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想定外…僕の初恋22.

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22.







また起きてる
ユノヒョンが夜中に起きる
いつもは深い眠りのユノヒョンが夜中に身体を起こして一点を見つめている
小さくため息をつくユノヒョンを僕は前にも見た事があった

「ごめん!!…遅くなって」
スマホを弄ってゲームに夢中なキュヒョナに声を掛けた
「おせーよ」
「ごめんって」
画面から目を離さず話すキュヒョナ
「ちょっと待ってな…もう直ぐ終わるから」
「うん…」
僕は店員が運んできた水を一気に飲み干して乾いた喉を潤した
「よし…勝った」
キュヒョナはドヤ顔して画面を見せながら僕を見つめる
「良かったね」
「まぁな…お前より先にクリアするのが目標だったからミッションクリアだ」
「そうなんだ…」
僕は苦笑いしながら返事をした
既にクリアしてる事なんて言えない
「すみませーん」
キュヒョナは店員を呼んで気分良さそうにメニューを注文し始めた
「適当に注文したけど良かっただろ?」
「うん…いつものメニューだったじゃん」
僕の言葉にキュヒョナは親指を立てた
「じゃあ以上で」
パタンとメニューを閉じて店員がメニューを復唱しているのをジッと聞いていた
「以上で宜しいでしょうか」
「はい…大丈夫です」
僕は店員を見つめ軽く頷いた
「かしこまりました…少々お待ちくださいませ」
「よろしく」
店員が去って行くのを見届けたキュヒョナが僕を見つめた表情
さっきのドヤ顔が嘘みたいに180度違う
「チャンミナ」
声のトーンでわかる
キュヒョナは怒っている
「俺に何か言うことないか」
やっぱり…
「ごめん…」
「話してくれるよな」
僕は静かに頷く
キュヒョナは大きく溜め息をついて僕を見つめた
その視線が痛くて僕はキュヒョナからいったん視線を外し気持ちを落ち着かせる
そして再びキュヒョナを見つめた
「前に食べに行った日の電話で…キュヒョナに事実とは違うことを言いました」
「回りくどい言い方するなよ」
おっしゃる通り…
キュヒョナは水をひと口飲んで一呼吸置く
「何で嘘なんかついたんだよ」
「……」
僕がキュヒョナをジッと見つめてるとキュヒョナが僕の目の前に指を差してきた
「キュン死してしまうからそんな表情で俺を見るな」
僕にはよく分からない理由
見るのを拒否られたけどそのまま見つめ続ける
「お待たせしました」
テーブルに並べられたメニューを突っ付きながら話を再開させる
「キュヒョナに安心してもらいたかった」
「何だよそれ」
キュヒョナは憮然とした表情で僕を見る
「安心できない何かがあったんだ」
嗅覚は恐ろしいほどあるキュヒョナ
僕が黙っているとキュヒョナは話し始めた
「お前が嘘なんかつくタイプじゃない事ぐらい知ってる…なぜバレちゃう嘘をついたか」
キュヒョナは僕をジッと見つめてポツリ
「お前が嘘つく時は平気なフリをしなきゃいけない時だ
お前…あの日に何かあったんだろ?」
僕は一つ深呼吸して話し始めた
「あの日ね…帰ってユノヒョンに«何で俺を避けるんだ»って聞かれなかった
ユノヒョンはヒョンを抱き留めてたから…
ふざけてる雰囲気じゃないしその空間に入っちゃダメだって感じた
部屋に入らずそのままリビングに行こうって
部屋の前に居たのはほんの数秒だったんだけど抱き留めてるユノヒョンと僕は目が合ったんだ
別に見られても平気って表情してて…その場の空気に僕はショックを受けちゃった」
キュヒョナはジッと聞いている
「ほら…キュヒョナとあんな話をして帰ったじゃん?
自分でも驚くぐらい期待して帰っちゃってたみたいでさ
現実見せつけられて…予想以上にショック受けててビックリ」
僕はそう言って笑った
「お前…そこ笑うとこじゃないからな」
真顔で突っ込まれた
僕は肩を竦めてお手上げポーズをとる
「その後が…変なんだよね」
「へん?!」
キュヒョナが食いつく
「変なんだ…その日の夜中にね
ユノヒョンは寝てる僕の頭を…こう…優しく撫でたんだ」
「何だと!!」
「ユノヒョンがよく分かんないよ…」
「ちょっと待てチャンミナ」
キュヒョナは手を広げて話す僕を止めた
「整理させてくれ」
キュヒョナはそう言うと一つ一つ確認するように話し始める
「ユノヒョンはヒョンを抱き留めてたんだよな…ユノヒョンの腕はヒョンに回ってたか?」
「回ってなかった…かな」
