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僕のヒョンは最強様~Y-side 出会い編・4~

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~Y-side 出会い編・4~






お前と見つめ合って分かった事がある
お前も俺と同じだと言う事…
そんな長く見つめ合ったわけじゃない
だけど俺には感じた
俺がお前に惹かれているようにお前も俺に惹かれてること
目は口ほどに物を言うって言うだろ?
一度断られたぐらいで俺は挫けたりしない
お前の気持ちを感じた以上お前から気持ちを聞くまで諦めないよ
なぁチャンミン…俺のこと好きだろ?

あれから俺はチャンミンを追わず家に帰った
「今日は研究に集中出来ねぇ」
ペットボトルの蓋を開けながら呟きドカっとソファに座る
俺的には早く白黒つけたい…
って言うかチャンミンのあの態度
自分の気持ちに嘘をついてるのが俺にはもどかしい
男同士で恥ずかしい?
恥ずかしがることか?
世の中には同性同士の恋人なんてめちゃくちゃいるんだぜ?
俺は好きになった気持ちに蓋をして生きていくのは辛いし楽しくない
俺の腹は決まっている
チャンミン…
「お前も腹を決めろ」
声に出して言うとグビグビとジュースを流し込んだ
しかしあの警戒心強めな感じをどう解していこう
「う~ん…」
«困ります…すみません»
腕組みをしながら唸る俺の脳裏にさっきのシーンが浮かんだ
腕組みをしながら唸る俺
俺…断られたの初めてかも
「うわっ…マジかよ」
ゴロンとソファに寝転び天井を見つめる
俺から相手に告白って…幼稚園以来?
「どんだけ振り!!」
久しぶり過ぎてウケる…ウケて凹んだ
「はぁ…」
何度となく溜め息が漏れる
久しぶりに訪れたこの心を鷲掴みされた感覚
そうだな…
この感覚は大学に入学して研究室に初めて入った瞬間に似てる
設備の整ったこの素晴らしい研究室でこれから研究出来る
そう思った俺は身震いすら感じた
恋と同じ感覚で想ってしまってるのがイタい気もするがそこが一つの分岐点だったのか
恋愛への興味が薄れてしまったのかも知れない
俺は研究に没頭する学生生活を送っていたんだ
そんな日々の中で告白は何度も受けたけどその気になれず断るばかり
自分で言うのもナンだけど昔からよく告白されたタチでね
友達には«断るのも失礼だ»と言われ試しに付き合ったりもしたけど長くは続かなかった
そりゃそうだよな
俺から好きになった訳じゃないから積極的にデートに誘うとかが無かった
誘って来ない俺に愛想を尽かして大抵相手から別れ話を持ちかけられ終わる
別れた事を聞きつけてまた告白を受ける日が始まる
そして断るのも面倒になってたある日気づいた
彼女がいなくても俺には彼女がいるって噂を流して貰ったら良いんじゃん
噂を流して貰ってからはだいぶ落ち着いた
とにかく研究が楽しかった
そんな俺が一瞬にして男に一目惚れした
実際ここにはいないチャンミンを想う
お前が瞳を閉じ迫ってくる妄想すらしてしまう俺
奪いたいな…お前の唇
さっきのお前の目は怯えてはいなかった
どちらかというと…頬を赤らめた…かも
ポジティブシンキングし過ぎてる?
「チャンミン…」
どうしてくれる…頭の中はチャンミンでいっぱいだ
天井を見上げジッと見つめていたらテーブルに置いてあった携帯が振動して音が鳴った
誰からの着信かを確認して電話に出る
「なんですか先輩」
「ユノ…今どこ?」
何か先輩の声が浮かれてる
「家ですけど」
「家?…研究室には来ないのか?」
「今日はやめときます」
「研究の鬼なのになんか気味悪いな」
そう言って笑ってる
「俺…今チャンミンと一緒なんだよね~」
なるほど…だから浮かれた声なのか
「それは良かったですね」
ゆっくり身体を起こしながらそう返事した
良かったなんて全然思ってないけどね
「これから研究室にいるみんなでご飯食べに行くけどユノも来る?」
「もちろん」
俺はリュックを肩にかけて研究室へと向かった
ハァっ……ハァっ……
思いっきしチャリをぶっ飛ばしてきたからあっと言う間に大学に着いたけど汗だく
勢い良く研究室のドアを開けるとビックリした表情をした先輩と目が合った
「え!!…今話し終わったじゃん」
「ダッシュで来たから」
弾む息を深呼吸して落ち着かせメンバーを確認
居た…
俺と一瞬目が合ったが隣の女子から話しかけられ視線は女子に向けられた
ジッと相手の目を見つめ真剣に聞いている様子で真面目な性格が伺える
顔を赤らめ会話する女子に優しく微笑みながら頷いたチャンミン
会話が終わったのかこちらを向いた
「じゃあ行くか」
先輩の号令で研究室を出るとよく利用する食べ放題の店へと向かった
俺の隣には先輩や同期
チャンミンは新歓で話してたって同期なんだろう
二人並んで歩いてる
やたらと楽しそうにしてるチャンミンの同期に少々イラつく俺
おいおい…俺に喧嘩売ってんのか?
「ユノ?」
名前を呼ばれ我に返った
「お前…俺の話聞いてた?」
「悪い」
謝りながら同期の肩を組んで歩いた
店に着くと席は4回生の先輩が取り仕切って決め始め案の定先輩の隣にチャンミンを座らせた
当然のように同期もチャンミンの隣
俺はチャンミンが見える少し離れた向かい側に陣取った
「チョン先輩…隣良いですか?」
1回生の女子が俺に声を掛けてきた
「ん?…どうぞ」
俺の返事にキャーって声を上げて座った
「お前を狙っても無駄なのに…」
同期が俺の耳元で呟いて笑ってる
店員の説明が終わると同時に各自動き始めた
俺も皿を手に取り食べたい物を皿に盛り付けていく
ふと目に入ったてんこ盛りに盛られた皿に目が点になった
誰だこんなに食べるヤツ
視線を皿から人物へと移動させて目を見開いて固まった
相手も俺の視線に気付いて振り向く
「食べれる量を皿に盛るんだけど…」
「知ってます…」
顔を赤くしながら小さく呟いた
「お前…その量食べれる…のか?…で…お代わりとかもするんだよな?」
見た目とのギャップに驚きながら独り言のように話していたらいつの間にか俺の隣からいなくなってた
あ…カルボナーラ盛ってる
俺は唖然としながら席に戻るとさっき目にした盛りに盛られた皿を思い出して一人笑った
「ユノ?」
同期が不思議がって俺に声を掛けてきた
俺は笑いを止められない
「わ…何だあの皿」
席に戻ってきたチャンミンのお皿はさっき俺が見た時よりも盛られてて…
「あははは!!」
俺は腹を抱えて笑った






