オフ会以来だよな」
「ですね」
こんな所で会うなんて思ってもみなかった
「久しぶりに会ったと思ったら…ユノさん風邪引いてんの?」
ヤダヤダって顔して口を押さえながらキュヒョンは話す
あからさまな態度に俺は笑う
「うん…久々引いちゃってさ
熱もあるし同僚や職場の連中から医者行って来いって言われたから来たんだよ」
「なるほど…熱は辛いっすね」
「まぁな…」
俺は苦笑いしながら待合室のソファに座ってキュヒョンを見つめる
「お前も診察?…じゃなさそうだな」
「俺は元気に仕事中です」
満面の笑みでキュヒョンは話す
「こう見えて製薬会社に勤務してんすよ···で薬を届けに来たわけです」
「そうなんだ···昔からかかりつけはここだけど会ったこと無かったよな」
俺は過去にキュヒョンを見かけた事があるか思い出しながら話す
「つい最近配属が変わってこの近辺回ることになったんで俺とは今日が初対面だと思いますよ」
「なるほどな···記憶にないもん」
俺は笑いながらキュヒョンを見つめた
«チョンさん···診察室どうぞ»
部屋から看護師が俺を呼ぶ
「会えて嬉しかったよ···みんなにヨロシクな」
俺はそう言うと診察室へと向かった
診察の結果扁桃腺が腫れていてそれで熱も出ているそうだ
数日間分の薬を処方して貰い様子を見る事になった
会計を済ませ処方箋を貰いに薬局へ向かうとまたキュヒョンと会った
「あれ···また会ったな」
「待ってたんですよ」
そう言って隣の席を軽くトントンとして俺に座るよう促す
「熱ある俺とは離れた方が良いんじゃないのか?」
キュヒョンを見つめながらそう話すと
「伝染るリスクあるからちょっと迷ったんだけど久しぶりに会ったからちょっと話したくて」
そう言って笑ってる
話しながらマスクを着用し始めたキュヒョンに俺は可笑しくなって笑った
「やっぱ俺の傍に居ない方が良いんじゃない?」
「短時間だから大丈夫···くしゃみはしないで下さいね」
「しないって約束出来るわけないじゃん···くしゃみって止められるのか?」
「···無理ですねぇ」
「だろ?」
俺は笑いながらキュヒョンに言う
「あ···お前時間大丈夫なのか?」
「大丈夫です···大丈夫だからそこのカフェ行きません?」
薬局の向かいにあるカフェを指差してキュヒョンは俺を見る
「そうだなぁ···」
腕時計を見る俺の様子を見ていたキュヒョンが俺の身体を揺らした
「少しぐらい良いじゃないですか~」
「ん~···そうだな」
「じゃあ決まり」
そう言ってキュヒョンは微笑んでいる
呆気に取られてキュヒョンを見つめてる俺に
「あ···番号呼ばれてますよ」
俺が持ってた番号の用紙を見ながらキュヒョンは指差した
「ん?···あぁ」
俺が会計を済ませ処方箋を受け取ると
「じゃあ行きましょうか」
キュヒョンが立ち上がり俺と視線を合わせた
俺は軽く頷き薬局を二人で出ていく
なんか信じられないけど俺はキュヒョンと一緒に歩いている
そしてカフェの扉を開け日当たりの良い席に座った
«ユノさん···いらっしゃい»
店員が俺に声を掛けながらグラスを置く
「え···ここよく来るんすか?」
「まぁな···会社すぐ近くだから」
上着を脱ぎメニューをキュヒョンに渡しながら俺は返事を返す
«メニューお決まりですか?»
店員が俺に聞いた
「俺はカフェオレ···キュヒョンどうする?」
「コーヒーで」
「じゃあカフェオレとコーヒーで」
店員に伝えるとメニューを復唱しながら店員は離れて行った
水を一口飲んだキュヒョンは前のめり気味になって話し始めた
「ほんとビックリしました」
「それは俺の台詞だって」
二人して笑う
「ユノさんの勤務地ってこんな中心部だったんですね~」
「お前だってそうじゃん」
俺はキュヒョンを見つめながらそう返す
「俺は数ヶ月前からですから···ユノさんはずっとでしょ?」
「ん~···まぁそうだけど···キュヒョンは前どこが管轄だった?」
キュヒョンは前の管轄を言って首を左右に振る
「全然都会じゃない」
「充分都会だろ」
「そうかも知れないけど···なんかこう···色が違うんすよ」
「色?」
キュヒョンは頷いている
「ここはスタイリッシュな感じ···前のエリアはゴチャゴチャした感じ」
「俺は好きだけどな」
「遊びに行くのは楽しいです···仕事となれば話は変わって来ますよ」
目を見開いて力説するキュヒョンに俺は可笑しくなって笑った
「そんな話は良いんですよユノさん」
「お前が話振って来たんじゃん」
「あ···そうでした?···すみません」
