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僕のヒョンは最強様~Y-side 出会い編・2~

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~Y-side 出会い編・2~






学年は上がり俺は3回生となった
久しぶりの大学
俺は冬に大流行する風邪を引いてしばらくの間大学を休んでいた
研究室へ向かいドアを開けるとシンと静まり返った部屋が俺を迎えてくれた
珍しく誰も研究室にいない
休み関係無く研究室には誰かしら居るんだけどな…
首を捻りながらもパソコンの電源を付け研究の準備を始める
しかし先輩もいないなんて珍しい…
もしかして俺と同じように風邪でも引いて寝込んでるのかもな
引き出しを開けると書類の上にポンと置かれた携帯が目に入った
あ…そうそう
携帯を研究室に置きっ放しで休んでしまってたんだ
当然のことながら充電は切れている
パソコンに繋いで充電を始めると携帯の電源もONにした
画面が明るくなったと同時に今までのメールやLINEやらが鳴り響く
LINEには突然音信不通になった俺を心配した友人たちからメッセージが届いていた
大学関係は教授から休みの連絡を聞いたんだろう
「お大事に」ってメッセージ
一先ず大学以外の友人にはLINEに事情を説明し元気である事を報告した
«良かったよ元気で…電話魔なお前の携帯の電波が繋がらないってビビったぜ»
«おっ…生きてた!!»
それぞれに反応が返ってくる
«ご心配おかけ致しました…チョン・ユンホは健在です»と返していたら着信音が鳴った
「あ…先輩?」
«お前いまどこ!!»
なんか声が荒々しい
寝込んではいなかったようだ
「え…研究室だけど」
一瞬息を呑んだのがわかる
«今日は新歓ってLINEしてただろ!!…今すぐ来い!!»
「携帯を研究室に忘れてたから知らなかったんですよ」
«今すぐ読め!!…そしてダッシュで来い!!お前はチャンミン待たしてんだぞ!!»
チャンミン…
そっか…入学して来たんだな
「先やってて下さい」
«とっくのとうから始めてるしな!»
だったら何でこんなキーキー言ってんだよ
「俺は病み上がりだし欠席で良いですよ…1回生に宜しく言っててよ」
«お前が今日から完全復活して大学来てるってタレコミがあったから急遽集まって貰ったんだ
今日じゃないとお前は研究の遅れ取り戻そうと泊まり込むだろ!!»
知ってんじゃん
「先輩…正解」
«お前が来たら新歓はお開きだ…顔だけでも出せ»
「顔だけね…じゃあ顔だけ出します」
先輩は納得したようで電話を切ってくれた
あぁ~…疲れた
先輩からのLINEを開いて読んでみる
なるほど…いつもの居酒屋ね
俺は一旦自宅に戻って玄関に置いてある車のキーを手に取ると居酒屋に向かった
店の扉を開けると顔馴染みの店員が目配せして部屋を教えてくれた
俺は軽く手を挙げて挨拶すると目配せした部屋へと歩いて行く
個室になってる扉をノックして開けると初めて見る子と目が合って軽く会釈した
ざわつく部屋
「すみません…遅くなりました」
「ユノ!!…一旦ここに座れ!!」
あぁ~…誰だよ先輩に飲ませたの
「お前が飲ませたの?」
同期に声をかけると首を振って先輩を指差す
「止めてくれよ」
同期にそう言うと笑ってごまかされた
「ユノ!!…取り敢えず飲め!!」
「すみません…車です」
「てめぇー!!…わざと車で来ただろー!!」
先輩はお酒に呑まれるタイプで呑まれると少々口調が荒っぽくなる
俺の身体は肩を掴まれグルングルン回される
もちろん飲まされると分かってたから車で来た俺
「約束通り顔出しに来たんだしそろそろお開きの時間なんでしょ?
俺…新入生に挨拶しますから」
俺は先輩の腕をやんわり解くと「すみません」とみんなに聞こえるように言った
「1回生の皆さん…ご入学おめでとうございます
新学期早々休んでた3回生のチョン・ユンホです」
そう言うと同期や先輩が笑いながら俺を見た
「携帯を研究室に置いたまま休んでしまってたので今日の新歓もさっき知ったばかりで…
そろそろお開きの時間と聞いています
皆さんとはゆっくりお話する事が出来ず残念ですがまた大学で会った時に声かけて下さい
今日はお疲れ様でした」
軽くお辞儀して終わると各々帰る支度を始めた
「あのっ…チョン先輩」
後ろから声をかけられ振り向くと
「これからよろしくお願いします!!」
1回生の女子がペコペコ頭を下げながら挨拶に来た
「よろしく」
そう返事をしただけで「キャー」って声を上げている
「ユノの人気はいつも通り健在だな」
同期が俺に声をかけてきた
「お前ほどじゃないよ」
そう返すと同期は怪訝そうな表情で俺をマジマジと見つめた
「どの口が言うか」
同期はそう言って笑っている
「なぁユノ…お前真剣に付き合った事あるのか?」
「何で…」
俺は同期にそう返す
「女より研究室って感じだからさ」
「そうかな…」
「お前がそんなんだから愛想つかして離れていくんだよ」
俺は同期を見つめて微笑む
「その微笑みは罪だよな~」
「どう言う意味?」
「惚れちまうってこと」
「なにそれ」
同期とそんな会話をしながら歩いていたら肩がぶつかって相手がよろめいてしまった
俺は慌てて相手を抱き寄せる
「すみません…大丈夫?」
グイっと抱き寄せた事もあってかなり至近距離で相手と視線が絡まってお互い見つめ合う
「ごめんなさい…僕もボーッとしてたので」
俺は小さな声で話す相手を見つめて固まった
相手の腰に回してる腕に力を入れ更に距離を縮める
「あのっ…」
相手は俺から離れようとしている
表情が怯えていて俺はちょっとショックを受けた
こんな表情で見つめられた事は無かったから
「チャンミンどこ行ってたんだよ」
俺は同期の言葉に目を見開いて相手を見つめた
「チャンミン…お前がチャンミン…」
俺の腕からするりと抜けて輪の中に消えていくのをただ見つめる
「ヤバい…」
「え?」
俺の呟きに同期は反応したが俺は何も言わなかった
嘘だろ…
キスしたいって思ったんだ