「そうだよなチャンミナ…お前の表現も抱きしめたじゃなくて抱きとめただろ?
腕が回ってたらユノヒョンだと確実に相手の頭に手があるハズだ」
「そうなのかな…」
「お前っ…近くにいて分かんないのかよ!!」
「ごめん」
凄い目でキュヒョナに見られた
「もうな…俺的には何ウダウダ言ってんだって感じだよ」
「へ?」
僕は思わず素っ頓狂な声を出してしまった
「お前のそのネガティブ思考何とかしてくれ」
「はぁ?」
「俺の分析をよく聞いとけよ」
キュヒョナはそう言って話し始める
「愛の告白であったとしよう…
腕が回ってなかった時点でユノヒョンの答えはNOだった…コレごく自然な解釈だ
お前と視線が合っても動じてないのも頷ける…NOだから慌てる必要も無い」
「僕たちそんな仲ですが何か?って視線だと思うんだけど…」
僕がそう言うとキュヒョナは顔を左右に振る
「違うなチャンミナ…何で俺がNOと思えるか…それはさっきチャンミナが話してくれた夜中の出来事にある」
ここでキュヒョナは水を飲んで一呼吸置いた
「夜中ってさ…秘密にしてる事をやったりする時に動く時間帯だと思うんだ
すなわち心の中が見えちゃう時間帯
ユノヒョンがお前の頭を撫でたのは抱き留めたシーンを見てお前が動揺してると思ったんじゃないか?
目に入れても痛くないチャンミナを動揺させてしまったからゴメンって意味のある行動だ
てかさ…その時お前は起きてたんだ」
僕は頷く
「あんなシーンみて眠れなくて…
そしたらユノヒョンがムクっと起き上がって…溜め息つくし気になって様子みてたんだ
ユノヒョンて普段は死んだように爆睡するからさ」
「そうだよな」
キュヒョナはウンウンと頷いている
「こっちをずっと見てきてさ…そしたらベッドから出て来るじゃん
僕の目の前に来て頭撫でて…部屋を出てった…もうビックリしちゃって」
「撫でられた時どうだった?」
「え?」
「俺に嘘ついた罰だ…その時の気持ちを述べよ」
キュヒョナはニヤッとして僕の返事を待っている
逆らったら血祭りの刑にされそうだから大人しく思ったことを告白する
「ビックリしたけど…その手が優しくて…嬉しくて
僕の中では混乱したけどやっぱり僕はユノヒョンが好きだから嬉しいって感じました」
「ドキドキした?」
「そりゃね…鼓動がユノヒョンに聞こえてないか心配したから」
「萌えるな」
僕は苦笑い
「その日がターニングポイントってことかな」
キュヒョナは腕組みをしてポツリと呟いた
「ターニングポイント?」
「チャンミナも感じてるハズだ…二人の雰囲気変わっただろ」
僕は頷く
「事務所で会った時とか番組で会った時に俺は違和感を感じたんだ
みんなはさほど感じてないと思うよ…俺はホミン信者で観察しまくってるから感じるんだけどな」
そう言って笑う
「お前はどう感じてる?」
キュヒョナが僕に聞く
「ヒョンが…」
「うん」
「僕に絡んでくる」
「そうだよな…お前を追ってる
ユノヒョンはヒョンを追ってるだろ?」
「そんな気がする…」
「ん~…何なんだろうな」
キュヒョナは天井を見つめ考えている様子
「お前と絡んで~NOと言ったユノヒョンに揺さぶりをかけているのか…」
バンっとテーブルに手を置いて身を乗り出し僕の目の前に顔を持ってきたキュヒョナに驚いて僕はガン見する
「お前をユノヒョンから奪おうとしてんじゃないか?」
「奪おうって…それ変だよ」
「三角関係か…」
キュヒョナは一人頷いている
「そもそも三角になってないって」
「煩いな…俺の仮説と妄想の邪魔すんなよ」
キュヒョナは前のめりになってた身体を元に戻してドカっと座った
「ヒョンが僕に絡むのは…
僕に絡むのは全てユノヒョンへのメッセージなわけで三角関係にはならないよ」
あれ…聞いてないのかな
キュヒョナは腕組みをしたまま固まっている
「ちょっと様子みてみるか…」
一点を見つめながら呟いたキュヒョナ
「今日会えて良かったよチャンミナ
お前のネガティブ思考がお前に嘘をつかせるのは予想通りだ
相変わらずユノヒョンとは変な距離感
仕方ない…お前があんな解釈してるなら変な距離感にはなる
でも二人はラブラブじゃないから安心しろ」
キュヒョナは僕の肩をポンポンと叩いてウィンクして笑った
「あはは…」
僕は苦笑いするしかない
「ただな…どうも二人の雰囲気が気になるんだよ」
そう言葉を残してキュヒョナは帰って行った
それは僕もヒシヒシと感じてる…
ユノヒョンが夜中起きること
ヒョンが僕に絡んでくること
どんな理由でかは分からないけどきっと関係してる
キュヒョナの勘は当たるんです





