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想定外…僕の初恋20.

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20.






ふざけてる雰囲気じゃなかった
僕に気付いて見つめたユノヒョンの目の色に胸が締め付けられた
見られても平気だと…そう言われてるように感じた
ヒョンと何があったんだろう
どうしてあの状況になったのか全く掴めない僕にこれ以上の詮索は不毛
ユノヒョンの胸の中に収まっているヒョン…収まることの出来るヒョン
ふざけた雰囲気じゃなかったのが逆にショックだった
キュヒョナとあんな話をして帰ってきたからちょっと期待してしまった自分がいた
期待しちゃいけない
淡い期待は打ちのめされた格好となった
シャワーを顔からダイレクトに浴びる
水圧が肌的には少しキツいぐらいだけど僕は敢えてその痛みを感じたかった
二人の独特な空気感
僕はあんな風にユノヒョンの胸に飛び込むなんて出来ない
あぁっ…もぅ!!
顔を荒っぽく洗うと手短かにシャワーを済ます
「はぁ…」
溜め息をつきながらバスルームから出て身体を拭く
色々と納得いかないのに諦められないユノヒョンへの想いに何だか可笑しくなって笑いが出る
気持ちを抑えるなんて出来ないって自分が一番分かってるし
そもそも告白しようなんて思ってもないんだから苦しくて当たり前
僕はパンパンと頬を軽く叩くとバスルームを出て部屋へと向かった
あ…
部屋のドアの隙間から明かりが見えてユノヒョンがまだ起きてる事を僕に知らせる
寝てて欲しかったな…
そんな事思いながらそっとドアを開けるとユノヒョンはベッドに腰をかけて何か考えているのかピクリとも動かない
何だか声も掛けづらいし静かに部屋へと入ると意外と直ぐ僕の気配に気付いて顔を上げた
「お帰り」
「え…」
ちょっと驚いて僕はユノヒョンを見つめる
「まだお帰りって言ってなかったから」
ユノヒョンはそう言うと僕から視線を外した
「帰るの…遅くなってすみませんでした」
僕の言葉に逸らした視線を僕へ戻しチラッと時計を見て軽く息を吐く
「そうだな…もう少し早く帰って来ないとな」
そう話すユノヒョンと僕は再び視線を合わせる
「すみません」
僕はそう言うとベッドに腰を掛けて身体の火照りを冷まそうとしばらくの間座っていた
何となく空気が重い
ユノヒョンの様子がいつもとは違うしあのシチュエーションが嫌でも蘇ってきてしまう
「寝るぞ」
パッと電気が消えて部屋は真っ暗
「おやすみ」
ユノヒョンはそう言うと布団に入った
「お休みなさい」
僕も布団に入って天井を見つめながら睡魔が来るのを待つ事にする
チクタクと時を刻む音
はぁ…
ダメだ…眠れない
なかなか寝付けずにゴロンと横向きになった時に暗闇の中ユノヒョンが起き上がったのが見えた
いつも死んだように深い眠りなユノヒョンなのに珍しい
ユノヒョンは上半身を起こした状態のまま動かない
僕はユノヒョンの様子を静かに見ていた
時々小さく溜め息が聞こえる
ヒョン…珍しく眠れないんだ
«やめろ»
ユノヒョンの声が蘇る
溜め息をつくユノヒョンを僕はただジッと見つめている
その溜め息の意味を知りたい
ヒョン…何をどう想いそんな溜め息をついているんですか
ガサっと布団の音がしてフリーズ状態のユノヒョンが動き出したのが分かった
僕は慌てて目を瞑って寝たフリをする
ユノヒョンは立ち上がったままなかなか動かない
目を瞑っていてもユノヒョンが僕を見つめているのを感じる
うっすら目を開けてみると…やっぱりこっちを向いて黙って立っていた
慌てて目を瞑りドキドキと音を立てる胸を必死で宥める
«僕は寝てる…スヤスヤ寝てる»
自分に暗示をかけるように繰り返し唱えていたらフッと髪に何かが触れた
どうしても確認したくて開いてるか分からないぐらいな感じで目を細く開けてみる
目の前にはしゃがんで僕と同じ目線になったユノヒョンがぼんやりと見えた
わっ!!…僕の予想は当たってた
僕の髪に触れるユノヒョンの手
心臓は未だかつて無い程の速さで鼓動している
起きてるのがバレないように目を瞑る
何度か撫でられて…フッとユノヒョンの気配が消えたのを感じた
そっと目を開けて部屋の様子を確認してみるとユノヒョンのベッドは空っぽ
僕は寝返りを打ち目の前の壁を見つめる
「ビックリした…」
心臓はまだドキドキと激しく打っている
優しく撫でるユノヒョンの手の感触
僕はユノヒョンが撫でてくれた付近を触りいつまでもその余韻に浸った
でも何でこんな行動を…
まるでアメとムチみたいじゃん
涙がポロポロと出てきて僕は壁を見つめながら声を殺して泣いた
僕の想いはユノヒョンへ届くことは無いというのに…どうしようもないほど好きが止まらない
ユノヒョンが戻って来る前に泣き止まなきゃ…
きっと«どうした?»って聞いてくるだろうし聞かれても理由なんて言えない
なんて返事したら良いのか今の僕には適当な言葉が浮かびそうにない
ベッドの傍に置いてあるティッシュに手を伸ばし静かに鼻をかむ
涙を拭いて深く深呼吸をした
落ち着けシム・チャンミン
ここ最近の僕は強気な振る舞いをしていた
納得いかなくてイライラして自分からユノヒョンを避けていた
キュヒョナと話して僕の思い違いみたいな部分もあるんじゃないかって…そんな気になりかけてた僕
少しでも期待してしまった矢先にさっきのシチュエーション
予想以上にショックを受けている僕にある意味驚いた
片想いはツラい
身に染みます
「好きになるって感情がうまくコントロール出来なくなるんだな…」
小さく呟いた僕
キュヒョナに言ったらきっと爆笑される
仕方ないじゃん…
この恋は初めての恋…「初恋」なんだから
僕は身体をくの字にして目を瞑る
泣いて目が疲れたのかも知れない
僕はいつの間にか眠っていた

