スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

僕のヒョンは最強様〜9.

pc-u1-2016ca-10_convert_20170901225242.jpg
9.







「ヒョン…付き合ってるの?」
僕の問いかけにヒョンは真っ赤な顔して僕を凝視した
「ヒョン…」
ヒョンは小さく頷く
何となく話の流れでそうじゃないかって思ったけどヒョンから聞くとショックがデカ過ぎる
ヒョンの心に入ってきた彼女はいったいどんな人なんだろう
「付き合うとか初めてでさ…なんか面倒な気もして乗り気じゃなかったんだ
ほら…キュヒョナからよくややこしい話聞いてたし」
ややこしい話て…キュヒョニヒョンってどんな恋愛してたんだよ
でもそのお陰でヒョンは恋愛に興味なかったんだとしたらキュヒョニヒョンの功績は大きい
「ヒョン…今まで沢山告白されてきたと思うんだけど」
「え?…そんな告白されてないよ」
いやいや…その容姿と性格じゃ告白されてるでしょ…
あ…逆に完璧過ぎるから告白されなかったかも知れない
「その人のどこが良くて付き合うってなったの?」
「え…」
「ユンホさんの話じゃヒョンも一目惚れしたって事でしょ?
一目惚れなんて信じられない…人見知り激しめなヒョンなのに」
「まぁ…落ち着けテミナ」
友達が僕とヒョンの間に割って入る
「ヒョンと僕の間に入ってくんなよ!!…ちょっとヒョン来て」
僕はヒョンの腕を掴み玄関へ向かう
「テミナ…どこ行くの」
ヒョンが僕を落ち着かせようと優しい声で僕に聞いてくる
「ヒョンと二人になりたい」
僕はヒョンの目を見つめてそう小さく呟いた
「分かった…じゃあ」
ヒョンはそう言うと僕の手を握ってユンホさんの所まで行く
「ユノ…ちょっと外に出てくるから」
そう言ってユンホさんを見つめる
ユンホさんは眉間に皺を寄せてヒョンを見つめた
「出て行かなくたってイイだろ?…俺の部屋使えよ」
「部屋って…ベッドルーム?」
ヒョンがユンホさんに聞くとユンホさんは頷いた
「イヤです」
僕はユンホさんに向かって言うとヒョンの腕を掴んでヒョンを見つめた
「他人のベッドルームなんて嫌だよっ」
ヒョンの耳元でそう言うとヒョンは少し笑って頷いた
「ゴメンねユノ…外で話してくるよ」
「おいっ!!…俺は置いてけぼりかよ」
友達が僕に向かって叫んでいる
「ユンホさんの彼女の話聞いといてよ…興味津々だったじゃん」
「え…話聞いても大丈夫ですか?」
友達がユンホさんに聞くとユンホさんはジッとヒョンを見つめてから友達を見て頷いた
「じゃあ…行ってくる」
ヒョンはユンホさんに言うと玄関へと向かった
「チャンミン」
ユンホさんがヒョンを呼び止めヒョンの耳元で何か呟いて至近距離でヒョンを見つめている
ヒョンは軽く頷いて微笑むと扉を開き僕と一緒に外へ出た
ユンホさんの家から程遠くないカフェ
こじんまりとしたアンティークなカフェでヒョンが好きそうなカフェだなぁ~って入ってすぐ思った
「なんか飲む?」
メニューを僕に渡して僕を見つめる
「ジンジャエール…」
「ジンジャエールね…わかった」
そう言って優しく微笑んだヒョンは店員を呼んで注文してくれた
「ここ…良く来るでしょ」
ヒョンに聞くとちょっと視線を彷徨わせてから頷いた
「ヒョンの好きそうなカフェだもんね」
「うん」
「で?…付き合ってる人ともよく来てるんだ」
ヒョンの様子を見て僕は固まる
ユンホさんの家でもそうだったけどヒョンってこんな分かりやすいんだ
ヒョンは顔を真っ赤にしてハニかんでいる
可愛くてガン見する反面こんな表情させる相手に段々腹が立ってきた
僕のヒョンなのに…
「いつからなの…」
僕はヒョンを見つめる
「付き合い始めたの…」
しばらく沈黙が流れてヒョンがポツリと言葉を発した
「1回生の時から」
「1回生って…1年半以上前からじゃん」
僕は力なくそう呟いて項垂れる
全く気づかなかった…気付けなかった
ヒョンが大学生になってから家で会う時間が極端に減った
原因はその彼女か…
「ヒョン…彼女はどんな人?」
「え?」
ん?…キョトン顔してるヒョンをガン見する
変な質問したかな…
「付き合ってる人ってどんな人なの?」
「取り調べみたいなんだけど」
そう言ってヒョンは笑っている
「今まで付き合った事のないヒョンが付き合い始めてさ…僕にとっても初めての環境じゃん?」
「まぁ…そうだね」
ヒョンは僕を見つめながらそう言って軽く頷く
「だから取り調べ」
僕がそう言うとヒョンは笑った
