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僕のヒョンは最強様~Y-side 出会い編・1~

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~Y-side 出会い編・1~








「おいっ…ユノ」
顕微鏡を覗いてる俺の肩が揺すられる
「ブレる」
「揺らしてんだからブレるだろ~」
俺は顕微鏡から視線を外すと呼んだ先輩を見つめ軽く溜め息を吐いた
顕微鏡眺めてる時に揺すられるの嫌だって口が酸っぱくなるぐらい言ってんのに一向にやめてくれない
俺が入学してからだからかれこれ二年言い続けてる
頭良くて一目置かれてる先輩なのに
ホントは馬鹿なのか?って疑ってしまいそうになるんだけど…
ズバ抜けた観察力の持ち主な先輩を俺はやっぱり尊敬していたりする
なんだけど
「何ですか先輩」
こんな感じで冷たくあしらう俺
「そんな顔すんなって」
そんな顔をしたまま先輩を見つめていると
「俺らの学部に入ってくるらしい!!」
興奮気味に先輩は叫んで目を輝かせながら俺を見つめた
俺は首を捻りながら先輩を見つめる
「何が入ってくるんですか?…機材かなんか?」
俺の質問にしかめっ面な表情をする先輩
「チャンミンだよ!!」
「チャンミン?」
俺はオウム返しするだけ
何の事かさっぱり分からずな俺が先輩をジッと見つめてると先輩が「あ…」って顔をして
「そうだ…ユノは大学からだったな」
先輩はそう言うと悪い悪いって表情をしながら俺を見つめた
「中学部からここに通ってるチャンミンているんだけどさ…」
俺は先輩の話を聞きながら再び顕微鏡を覗き込む
「聞けよユノ」
「ちゃんと聞いてますからどうぞ話して下さい」
素っ気ない俺の態度は今始まったことじゃない
そして今日も突っ込みつつ先輩は話を続けた
「容姿端麗で成績優秀…非の打ち所のない奴なわけ」
「それって癪に障る系じゃん」
「まぁ…お前はチャンミン見たことないからな~」
先輩は俺の肩をポンポンと叩きながら隣の椅子に座って俺を見つめる
「なんて言うかさ…普通あんだけモテてたら遊びそうじゃん?
だけどアイツは全くそんなんじゃないんだ」
「ふ~ん」
「触れてみたいけど触れられない…話したくても話せない…」
「なんですかソレ」
俺は思わず笑う
「嫌な女じゃん」
「は?」
先輩は口をパカンと開けて俺をガン見している
「なに…」
俺は眉間に皺を寄せながら呟いた
「女じゃないって」
「え…女じゃないの?」
「チャンミンだぜ?…男だよ」
「内容的に女かと思った」
「ある意味女かも」
先輩は頷きながら呟いている
「男なんでしょ?」
俺は笑いながら先輩に聞くと先輩は頷いた
「なんて言うかさ…ふとした仕草が女より女っぽい」
「え…なにそれ」
俺は頭の中で妄想して身体を震わせる
「気持ち悪…」
「あぁ~っ…お前にチャンミン会わせたいなー!!」
伸びをしながら先輩は叫ぶ
「あと数ヶ月で学部に入ってくるんでしょ~」
「チャンミンをヤな奴扱いしてるお前をギャフンて言わせたい!!」
「先輩の話聞いたらみんながみんなそのチャンミンて奴をヤな奴って思うって」
俺は検査結果をパソコンに打ち込みながら先輩に話す
「入学して来んのが待ち遠しいな~」
夢見る夢子な先輩
「先輩…顔面崩壊してますよ」
俺の呟きは先輩には聞こえていないようで心底待ち遠しい表情しながら天井を見上げてる
うっ…
何か身震いしてしまった
俺はパソコンの電源を切るとささっと帰る支度をして部屋を出た
「俺を置いてくなよ~」
後ろから先輩の声
俺の隣に並ぶと先輩は俺にクーポン券を見せて笑う
「久々に行かない?」
俺はクーポンをジッと見つめると視線を先輩に移した
「ゲーム代とご飯代ね」
俺がそう言うと
「ユノ…俺に勝つ気?」
先輩は俺の顔を覗き込んできた
「負けたことないけど」
俺の返事に先輩は笑う
「言ったな…じゃあ行こう…けちょんけちょんに負かしてやるからな!!」
高らかに笑いながら歩く先輩
先輩は激弱なクセしてどう言うわけか自信に溢れている
きっと練習積んできたんだな…
先輩が俺に奢る確率は高いけど先輩からの誘いだし無下に断るのも忍びない
テストがあってなかなか遊ぶ時間もなかったし先輩に付き合う事にした

