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僕のヒョンは最強様〜6.

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6.





ユンホさんて片付けベタなタイプのようで玄関に入った時から物が溢れていた
「あ…俺の靴その辺に重ねといて」
「わかりました」
靴を重ねて置くと汚れるのに…
返事はしたけど重ねるのが嫌な僕は靴棚を開いて空きがないか見てみた
ガラ空きじゃん…
「あの…靴は棚に直しておきますね」
僕はそう言って靴を直し始めた
「サンキュ」
「いえ…」
僕は玄関に残って掃除を始めた
穴空いてる靴まであるじゃん
取り敢えず棚から出して処分した方が良いこと後で言おう
あれ?
見覚えのあるサンダルが一足棚に入っている
これ…ヒョンと同じメーカーのサンダルだ
サンダルは今履かないからコレは上の棚にお引越しだな
あっという間に玄関に散乱してた靴は収まり綺麗になった
きっと洋服に合わせて靴を履くんだと思うけど
ユンホさん履かない靴を直さずそのまま置いといちゃうんだろうね
ヒョンが居てたら確実に怒られるパターンだよ
良かった…ヒョンが授業で
片付け終わりやっと僕は部屋へと向かう
扉を開けると友達がテーブルの上を拭いている
「テミナ…ユンホさんの洗濯物を畳んで」
今日の分と前からあったであろう洗濯物がリビングに山積みされてる
ユンホさんは部屋の隅に積まれてる書類や本を整理していた
畳み始めて見覚えのある服を見つけた
これ…ヒョンのと一緒
「チャンミンのだよ」
ジッと見ていた僕にユンホさんが声を掛けてきた
「お揃いなのかと思いました」
僕がそう言うと少し微笑んで作業を続けるユンホさん
タオルやら服やら畳み終わったのをユンホさんに渡す
タオルはバスルームにある棚に入れてって言われて僕はバスルームへと向かった
棚を開けて僕は驚く
僕の手にあるタオルと棚に整頓して置かれたタオルの畳み方が全く同じだった
この配列も家と一緒
なんだろう…ヒョンの顔が浮かんだ
「棚…分かっただろ?」
ユンホさんがバスルームから戻らない僕の様子を見に来た
「すいません…分かります」
タオルを棚に直してバスルームから出ようと振り向いた時に視界に入ってきたもの
洗面台に置かれた歯ブラシ
一本じゃなくて二本仲良くグラスに入っていた
ユンホさんの彼女の歯ブラシだ
洗面台に釘付けな僕の肩をグイっと抱き寄せたユンホさん
驚いて僕はユンホさんを見つめた
カッコいい…
ヒョンとはまた違った魅力のあるカッコ良さ
傍に居てくれるだけで安心できる…守ってくれる…そう感じた
「彼女さん…お泊まりしちゃったりするんですね」
僕のその言葉にユンホさんが洗面台をチラッと見てから僕を見つめる
「泊まったりするよ」
僕をガン見してそう呟いた
ガン見と言うかドヤ顔って言うか…「ただ泊まるだけじゃないよ」って言われてるようで…
「なに赤くなってんだよ」
フッと表情を緩めたユンホさんが僕の肩を更にギュッと抱きしめた
「さすがチャンミンと兄弟だな」
そう言って僕をマジマジと見つめる
「お前も反応が可愛いじゃん」
お前も?
「片付け終わったし休憩しよう」
そう言うとユンホさんは僕の肩を抱いていた腕を解きリビングの方へ行ってしまった
僕もリビングへと向かう
「わぁ~…スッキリしたね」
僕がリビングに入るなりそう呟くと
「俺…結構頑張ったよ」
友達がドヤ顔して僕を見つめた
「お疲れ様」
僕は笑顔で友達を労う
「適当にどうぞ」
ユンホさんが飲み物とお菓子をテーブルに置く
「頂きます」
僕たちはヒョンから連絡が来るまでの間休憩することになった
ユンホさんの飲み物…喉が乾きそうなイチゴオレ
「ユンホさんて甘党なんですね」
友達が早々に突っ込んだ
「うん…甘い系が好き」
「コーヒーメーカーありましたけど…コーヒーは好きなんですか?」
そう言えばあったな…
「あぁ~…チャンミンが飲むんだよ」
「チャンミニヒョンですか?」
「うん…俺ん家コーヒーメーカー無かったんだけどチャンミンがコーヒー派だから買ったんだ」
「そうなんですか」
ヒョンの為に買ったって…
「チャンミンはコーヒーで俺はカフェオレ」
「なるほど~…チャンミニヒョンはよく来るんですか?」
「ん?…大学近いしね」
先輩後輩なんだから遊びには来るだろうしそれは自然なんだけど
キュヒョニヒョンと会わなくなったのはユンホさんの存在が大きいのかも知れない
キュヒョニヒョン可哀想に…
「フフっ」
突然笑った僕は二人からガン見された
「お前…気持ち悪い」
「ごめん…気にしないでどうぞ」
友達はちょっと首を傾げると再びユンホさんに話し始めた
「あの…ユンホさんてチャンミニヒョンと仲良しですよね」
「ん?…まぁな」
「じゃあ…チャンミニヒョンの好きな人知ってますか?」
わっ…始まった!!
ユンホさんは友達をジッと見つめる
「気になる?」
「そりゃ気になりますよ!!」
友達は食いつき気味に返事する
「チャンミニヒョンって昔からめちゃくちゃモテてたんですけど
彼女出来たとか付き合ってるとかって噂…全く無かったんです」
「へぇ~…」
ユンホさんが相槌を打つ
「恋愛とかに興味無いのかなって思ってたんですけどつい最近爆弾発言したんですよ…
«好きな人がいる»って…もうビックリで…しかもですよ!!」
テンションが上がってきた友達の声のボリュームは増していく
「«僕には勿体ないぐらいの人»だそうです
片想いなのか付き合ってるのか分かんなかったんですけどビッグニュースですよ!!」
「なんで?」
ユンホさんは落ち着いたトーンで話す
「チャンミニヒョンは女子からも男子からも人気があって誰とも噂のないヒョンは«みんなのヒョン»だったんです
それが誰か一人のヒョンになってしまうなんてショックじゃないですか」
ユンホさんはクスクス笑っている
「お前ら可愛いな」
「これって失恋なんですかね…」
「失恋じゃないの?」
「じゃあ…やっぱりチャンミニヒョンは本当に好きな人がいるんですね…」
友達が僕を見つめる
「チャンミンが来てからまたこの話してくれる?」
「え…でも」
ユンホさんは僕たちを見つめてこう言った
「本人から聞くのが一番だから…俺に任せて」
えー!!
僕は友達の腕を掴む
「僕…ヒョンの答え次第では倒れるかも知れない」
僕の言葉を聞いて友達が僕の肩をポンポン叩く
「大丈夫だ…俺が蘇生してやるから」
そう言って唇を尖らせて僕を見つめた
「倒れるって…なんで?」
ユンホさんが友達に聞く
「テミナって筋金入りのブラコンなんですよ」
「へぇ~…そうなんだ」
ユンホさんは僕をジッと見つめた
その目の色が…さっきと違う
ふと僕を見つめてたユンホさんが視線を外した
スマホを取り出し電話に出る
「お疲れ…うん…じゃあ店で合流な」
そう言って電話を切った
「買い物行ってくるからゆっくりしてて」
「ありがとうございます」
準備をするユンホさんを眺めながら返事をした
「後でな」
ニヤリとしてユンホさんは出て行った