「あはは!!」
俺は仰け反りながら笑う
キュヒョンとの会話はなんかコントみたいで楽しい
«お待たせ致しました»
注文していたカフェオレとコーヒーが運ばれてきた
「ありがとう」
そう言って俺は店員に微笑む
«どうぞごゆっくり»
店員が去って行くと
「ユノさんいつもあんな感じ?」
「あんな感じって?」
「すげー店員を見つめて話すから」
「そうだけど···」
「みんな«あれ?自分のことタイプなのかな»って勘違いしそう」
「しないしない」
「ユノさんは罪なタイプですね」
「いや···店員男だけど」
「性別なんて関係ないですって」
キュヒョンの言葉に俺はチャンミンを思い出した
初めて二人で会った日···楽しかったな
お前もキュヒョンと同じ事言って機嫌悪くなってたっけ
色んな仕草のチャンミンが目に浮かんできてキュヒョンの話なんて聞いてなかった
「···ます?···ユノさん?」
「え?」
前を見ると若干キレ気味な表情のキュヒョンと視線が合った
「何考えてたんですかね···俺の話うわの空だったでしょ」
「悪い···なんの話だった?」
「ライブですよ」
「ライブ?」
キュヒョンは目を見開いて俺を凝視している
「話の始めから聞いてないし···」
「あはは···」
取り敢えず笑ってごまかす
「ユノさん···今回のライブはいつ行きます?」
「ライブ?」
あ···そういやメールが来てたな
「いつからエントリー?」
俺の質問に驚愕な表情のキュヒョン
「何言ってんの···とっくにエントリーなんて終わってるし当選発表もあったしな···」
「え!!」
思わず大きな声で言ってしまい周りからジロジロ見られる始末
しまった···俺としたことが!!
仕事に集中し過ぎてエントリーし忘れていた
「エントリーしてないの?」
呆然としている俺の顔を覗き込むキュヒョン
俺は黙って頷いた
「抜けてますね···ユノさん」
返す言葉もない
ガックリ項垂れる俺にキュヒョンはこう話を持ちかけた
「ライブは一人でも観れるタイプ?」
俺は静かに項垂れていた顔を持ち上げキュヒョンを見つめゆっくり頷いた
「実は行けなくなった奴がいて一枚余ってるんで譲り先を探してたんです」
キュヒョンは俺を見つめながら話す
「ユノさん···今月末の土曜日ですけど行けます?」
「ちょっと待って···予定見るから」
俺は手帳を取り出し予定を見てみる
「見てみろキュヒョン···俺はその日のライブをもう取った気でいてた」
«ライブ»と書かれた手帳をキュヒョンに見せる
「エントリーもしないで観れるわけないでしょ」
俺を呆れ顔で見るキュヒョン
「おひとり様参戦します?」
俺は大きく頷いた
「キュヒョン···チケット受け渡しはどうする?」
「実はね···そのチケットはチャンミンのなんですよ」
「チャンミン···」
「覚えてませんか?···可愛い系男子がいたでしょ?」
「覚えてるよ」
覚えてるも何も···
俺はチャンミンの魅力にどハマりした男だよ
「チャンミンが行くはずだったチケットなんだけど行けなくなったらしくて
このライブめちゃくちゃ楽しみにしてたのに···」
「チケットはチャンミンが持ってるのか?」
「はい···で~譲り先が決まったら俺が取りに行く予定です」
俺とチャンミンの間に溝が出来ている事はこれでハッキリとした
«一緒にライブ観よう···遠出なら泊まりで行こう»
俺はチャンミンにそう言った記憶がある
今回俺から誘う事もしなかったしチャンミンが誘って来ることも無かった
こんな俺を誘う気にもなれなかったと思うよ
「せっかく当選したのに行けなくなったのは残念だな」
「ですよね···まぁ···仕方ないです
チャンミンからチケット貰って来るんで当日は俺と待ち合わせで良いですか?」
「大丈夫···あ···チケット代払っとくよ」
俺はキュヒョンからチケット代を聞くと財布からチケット代を取り出しキュヒョンに手渡す
「お前使い込むなよ」
「独身貴族で困窮してないから大丈夫」
そう言って財布に閉まった
「あ···俺そろそろ戻るよ」
俺は時計を見て上着を着始める
「体調悪いのに付き合って貰っちゃってすみませんでした」
キュヒョンも席を立つ
「いや···会えてチケットGET出来たし良かった」
「じゃあ月末楽しみましょうね
あ···ユノさんの連絡先教えて貰っといて良いですか?」
「あぁ···そうだな」
俺は連絡先をメモ書きして手渡す
「ありがとうございます」
「じゃあ今度は会場で」
俺とキュヒョンはカフェを出るとその場で別れた