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コメント

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2017/11/04 (Sat) 18:10 | # | | 編集
No title

わおわおわおわおわおーー!
出会いのシーンを画にしたい!!

2017/11/04 (Sat) 20:52 | 723621mam #- | URL | 編集
と☆☆ゃみさんへ

と☆☆ゃみさん、こんばんは(^▽^)/
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました☆
そんな喜んで頂けるなんて!!
ほんま目からウロコやったんでこちらこそありがとうございましたなんですよ~♬
あっここそと☆☆ゃみさんのコメントで感激です
有り難うございますm(__)m

強引なユノ…あっこも大好き♡
上手く表現できたらなぁ~って思ってますが…さてどうだろう(笑)
萌えを共有できるようなお話に纏められたらなって思ってるんで頑張りまっせ!!(笑)
プラトニック(>_<)
痛いとこ突かれたぁ(笑)
放置状態なんですが常に気にはしています(;^_^A
お話をスタートさせた当初のイメージが
果たしてこれで良いのか?って思い出したら進めなくなって二の足を踏んでる状態なんです
そうこうしているうちに別のお話のイメージが…
そんな感じで~
続き…「どんだけ待たすねん!!」って感じですよね(;´Д`A ```
そのお気持ちとても分かりますし心苦しいですが…
気長にお待ちいただけますと幸いです!!(笑)
しばらくはこちらのユノsideでお楽しみ頂けたらと思います(*'ω'*)
と☆☆ゃみさん
コメント下さりありがとうございました!!

2017/11/04 (Sat) 22:51 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんばんは('ω')ノ
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました!!
わー!!
出会いのシーン画にしてくれるんすか!!←違う?
有り難うございます!!←違う?(笑)
頭の中ではキュンなシーン浮かんでんねんけどなぁ~…
あっこ活字でしか無理ナリ(T_T)←活字で表現出来てると信じたい!!
画は描けませんが今回の壁紙の可愛いチャミがよろめきユノがグイって支えてるって感じでしょうか♡
見つめ合ったその瞬間にユノは一目惚れしたのであります~(〃▽〃)ポッ
723621mamさん
コメント下さりありがとうございました!!

2017/11/04 (Sat) 23:12 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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