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僕のヒョンは最強様〜2.

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2.






嬉しい…
ヒョンと二人並んで駅に向かって歩いている
今日はまたヒョンのシンプルなコーデが僕には眩しい
淡いベージュのVネックにデニムの鉄板コーデなんだけど
革製のブレスレットがアクセントになっていてそりゃもうカッコいい
Vネックがたまんなく色気出してるんだけど!!
対して僕はカジュアルスタイルに重ね着
中学生らしいファッションです
こうして二人で出掛けるのはどれぐらい振りなんだろう
ヒョンが大学生になってからは一度もなかったかも…
今って2回生だよね
「嘘でしょ…」
どんだけ年数経ってんの
「え?」
いけない…最近心の声を無意識に吐いてしまっている
危険な症状じゃんね
「ヒョンと…」
「ん?」
「ヒョンと二人で遊びに行くの…凄く久しぶりだなって」
不思議そうに僕を見つめてたヒョンに苦笑いしながら言うとヒョンはやんわり微笑んだ
「そう言えばそうだね」
「うん」
兄弟なのに遠い存在なようで…遊んでなかった年数にショックを受けてしまった
それにしても…
すれ違いざまに男女問わずヒョンをジッと見つめたり振り返ったりする人の多さに驚く
「ヒョン?」
ホームで電車を待ちながら僕はヒョンを呼んだ
「ん?」
ヒョンはスマホを弄ってた手を止めて僕を見つめる
「ヒョン…人にジロジロ見られるの嫌じゃない?」
僕は気になってた事を聞いてみた
「え?…見られてた?」
え…気づいてない?
「気にしてないからさ…それに目も悪いし」
そう言って笑ってる
そっか…気にしないようにしてるんだ
男前は周りを気にしちゃ生きてられない…そういう事だね
「来たよ…コレに乗ってくから」
ヒョンに乗るように促され僕は電車に乗った
「ヒョン…何処の映画館に行くの?」
電車に揺られながら行き先が気になって聞いてみた
「大学近くの映画館」
おぉ…
「気分味わえるでしょ?」
「なんか…余計にプレッシャーかけられた感じなんだけど」
僕はヒョンを苦笑いしながら見つめる
「あはは…逆効果だった?…ゴメンねテミナ」
ヒョンは肩を竦めてゴメンって顔して僕を見つめた
うぅっ…なんだろ…キュンてなる
ヒョン…許します
「先にお昼食べてから観る?」
スマホで時間を確認しながらヒョンは話す
「うん…その方が良いかも」
「じゃあお昼過ぎてからの時間予約するから」
スマホを弄るヒョン
「何の映画?」
ヒョンの手元を覗き込む
「ディズニー映画」
「……」
「テミナの好きなシリーズのだよ」
僕の好きなシリーズもん…
「え!!…続編出たんだ!!」
僕の反応にヒョンは笑ってる
登場するキャラクターのトラックをお母さんに買って貰ってよくヒョンと遊んだんだ
「楽しみだなぁ」
「でしょ?」
そんな話をしながら電車に揺られヒョンの通う大学の最寄駅へと着いた
さすが学生の街
若者があちこちで待ち合わせしていて改札前は賑やか
「テミナこっち」
ヒョンが僕に声を掛けながらスっと僕の肩を抱いて歩く
このさり気なく抱く感じ…かなりカッコいい
彼女とかにもきっとこんな気遣いしてるんだろうなぁ…
ヒョンって彼女いるのかな
お昼食べてる時に聞いてみよ
映画館は駅と直結しているビルに入っていてそのビルには美味しそうな食べ物屋さんも沢山入っていた
「何が食べたい?」
マップを見つめながら目に止まったお店
「ん~…ココ」
「そうだと思ったよ」
そう言ってヒョンは笑った