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コメント

No title

おはよ。
すっごい気になる。
チャンミンに何がおきてるのぅ???

2018/01/10 (Wed) 08:32 | 723621mam #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんばんは☆
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました♬
気にさせちゃいました~
723621mamさん…今晩眠れますか?
え?
そこまで気になってないから眠れるって?
てか…既に寝てます?(笑)
次回の更新まで数日かかりますので先にお伝えしておきますね♪
え?
それも嫌?
では数日お待ちをm(__)m
(笑)
723621mamさん
コメント下さり有り難うございました!!

2018/01/11 (Thu) 00:01 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
No title

あっこさんに報告。
昨日の名古屋最終日に、ギュギュギュ!
ノリノリでした。

2018/01/15 (Mon) 20:22 | 723621mam #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんばんは(^^)/
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいましたm(__)m
ギュギュギュ?
キュヒョン来たんすか?
それか…ギュギュギュっと抱き合ったとか⁉
うえーん。・゚・(ノД`)・゚・。
「ギュ」なだけにあっこ迷走中やで~!!(笑)
あっこ迷走中やけどもmamさん始め会場盛り上がったんでしょうね!!
それはめっちゃ伝わってきました(笑)
今日から何も手につかない日々を過ごされていることでしょう…
二人が恋しくてたまらんのとちゃいますか?
さぁ
そんな時は色んなホミン小説読んで満たされましょう♡
723621mamさん
コメント下さり有り難うございました♬

2018/01/16 (Tue) 00:20 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
ギュギュギュ!っとね!(笑)

久々に だーーーーーっと読み返して来てーー
どこへ着地するのか気になりました。
どこへ?どんな風に?

そして それはいつだーー!!!(笑)

ユノよ!しっかりしろ!!(笑)

2018/01/17 (Wed) 15:39 | まろり~な #la5PUrQg | URL | 編集
姉さまへ

姉さま、こんにちは(・∀・)
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいましたm(__)m
ギュギュギュ…
未だにあっこはキュヒョンの「ギュ」なのか抱き合ってる「ギュ」なのか解らずじまいです(T_T)
何処へ着地するかですか?
まぁ~…あっこですから?(笑)
悪いようには致しません(笑)
いつかですか?
それはあっこにも分かりません(-_-;)
ケセラセラなあっこの感情の赴くままに~♬
ってとこでしょうか(笑)
書きたいシーンが浮かんで久々Platonic love進めてきましたがまだ書けてないと言う…(汗)
「早よ書かな忘れてまうー!!」
って一応焦ってはいるあっこです(;´・ω・)
最強様のお話を放ったらかしてる状態なんで出来るだけ早く進めて参ります!!
姉さま、
コメント下さり有難うございました♬

2018/01/18 (Thu) 14:39 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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