「よしっ」
ピンは勢いよく弾かれ全てが倒れる
フィニッシュのフォームも完璧
軽くガッツポーズをして席の方へ向かうと頭を抱える先輩が目に入った
「お前久々なのに腕が落ちてない」
「みたいですね」
俺はスコアボードを見つめながら呟いた
「お前を誘うと決めた日から練習してきたのに…成果が出ていない」
ブツブツ呟く先輩の耳元でそっと囁く
「次ストライクじゃないと負け確定ですよ…」
いつもならとっくに勝負がついているのに今回は練習してきたってだけあって中盤まで良い感じな先輩
「変なプレッシャーかけやがって…反則だユノ」
「こんなんでビクビクなんて…先輩…嘘でしょ?」
俺は先輩の顔を覗き込み目が合うとニヤっと笑った
「集中するからあっち行け!!」
そう言ってレーンの前に立ち狙いを定めて動き始めた先輩
フォームがぎこちない
勢いよく放り投げられダンっと激しくボウルがフロアに落ちる音が響いた
瞬く間に溝へと吸い寄せられて行く
どこ狙ってんだ…
可笑しくて笑いが止まらない
その場にヘナヘナと崩れ落ちる先輩の肩をポンポンと叩き
「はい…先輩のゴチ確定ね」
集中が切れてしまったのかその後の先輩は見るも無残な姿だった
がっくり肩を落とす先輩の隣を無言で歩く俺
「なんか掛ける言葉は無いのかよ!」
そう言って先輩は俺を見つめた
「いつもすみません…ご馳走になってばっかで」
キョトンとした表情で俺を見つめた先輩は
「悔しいー!!」
そう言ってキーキー騒いでいる
「お前はほんと俺には冷たい」
「そうですか?…優しいと思いますけど」
先輩の肩を抱いて先輩を見つめる
「焼肉が食べたいな」
そう言ったら蹴りを入れられた

「ご馳走様でした」
俺は深々と頭を下げて先輩に挨拶すると先輩は財布をしまいながら恨めしそうに俺を見た
「美味しかったです」
「そりゃそうだろ~」
牛タンの店に連れてって貰った
「今度は奢って貰うからな…」
「はいはい」
「俺さ~…チャンミンとこの店で食べてみたいんだよね~」
出た…チャンミン
「奢ってやんの?」
「もちろん」
先輩はドヤ顔して俺を見つめる
「細い身体してんのにめちゃくちゃ食うらしいんだよ
チャンミンの胃袋掴みたいじゃん?」
「何目線でチャンミン見てるんです?」
俺は笑いながら先輩に聞く
「友達になりたい目線」
「今まで接点なし?」
「そうなんだよ…」
先輩は肩を落とす
「学年が三つ違うからさ…接点がなかったんだよなぁ」
チャンミンが中学入学したら先輩は高一って事か
「チャンミンさ…文化祭を見に来たんだよ…チャンミン見つけた時の衝撃がまだ忘れられない」
「へぇ~」
「何せ可愛くて目が離せなかった」
「先輩どこでチャンミン見つけたの?」
「写真部…チャンミンはカメラ好きだと思う…すげー見てたから」
「話しかけなかったの?」
「ガードが固くてな…特にアイツ…名前なんだったっけ」
先輩は思い出そうと腕組んで唸ってる
「話し掛けれる感じじゃなかったんだよな~
チャンミンも視線合わそうとしないし隣の奴と話してばっかで」
「ふ~ん」
「まだあどけない表情があった中学部の時のチャンミンがみるみるうちに大人な表情に変化していくわけ!!
超絶かっこいいチャンミンが完成しました」
俺の肩を掴んだ先輩
「見てみたいだろ?…話してみたいだろ?」
俺の肩を掴んでる指に力が入ってきた
「俺は別に…」
「お前変わってる…」
先輩は俺を可哀想な子を見るような表情で見つめる
「入学してきたら存分に見たら良いし話したら良いじゃないですか
同じ学部で先輩って立場を最大限に利用したら?」
「そっか…そうだよな!!…やったユノ!!俺チャンミンと友達になれる!!」
友達になれるかは分からないけどね…
意気揚々と寮に帰って行く先輩の後ろ姿を見送る
全然興味なかったこんな俺がお前と初めて会ったあの日
男のお前に一目惚れした





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コメント

No title

待ってましたーーー!!
キャッ、一目惚れなのね?
ああ、次が楽しみ!

ところであっこさんはどこ参戦?
私東京以外だと名古屋なんだけど。。。

2017/11/01 (Wed) 08:26 | 723621mam #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんばんは('ω')ノ
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました♬
お久しゅうございますm(__)m
ほんまお待たせいたしました(T_T)
はい♬
ユノは一目ぼれです~
免疫ないチャミにグイグイいきまっせ~(笑)

今回のライブは京セラのみの参戦です
名古屋も迷ってんけどなぁ~
追加あるんちゃうかって思って名古屋回避したんすよ
今のところ静かですよね(*_*;
読みが外れてしもたぁ~(>_<)
しゃーないですので京セラで愛を叫びたおしてきます(笑)
723621mamさん
長い期間待っていて下さって本当に有り難うございましたm(__)m
そしてコメント下さりありがとうございました!!

2017/11/01 (Wed) 20:42 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/11/01 (Wed) 22:25 | # | | 編集
と☆☆ゃみさんへ

と☆☆ゃみさん、こんにちは('ω')ノ
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました♬
ほんとお久し振りです~(*'ω'*)
と☆☆ゃみさんのリクエストにお応えして馴れ初めチャレンジ始めてみましたよ~♬
まだ二人は出会っていませんが今のところユノの中でのチャミはイメージあんま良くない感じです~(;^_^A
だがしかし
そんなユノが一目惚れしてチャミにアタックしていくのです~♡
あぁ~…萌えやな(〃▽〃)ポッ
と☆☆ゃみさんの「二人が付き合うまでの過程が知りたくなりました」
って呟きがなかったらこのお話は始めてなかったので感謝しています☆
不定期ですが更新して参りますので是非またお立ち寄りくださいませ♬
と☆☆ゃみさん
コメント下さりありがとうございました!!

2017/11/02 (Thu) 15:15 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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