「いらっしゃいませ」
元気の良い店員さんに声をかけられ席へと案内された
「早い時間で良かった…いつも凄く並んでるからさ」
「ヒョン…ここよく来るの?」
僕が聞くと微笑みながら頷いた
「あれ?…今日は初めて見る子じゃん」
店長さんらしき人がヒョンに声を掛けてきた
「僕の弟です」
「兄がいつもお世話になってます…弟のテミンです」
僕はペコりと頭を下げた
「こんな可愛い弟がいるなんて知らなかった
うちはご飯とサラダおかわり自由だから…じゃんじゃん食べな!!」
バシンって豪快に背中を叩かれ僕は前につんのめる
「あ…悪いな」
「だ……大丈夫です」
ヒョンは口元を手で隠しながらクスクス笑ってる
「ここの大将元気だからさ」
「そうみたいだね」
僕は苦笑い
「ここの牛タンはほんと美味しいからまた食べに来たくなるよ」
そう言ってヒョンは微笑んだ
「お待たせしました」
暫く待ってたら牛タン定食が運ばれてきた
スープやら何やらセットになってるんだけど何と言っても牛タンの香ばしい香りがたまんない
「頂きます!!」
食べ盛りの僕はガツガツと食べ始める
「おぉ~…いい喰いっぷりだな!!」
大将が笑いながらヒョンに話しかけてる
「大将さん…美味しい!!」
僕は牛タンを口に頬張りながら大将に声をかけた
「だろ?…またおいで」
ニコニコしながら大将は他の接客に向かう
「ヒョン…いつもこんな美味しいご飯食べてんだ」
「たまにね」
常連っぽいけど…まぁいっか
「あ…すみません…ご飯お代わり」
通りかかった店員にお代わりを注文して食べてるヒョンを見つめる
僕もよく食べるけどヒョンは細いのにめちゃくちゃ食べるんだ
そしてとても美味しそうに食べる
「はい…お代わりお持ちしました」
「有難うございます」
僕はお椀を受け取る
「チャンミナ…お前お代わりするだろ?」
その店員はヒョンを「チャンミナ」と呼んだ
僕はマジマジと店員を見つめる
「今日ユノヒョンは?」
ユノヒョン?
ヒョンは首を振ってお椀を店員に渡した
ユノヒョンて誰だ?
「ねぇ…ヒョン…さっきの店員さんは知り合いなんだね」
僕は気になって聞いてみた
「うん…大学の同期だよ」
なるほど
「牛タンサービスしてくれたりするんだ…大将には内緒ね」
そう言ってウィンクしている
そりゃ常連になるよね
僕は再び黙々と食べ始めた
「うぅ…もう無理」
僕は調子よく食べ過ぎて口から出てきそうなぐらい食べてお腹が破れそうだった
「食べ過ぎだよテミナ」
ヒョンは食べ過ぎて仰け反って椅子に座ってる僕を見て笑っている
「そろそろ時間だから移動するよ」
「うん…」
僕は重たくなった身体に鞭打って立ち上がる
「合格してまた来いよ」
「合格ね…そう言えば僕…受験生でした」
「大丈夫…チャンミンに勉強教えて貰ったら合格するぞ」
大将は動きの鈍い僕を見て笑いながら声を掛ける
「美味しくてつい食べすぎちゃいましたよ」
「兄弟してよく食べるからこっちは赤字だな」
そう言って豪快に笑った
「大将…ご馳走さま」
「おぅ…今度はユノと来いな」
「はい」
またユノって名前
誰なんだろう
「ヒョン」
「ん?」
店を出て映画館に向かう途中に気になるから聞こうとしてたら
「わっ!!…チャンミナじゃん!!」
この声知ってる!!
僕は声がした方を振り返って声の主を確認する
「キュヒョニヒョン!!」
「え?…テミナじゃん…お前どうしたんだよこんな所で」
「ヒョンと映画観に来た」
僕はヒョンの腕に絡まる
「わざわざココまで観に来たのか?」
キュヒョニヒョンはヒョンと中学生の時からの同級生
しょっちゅう僕の家に遊びに来てヒョンとゲームしてたゲーム仲間
ヒョンはキュヒョニヒョンと気が合うようでキュヒョニヒョンは一番の親友らしい
「最近全然遊びたくてもお前いないしさ~…会えて良かったよチャンミナ~」
そう言ってヒョンから僕を引き離してヒョンを抱き締めている
「キュヒョナ…苦しいって」
てか…早く離れろ!!
キュヒョニヒョンは同じ大学に進学したんだけど
学部が違っておまけに校舎も全く別の場所にあるからなかなか会えないらしい
「これから観に行くのか?」
キュヒョニヒョンがヒョンに聞いている
「そう…この映画」
指差したのは僕の好きな映画
「俺も一緒に観る!!」
げっ!!
僕はあからさまに嫌な顔したのかもしれない
「なんだよテミナ…嫌な顔すんなって」
僕とヒョンのデートだったのに…空気読んでよ!!
「お前のブラコンは相変わらずだなー」
頭をクシャクシャに撫でられる僕
「残念ながらテミナ…俺のチャンミナなんだよ…ガキは引っ込んでろ」
「僕のヒョンなんだ…触んな!!」
キュヒョニヒョンと会うといつもこうなる
「キュヒョニヒョンにヒョンは渡さない」
「悪いな…もう俺のだから」
面と向かってガチンコ対決
「二人は相変わらず仲良しだね」
そしていつも的外れな事言って笑ってるヒョン…
仲良くないしな!!
「僕とヒョンの時間に割って入って来んな!!…ヒョン…早く行こう」
せっかくの時間をキュヒョニヒョンに奪われてたまるもんか
既にチケットは購入済みだしさっき見たら満席ってなってた
「キュヒョナ…また連絡するから」
「お前…そう言ってなかなか連絡してこないじゃん」
「そんなことないって」
キュヒョニヒョンは僕の顔を見てヒョンを指さす
「テミナ…きっとチャンミナは彼女ができたぞ」
僕はヒョンを見つめる
「ヒョン…彼女いるの?」
そんな気配全くしないのに
「白状しろチャンミナ!!」
キュヒョニヒョンの目の血走りようが尋常じゃない
凄い顔でヒョンに詰め寄るキュヒョニヒョンが可笑しくて笑えてきた
「好きな人はいるよ」
え…
「ヒョン…どんな人なの」
僕の声は震えてる
「僕には勿体ないって思える人」
楽しみにしていた映画
全く頭に入って来なかった

ヒョンの好きな人
ヒョンが好きな人
僕の大切なヒョンが取られてしまう







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コメント

No title

ごめんごめんよー、
急ぎ報告を。
今日赤い豆粒になってきます。

お話の感想とドームの報告、後でさせてね。← 頼まれてないけど、押し売りする予定。

2017/07/28 (Fri) 11:22 | 723621mam #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんばんは(^ω^)
PLANET~TVXQへようこそお越し下さいました☆
赤い豆粒なってきましたか?
愛を叫んできましたか?
楽しいひとときを過ごして来たんでしょうね~♪
押し売り(笑)
ドキドキしながらお待ちしております♡

2017/07/28 (Fri) 21:30 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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