「僕さ…昔っからヒョンが大好きだったし今でもその気持ちは変わらない」
「僕もテミナ大好きだよ…たった一人の弟なんだし」
「ヒョン…ヒョンも僕にとってたった一人の兄さんなんだ」
僕はヒョンをジッと見つめる
「僕はヒョンを奪われたくない」
僕の話を聞いてたヒョンが驚いた表情をしている
「オーバーだね」
そう言ってヒョンはクスクス笑った
「僕にとっては大問題なの!!」
「テミナ…僕は変わらないよ…実際変わってないでしょ?」
僕は顔を左右に振る
「あんなハニかむヒョン…見たことないよ
恋してるとあんな表情するんだね」
「テミナ…」
ヒョンは困った顔して僕を見つめる
「今日ね…僕の知らないヒョンがたくさん居た
好きな人を思い出して照れてるヒョン…付き合ってるって言った時のヒョン
僕の見たくないヒョンばっかだよ」
ユンホさんとジャれてるヒョンも僕は嫌だよ
ヒョンを感じるユンホさんの家も
でもそれは言わないでおく
またユンホさんの家に戻るんだしヒョンが気を遣うだろうから…
«お待たせしました»
店員がジンジャエールとホットコーヒーをテーブルに置く
ヒョンはコーヒーをひと口飲んで話し始めた
「テミナ…僕さ…その人と出会うまで家族と同じぐらい大切な人なんて出来ないって思ってたんだ」
「過去形で話すんだね」
「突っかかってこないの」
ヒョンが頬を膨らませて怒った表情を作る
「ユンホさん…ヒョンも一目惚れしたって言ってたよね」
ヒョンは軽く顔を左右に振る
「一目惚れじゃなくて…出会ったその日一緒に過ごしていくうちに惹かれていった感じ」
じっくり相手と過ごしてその人を知って好きになってった…マジって事じゃん
「でも付き合う気なかったんでしょ?…キュヒョニヒョンのややこしい恋愛事情聞いてて」
「そうなんだけど…相手が僕の気持ちに気付いてたから」
「ゴリ押しされたんだ」
「ゴリ押しって」
そう言ってヒョンは笑った
「だってそうじゃん…断ったヒョンに食い下がってくる人だよ?…ゴリ押しじゃんか」
ヒョンはさっきより笑って僕を見つめた
「テミナ…心配しなくても僕はテミナが大好きだよ」
「ヒョンが遠い…」
「遠くなんかないよ…何も変わってないから」
「じゃあ…もっと早く家に帰ってきてよ…家族なのに全然ヒョンと会えてない」
「研究に没頭しちゃって泊まり込みしちゃったりするからだね…ごめん」
「違うでしょヒョン…彼女と会ってるからなんじゃないの?」
ブスっとした表情を作ってヒョンを見つめる
「両方かな」
そう言ってヒョンは微笑んだ
両方って…心臓が痛いご回答なんだけど
「ヒョン…付き合ってるって事はセックスもしてるんだよね…」
返事はいらないぐらいヒョンは顔を真っ赤にしていた
「ショック過ぎる…ヒョンが他人の身体を欲しがるなんて…」
「ちょっとテミナ!!」
ヒョンは顔を真っ赤にしながら「静かに!!」って人差し指を唇の前に出している
「ヒョンの童貞奪ったヤツはどこのどいつだ!!」
「もうっ…出るよ!!」
席を立ってスタスタとレジへ向かって支払いを始めた
「ヒョンっ…まだ話し終わってないよ!!」
「もう帰るよ!!」
滅多にキレないヒョンがキレながらお勘定している
キレたヒョンだって僕は好きだから笑顔でヒョンを見つめた
「あぁ~…ヒョンの童貞がぁ~」
カフェを出てユンホさんの家に向かってる時も童貞じゃなくなった事を嘆く
「テミナ…もうその話はしない」
そんな事言うヒョンをジロっと見つめるとヒョンが僕の肩を抱き寄せて歩く
「テミナだって好きな人が出来たら自然と童貞とはサヨナラするんだから」
「僕はいいの…ヒョンは綺麗な身体でいて欲しかったのに…」
「なにそれ」
ヒョンは僕の顔を覗き込み視線が合うとニコッと微笑んだ
「ヒョンが好きになった人…見てみたい」
そう言ってヒョンを見つめると微笑んでるだけで何も言ってくれなかった
ユンホさんと友達がいる場所…ユンホさんの家に着いた
ヒョンがインターホンを押すと直ぐにユンホさんの声がしてドアが開いた
「お帰り」
ヒョンとユンホさんが見つめ合う
ユンホさんはヒョンが玄関から入るとスっとヒョンの肩を抱いて何か二人で会話しながらリビングへと入っていく
そんな二人の後ろ姿を僕は見ていたんだけど
見ていたらなんか変な感情が沸き起こってきた
僕の存在は無いに等しいぐらいの二人の空気感
さっきまでヒョンの童貞奪った彼女に敵意すら感じていた僕なのに
ヒョンとユンホさんのあの空気感をいつも間近で肌で感じているのかと思ったら同情してしまった
妬いたりしないのかな…
僕は首を捻りながらリビングへと入って行った








にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト
僕のヒョンは最強様〜10.(最終話) | Home | 僕のヒョンは最強様〜8.

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/09/03 (Sun) 14:28 | # | | 編集
姉さまへ

姉さま、こんばんは('ω')ノ
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました!
お返事遅くなって申し訳ありません( ノД`)シクシク…
ヒョンが誰かと付き合うなんて月がひっくり返ってもないって変な自信があったテミナなんで
喪失したヒョンにショックを隠し切れません(笑)
ユンホさんから度々浴びる視線…
次回で解明することでしょう…
次はいつなんや(;^_^A
あっこにもわかりませーん!!
そんなこんなで(笑)←どんなこんななんや
姉さま、
コメント下さりありがとうございました!!

2017/09/06 (Wed) 01:56 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
No title

肩を並べる二人、、、
香港の夜の街をいく二人がすぐ浮かぶよね。
テミン、ヒョン離れのときだよ。
ファイティン!

2017/09/06 (Wed) 14:56 | 723621mam #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんばんは(^ω^)
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました☆ミ
噂の香港(●´ω`●)
二人並んでる姿…待ち遠しかった(T-T)
美しいわぁ~✨
漏れが凄いからほくそ笑んでまうあっこです(笑)

こちらのテミナ…巣立ちの時間が迫っております(笑)
次で終わりです~
723621mamさん
コメント下さりありがとうございました!!

2017/09/07 (Thu) 00:57 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。