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想定外…僕の初恋21.

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21.






今までの感じじゃないんだ
僕にしか分からないユノヒョンの変化
気づかない方が楽だったと思う
いつものように接してるように見えるけど空気感が変わった
変わったのはあの日から…
どう変わったかって?
ユノヒョンがヒョンの行動をよく見るようになったんだ
今までだって見てたけど…上手く表現出来ないけど色が違う
あ…また…
ユノヒョンの視線を辿ると談笑しているヒョンを見てた
ヒョンを見てるユノヒョンを僕は見つめて溜め息をつく
相変わらず僕は何やってんだろ…
訳わかんない理由でキュヒョナとの関わり方に釘を刺されイライラしてた僕が
今じゃユノヒョンを目で追っている
好きだから仕方ないけど
どんな経緯であのやり取りとなったんだろう…
懲りもしないで本人に聞かないと答えが出てこないこの事を頭の隅ではいつも考えている
聞けるわけもないから次第にストレスとなって僕を蝕んでいくだけだった…
「なに?」
ユノヒョンの声でハッと我に返るとユノヒョンが僕を見つめていた
気づかれてた事で顔が火照る
僕は慌てて顔を左右に振って視線を外した
「チャンミナ~」
トイレから戻って来たヒョンが僕に絡み始めユノヒョンから突っ込まれずに済んだ
「チャンミナ~…また何か説教でもされたのか?」
ヒョンが僕の耳元で話す
「されてないです」
僕はヒョンに拗ねた顔して答える
「お前の拗ねた顔に俺はエクスタシーすら感じちゃうな」
ジッと僕を見つめるヒョン
「飽きもせず毎回気味悪いこと言いますね」
ニコッと微笑みながら話す僕にヒョンは真剣な表情で詰め寄る
「気味悪い訳ないじゃん?…マジなんだから」
ギュッと抱きしめられて僕はもがく
「もうっ…ヒョンっ……苦しいです」
ヒョンはガハハと笑ってる
「俺からの熱き抱擁を受け止めてユノから受けた説教で傷付いたお前の身体を癒してやる~」
「ヒョンっ…いつも僕がユノヒョンに説教されてると思ってっ」
「あれ…違った?」
ヒョンが身体を少し離して僕と視線を合わす
「違います…そしてヒョンの距離感おかしいですよ」
「距離感って…このこと?」
耳元で話すヒョン
僕は耳朶に触れそうな距離で話すヒョンから少し離れた
「そう…それそれ」
「お前な~…露骨に離れ過ぎ」
「ヒョンには分かり易い方が良いと思って」
僕は笑いながら答える
「そうはさせない!!」
ヒョンが僕を羽交い締めにして耳に息を吹きかけてきた
「あ…」
ヘナヘナと腰から砕け落ちる僕
そんな僕を抱きとめヒョンが耳元で囁く
「こんなに弱いとは知らなかったな…最強なお前の弱点見っけ」
そう言ってヒョンは僕を見つめると満面の笑みを浮かべ離れていく
今度はヒョンと絡み始めた
相変わらず仲の良いヒョンたち
ボーッと眺めてたらヒョンと目が合ったんだけど…
目が合ったのが合図だったかのようにヒョンが僕の方へ歩いてきた
「チャンミナ…おいでよ」
珍しくヒョンが僕の肩を抱きみんなのいる方へ来るよう誘ってきた
「たまには僕とも絡んでくれても良いんじゃない?」
こ…この距離感
きっとヒョンが言ったんだ
話す距離感がヒョンの唇が僕の耳朶に触れるほど…
「ヒョンに何か言われたでしょ…」
ヒョンはにっこり微笑むとゆっくり近付いてきて吐息混じりな声で話す
「ここ…弱いって教えて貰った」
擽ったくて肩をすぼめる僕を見てヒョンは優しく笑った
なんだろう…なんか違う
「おいで…」
やっばりこんなの違う…こんなヒョン初めて
「ほらチャンミン」
そう言ったと同時だった
「チャンミン」
ユノヒョンが僕に声を掛けてきた
振り向くとユノヒョンは僕じゃなくヒョンを見つめていた
呼んだ僕を見ないでヒョンを見つめてるユノヒョンに僕は傷付く