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コメント

No title

盛りに盛ったお皿を見て大笑いするユノを想像して笑う。(笑)

2017/12/10 (Sun) 14:14 | 723621mam #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんばんは('ω')ノ
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました‼
そうそう(笑)
仰け反って笑ってるユノを想像できますよね(笑)
一目惚れした挙句ギャップ萌えまでしていくユノです~♡

かれこれ出会い編も4話になりました(汗)
出会うまでに数話を費やすという…スーパー効率悪い感じに(汗)
ほいでこの牛歩並みな更新で(;´Д`A ```
「いつものパターンやないかあっこさん」
そんな声も聞こえて来るような来ないような…
耳栓しとこ(笑)
723621mamさん
コメント下さりありがとうございました(≧▽≦)

2017/12/10 (Sun) 20:06 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
管理人のみ閲覧できます

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2017/12/11 (Mon) 23:14 | # | | 編集
と☆☆ゃみさんへ

と☆☆ゃみさん、こんばんは(*'▽')
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました<(_ _)>
ひゃーっ(汗)
お久し振りですー!!(滝汗)
ほんまお待たせいたしました
リアルユノチャミを想像して頂けましたか?(笑)
次回から二人がしっかり絡めるシーンをお届けできるかと思います←おせーよ(゚Д゚)ノ
お待ちくださいませ♡
と☆☆ゃみさん
コメント下さりありがとうございました♬

2017/12/12 (Tue) 01:23 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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