僕たちは残ってお菓子を食べながら留守番中
「ユンホさん…チャンミニヒョンの好きな人知ってるんだな」
友達がポツリと呟いた
「そうだね…あの意味深な終わり方はそうでしょ」
僕の声には覇気がない
「そう凹むなって」
「凹むよ…だって…お前だって凹んだでしょ?」
僕は友達を見つめる
「確かにとうとう童貞説消滅か~って凹んだけどな」
「嫌だよ…ヒョンが女の人抱くなんて」
僕の頭の中ではヒョンが訳のわかんない女の人を抱いている
ブンブンと頭を振る
「無理…」
「だったら男同士なら良いわけ?」
「想像もしたことないよ」
僕は大きく溜め息をつく
「ヒョンには綺麗なままでいて欲しい」
「その願望…おかしいからな」
「分かってるよ」
「その願望とも今日でお別れするんだテミナ
ブラコンはやめなくても良いけどさ…お前の願望を押し付けちゃダメだぞ?」
いつも僕を優しく見つめてたヒョンが誰かのモノになってしまう悲しみが込み上げてきた
「泣くなよ」
笑いながらティッシュをくれた
「片想いだったら潰せるかもしれないじゃん?」
そうか…付き合ってなかったらまだ希望は持てるじゃん
「ほんとだ」
「倒れなくて良いし俺もお前を蘇生しなくて済む…ちょっと残念だけどな」
そう言って笑ってる
付き合ってませんように…そう願う僕
ガチャガチャと玄関の鍵が開く音が微かに聞こえた
「お待たせ」
ユンホさんがリビングに入って来てそのすぐ後ろに大好きなヒョンの姿
僕は無意識にヒョンの元に向かっていた
「ヒョン…お帰りなさい」
「テミナ…ゴメンね待たせて」
優しく微笑むヒョンを僕は見つめ続ける
「何鍋にするの?…手伝うから」
「ありがとうテミナ…じゃあ手伝って」
ヒョンがユンホさんのキッチンに立つ
僕はピタリとヒョンの隣をキープして食材を洗い始めた
「ユノ…鍋の準備お願い」
ヒョンから言われて準備するユンホさん
やっぱり普段はユンホさんって呼ばないんだ
「ねぇヒョン…ユンホさんって先輩だけどユノって呼んでるの?」
僕がヒョンに聞いていたら
「俺がそう呼んでって言ってるから…な?…チャンミン」
ヒョンの隣からユンホさんの声
「お前らもユノで良いよ」
「じゃあ…ユノさんって呼ばせて頂きます」
友達がお皿を並べながらユンホさんに返事をした
「ユノは座ってて」
ヒョンがユンホさんに声をかける
「はいはい」
そう笑いながら返事したユンホさんは言われた通り席に付いて友達の相手をしてくれた







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