「なに?…ユノ」
ヒョンはユノヒョンに声を掛ける
「チャンミンは振付けの確認がしたいから隣のスタジオに行って貰う」
「振付け?」
ヒョンが答えている
「気になる所あるから」
そう言ってようやくユノヒョンは僕を見た
「チャンミン」
冷たい色した視線にズキリと心が痛む
僕が何かしたって言うんですか…
沈黙の時間が流れる
「ヒョン…僕…練習してきます」
僕はそう言って僕の肩に置かれていたヒョンの腕を解いた
「ユノ…ここで確認出来ない?」
ヒョンがユノヒョンに話しかける
「ここじゃ無理だ…曲かけてやりたいし準備の邪魔になるから」
撮影スタジオで撮影中な僕たち
今はセットの準備でスタッフが動き回っている
「そっか…じゃあ行ってらっしゃい」
そう言うヒョンに僕は頭を下げる
歩こうとした瞬間にヒョンが僕の腕を引っ張った
「後でね」
ヒョンは僕の耳元でそう呟くとニコリと微笑みながら僕の頭を撫でた
「チャンミン…」
ユノヒョンが僕を呼ぶ
「行ってきます…」
歩き始めたユノヒョンの後ろをついて歩く
足音だけが響く廊下…無言で歩くユノヒョンと僕
隣のスタジオへ入るとユノヒョンは軽く息を吐いた
大切なヒョンと僕が絡む事が嫌だって溜め息ですか…
溜め息をそう解釈した僕のテンションは更に下がった
「ヒョン…どの曲の振付けですか?」
気持ちを切り替えてユノヒョンへ声を掛けるとヒョンはゆっくり僕に視線を向け細かいステップの説明を始めた
「いつもチャンミンはここで遅れるから」
「はい…」
踊りながら確認していく
何度か踊ると曲と合うようになって来た
ユノヒョンを見るとヒョンは親指を立てて軽く頷いている
良かった…
「有難うございました」
僕はユノヒョンに頭を下げるとスタジオから出る準備を始めた
あれ…
ユノヒョンからはスタジオを出る気配を感じ取れない
もう直ぐ次の撮影のセットも完成するから戻らないといけないのに…
「ユノヒョン?」
僕がユノヒョンに声を掛けると僕をチラッと見てゆっくり動き始めた
ドアに向かうユノヒョンを見て僕も続く
出る直前ユノヒョンはクルリと振り返り僕を見つめた
うっ…
その目の色は嫌だ…
僕の心臓の鼓動が徐々に上がっていく
「あんまり甘え過ぎるなよ」
僕は耳を疑った
「な…何のことですか」
いきなりそんな話を振られて驚いた
ユノヒョンが僕の何を見てそんなこと言うのか僕には全く理解できない
もしかしてさっきの…ヒョンとの絡みが嫌で?
でも僕が絡みに行ったんじゃない
「それ…ヒョンとのこと言ってるんですか」
返事をしないユノヒョンに苛立ちを覚える
「僕からヒョンに絡んだんじゃありませんし僕は過度にヒョンたちに甘えてなんかいない…
前にも言いましたけどユノヒョンもヒョンもキュヒョナも僕は同じように接してます」
僕の声は震えてた
「僕は誰とも心を許してはいけないんですか
僕に孤独で居ろと…そう言う事ですか!!」
ユノヒョンをギっと睨む
「キュヒョンは関係ない…程々にしといた方が良いと言ってるんだ」
自分は好き勝手にしてるのに…
「誤解しないで欲しい…
全く関わるなと言ってるんじゃなくて今まで通りで良いって意味だ」
「僕は何も変わってません…露骨に僕から甘えてなんかないじゃないですか」
「チャンミン」
ユノヒョンが僕の肩に手を置いて僕を見つめる
僕は天井を見上げる
「何でそんなこと今言うんですか…僕にはユノヒョンが分からない
ヒョンには自由があって僕には自由があっちゃ駄目なんですか」
肩に置かれている手に力が入ったのが分かった
「チャンミン…そうじゃない…」
「じゃあ何なんですか…」
ユノヒョンはしばらく黙ったまま僕を見つめる
綺麗で真っ直ぐなユノヒョンの瞳に僕は吸い込まれてしまう
僕の好きなその瞳の奥に見えた不安な色
ユノヒョンから初めて不安を感じ取った僕は目を見開いた
「ユノヒョン…」
僕の言葉を遮りユノヒョンは話し始める