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コメント

No title

カウンセラーぎゅ。
ここは君だ。
これぞ君だ。

2017/06/16 (Fri) 12:18 | #- | URL | 編集
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2017/06/16 (Fri) 12:25 | # | | 編集
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2017/06/16 (Fri) 12:26 | # | | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんばんは(*^^*)
PLANET~TVXQへようこそお越し下さいました!!
何の迷いもなく723621mamさんからだー!!ってコメ読んでました(笑)
だってコメ簡潔やし言い回しが723621mamさんやったから(笑)
わざわざご連絡下さり有難うございました
慌ててました?
念押し?で連投されてましたよ~
お心遣いに萌えたあっこでした♡
723621mamさん
コメント下さり有難うございましたm(_ _)m

2017/06/17 (Sat) 00:34 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
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2017/06/17 (Sat) 17:57 | # | | 編集
姉さまへ

姉さま、こんばんは('ω')ノ
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました☆
先ずはお帰りなさいませm(__)m
散財…仕方ない仕方ない(笑)
想定の範囲内やったでしょ?(笑)
想定外だったのがガイドブック!!
懐かしい♬
より絆を深めた出来事でございました
あっこ
惜しげもなく愛を叫んでましたでしょうか?(笑)
これからも変わらずよろしくお願いいたします!

さてさて本題ですが
お察しの通りにござりまする♬
あっこの脳がですね…かなりダメージくらってるんすよ(笑)
心もなんですが(;'∀')
そんな時にキュヒョンは救ってくれます
なんてイイ奴なんでしょう( ノД`)
有難うキュヒョン!
がばっと豪快にハグ状態ですね(笑)
何だか同志にすら思えてきましたよ(笑)
次回の23話
しっかりと脳内整理して表現していきます!
姉さま、コメント下さりありがとうございました!!

2017/06/17 (Sat) 22:34 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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