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想定外…僕の初恋24.

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24.






音がしないようドアをそっと開け部屋の中に入る
僕は横向きになって眠っているユノヒョンを見つめた
こんなにジッと見つめる事が出来るのはユノヒョンが眠っている時だけ
すぐ傍にいて…
触れようと思ったら触れらるほどの距離なのに…触れられない
僕は無意識にユノヒョンの唇を見つめてた
綺麗な形の唇
今日の出来事がフラッシュバックする
無意識に自分の唇を触っていた
僕の唇に触れたのはヒョンの唇
初めてのキスはユノヒョンと…
そんな憧れを持っていたけど憧れで終わってしまった
ユノヒョン…
うぅっ…泣けてきた
僕は自分のベッドに入り壁側を向いてくるまって目を閉じ眠ろうと頑張る
頑張ってる時点で眠れそうにはなかったんだけど案の定ほぼ眠れないまま朝を迎えた

「チャンミン…」
遠くの方から僕を呼ぶ声が聞こえる
「んんっ…」
朝方になってようやく睡魔が訪れた僕の身体が起きろと揺すられる
今眠れたばっかだから起きたくない
「起きないと遅れるよ」
耳元で囁く声に僕の睡魔は吹っ飛んだ
バッと目を開いた僕の目の前にヒョンの顔
目に掛かった僕の前髪を触りながら僕を見つめていた
「おはようチャンミン」
僕は驚きの余り声が出ない
何も言わずに見つめる僕に微笑むヒョン
「もうみんな起きてるよ」
ヒョンにジッと見つめられ昨日の事が蘇り僕は布団で唇を隠す
そんな僕の動作にヒョンはクスクス笑った
「可愛いねチャンミン」
そう話したヒョンがハッとした表情で僕を見つめる
「もしかして…ファーストキスだった?」
「……」
ヒョンは何も言わない僕の耳元でこう囁いた
「初めてが僕なんて光栄だな…チャンミンにとって僕とのキスは忘れられないキスになったって事か」
ズキンと心に衝撃が走る
何も言わずヒョンを見つめてる僕の頭をヒョンは撫でた
「朝食出来てるから食べに来てね」
頭にキスを落としヒョンは部屋を出て行った
「……」
寝不足で動きの鈍い身体は直ぐには動かない
ゆっくり起こしベッドから足を出して座るとまたボーっと床を見つめフリーズしていた
「どうした?」
ユノヒョンが部屋に戻ってきて支度をしながら僕に話し掛ける
「寝坊しました…すみません」
ユノヒョンは僕の目の前に立つと視線を合わす為か横に座った
僕をジッと見つめて様子を見ている
「なぁ…彼奴と何かあったのか」
ビクッと身体が揺れる
僕は首を左右に振って何も無いと答えた
「そっか…さっきここから出てきたけど」
「朝食出来てるからって起こしに来てくれたんです」
僕はそう言うとベッドから立ち上がり部屋を出ようとドアの方へと向かう
僕が気になるの?…それともヒョン?
ヒョンを目で追うユノヒョンを思い出してしまった
キュヒョナ…僕のこの性格はなかなか直らないよ
リビングに向かうとヒョンが僕に気付いて朝食の準備をしてくれた
「ヒョン…自分でしますから」
僕はコーヒーを温めているヒョンに声を掛ける
「温めるだけだから」
そう言ってふんわり微笑み「座って」と目で合図する
僕は何だか落ち着かない気分で座った
ヒョンの視線が優しい
「はい…どうぞ」
ヒョンが僕の前に朝食を並べる
「頂きます」
僕は手を合わせて合掌すると静かに食べ始めた
「洗うのは自分でやってね…僕これから準備するから」
そう言いながら僕を見つめる
「もちろんです…ヒョン…有難うございました」
「また後で」
僕の耳元で小さく呟くとヒラヒラと手を振りながらヒョンは自分の部屋へと戻って行った
僕は戻って行くヒョンの後ろ姿をしばらく見つめていた
一つ息を吐いて再び食べ始める
またキスされるんじゃないかってちょっとドキドキした
シャカシャカと茶碗を洗う
洗い終えて部屋へ戻るとユノヒョンはいなかった
ユノヒョン…まだ準備終わってなさそうだけど間に合うのかな…
僕は前日に準備を終えていたので後は出るだけ
時計を見るとマネージャーが迎えに来る時間までそう猶予はない
僕はユノヒョンを捜すことにする
リビングには誰もいない
ヒョンたちの部屋なのかな…
部屋を見に行くとヒョンたちはいたけどユノヒョンはいなかった
ヒョンもいない…
二人がいないんだ
部屋にもリビングにもいなかった
もしかして…
僕はリビングを通過してベランダの方に向かう
«ユノには関係ないよ…僕を断ったんだから»
ヒョンの声
やっぱり…
ベランダの側で僕は立ち止まった
«巻き込むんじゃない»
ユノヒョンの低い声
«巻き込む?…意味わかんない»
沈黙が続きヒョンの声が再び聞こえてきた
«僕を受け入れてよ…ユノがウンって言ってくれたら良い事…全てがうまく運ぶんだよ»
«落ち着いて考えるんだ»
«落ち着いてるよ…ユノが考えなきゃいけないんじゃない?»
«俺は変わらない»
«僕も変わらない»
「チャンミナー!!…ユノいたかー?」
うわっ!!
心臓が飛び出るかと思うぐらいビックリした
ヒョンが部屋から大きな声で叫ぶからヒョンがベランダからリビングに戻ってきた
ヒョンは僕と視線が合うと意味深に微笑む
「あれチャンミン…どうしたの?」
微笑むヒョンの後ろからユノヒョンが出てきた
「ユ…ユノヒョンがまだ準備途中みたいだったから…マネージャーもう直ぐ来る時間だし捜してたんです」
「そうだったんだ…ユノ…準備済ませなよ」
ヒョンはそう言うとユノヒョンに部屋へ戻るよう促した
ユノヒョンが僕の横を通って部屋へと歩いて行く
「チャンミンは準備出来てる?」
ヒョンが僕に声を掛ける
「出来てます」
「さすがチャンミン」
肩を抱かれて僕はヒョンを見る
「じゃあ行こうか」
「え?」
ヒョンはベランダを指差して微笑む
「マネージャーが来るまでここでまったりしてようよ」
僕の肩を抱いたヒョンは僕の返事を待たずにベランダへと移動する
ヒョンと二人…僕から話す事なんて何も無い
長い沈黙の後ヒョンが僕に話し掛ける
「聞いてた?」
僕は何も言わずヒョンを見つめる
ヒョンは微笑むと僕の顔を覗き込みながら言った
「さっきの話」
「さっきの話…ですか」
ヒョンはウンと頷いて僕をジッと見つめている
「今日さ…時間ある?」
ないと断った方が良いし今までの僕なら断っている
そう分かっているのに僕は断らなかった
「ユノには内緒ね」
ヒョンはそう言うと自身の唇に人差し指をあてて微笑んだ







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2017/07/05 (Wed) 17:14 | # | | 編集
姉さまへ

姉さま、こんばんは('ω')ノ
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました♬
そうなんすよ…
20話超えてるてどゆことやねん(汗)ってあっこが一番驚いてます(笑)
そして…
笑わんといてくださいよ~(笑)
それはわかってるんやけどそれまでがね…
先にあっこが泣いてます
(笑)
腕次第~
なんときっついプレッシャーかけるんすかぁ(滝汗)
お肉ついてタプンタプンの腕ですが頑張りま~っす♡
姉さま
コメント下さりありがとうございました!!

2017/07/05 (Wed) 22:30 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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