「チャンミン…周りに流されるな…意思をしっかり持っておくんだ」
ユノヒョンの表情が余りにも真剣で何も言えなかった…
なんでそんな事を言い出したのかは分からないけど僕が頷くと安心したようにユノヒョンの表情が少し柔らかくなった
「戻ろう」
そう言ってユノヒョンはスタジオを出た
僕も後を歩き始める
「わっ!!」
前を歩いていたユノヒョンが突然立ち止まったのに気付かなかった僕はユノヒョンにぶつかってしまった
「待ってたよ」
ヒョンだった
え?
ユノヒョンを通り越して僕の手を掴んだヒョンは僕と目が合うと優しく微笑んだ
ユノヒョンを待ってたんじゃないの?
僕の戸惑った表情をヒョンは楽しんでいるかのように見つめている
「ユノ…もう終わったんでしょ?」
ユノヒョンはヒョンに向かって静かに頷くと握られた僕の腕をチラッと見て僕を見つめた
そんな目で見て欲しくない…
僕はユノヒョンの視線に耐えられず視線を外す
「じゃあ行こうチャンミン」
引っ張られる僕の腕
おかしい…
いつもならユノヒョンと肩を並べ歩く筈なのに…
「チャンミン」
ユノヒョンが僕の名前を呼んだ
僕は顔を上げてユノヒョンを見つめる
「さっきの感覚忘れるなよ」
そう言って僕とヒョンを残して歩いて行った
いつまでもユノヒョンの後ろ姿を見つめていた僕の肩をそっと抱き寄せたヒョン
僕をジッと見つめてきた
「そんな警戒しなくてイイじゃん」
そう言ってふんわりと微笑むとユノヒョンが去って行った方を見つめた
「チャンミンは僕のチャンミンでもあるんだからね」
「え?」
ヒョンは笑うだけ
「さっ…行こう」
不思議な時間だった
ユノヒョンの様子もおかしいけど同じようにヒョンも今までのヒョンとは違った
「おぉ~…おかえりチャンミナ」
ヒョンたちが僕を囲む
ふざけ合っているうちにいつの間にかヒョンが居なくなっている事に気づいた
少し離れた所でユノヒョンと話をしている
僕の視線に気付いたヒョンは僕に手を振っている
嘘でしょ…
今までじゃ有り得ない
そんなヒョンをユノヒョンは腕を掴んで話し掛けている
ふとヒョンがユノヒョンの耳元に顔を寄せた
ユノヒョンの動きが止まる
そしてヒョンの笑い声
ヒョンは軽くユノヒョンを抱き締めるとこちらに戻ってきた
ヒョンたちは変わらず話し始めたけど僕は二人の空気感の変化が気になってまともに話を聞いてなかった






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コメント

No title

ザワザワざわざわ。
あ〜れ〜〜、まきこまれるーーー

2017/06/09 (Fri) 07:23 | 723621mam #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんばんは('ω')ノ
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました!
ざわざわ~
ウマい表現っすね♬
傷を負いながら進めてる感じです
Mなのかしら♡
ガチっ子ですのにー!!
傷口が疼いて泣けちゃう( ノД`)
助けてユノー!!
想定外な初恋なわけやから想定外に好かれちゃうことも時にはある…
しょゆことでOK?
OKなわけないやないかい
こっちは瀕死の重傷やって…
って
ブツブツ言いながら進めております…
だって…
萌えが一つもないんだからよ!
萌えくれよ!!
( ゚Д゚)!!
愚痴ってました(汗)
失礼いたしました(;'∀')
723621mamさん
コメント下さりありがとうございましたm(__)m

2017/06/09 (Fri) 22:43 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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