翌朝いつものようにリビングに行くとヒョンが朝食を準備していた
「ヒョン…おはようございます」
忙しく朝食を準備しているヒョンの隣に並び皿をヒョンに渡す
「おはようチャンミン…これ並べて」
「はい」
ワンプレートの皿に綺麗に盛り付けられた朝食をテーブルへと運ぶ
「おはようチャンミン」
僕の背後からユノヒョンの声
「おはようございます…」
僕が目覚めた時には部屋にいなかったユノヒョン
あれから部屋に戻って来たかどうかも分からない
ユノヒョンは椅子に座るとキッチンで準備をしているヒョンの後ろ姿をしばらくの間眺めていた
ヒョンを眺めるヒョンも気になったけど
時折テーブルの上で握られた自分の拳を見つめる目の色が気になった
何故だか溜め息が聴こえてきそうな目の色をしているんだ
そんなユノヒョンをガン見する僕の視線に気付いたユノヒョンが僕に視線を向けた
「なに?」
ヤバっ…
「いえ」
ユノヒョンは少し首を傾げると椅子から立ち上がり「手伝うよ」と言ってヒョンの隣に並んだ
二人の後ろ姿を僕はボーッと見ていた
「おはようチャンミナ~」
起きたてホヤホヤのヒョンが僕をギュッと抱きしめる
「ヒョン…くっ…苦しい」
「そんなの却下」
更にギュウギュウ抱き締められた僕の首筋に舌が這ったのを感じて変な声をあげてしまった
バッと身体を離したヒョンが僕をガン見する
「おっ……お前……なんて声出すんだ…朝からエロいぞ…誘ってんのか」
何でそんなマジな顔で言えるのか不思議でならない
「誘ってないです…ヒョンが変な事するから声が出ちゃったじゃん!!」
僕はヒョンを睨みながら抗議
「ヤベェ…勃っちまった」
「……」
「ほら…」
指差す方向を見ると立派に勃っている
「起きたばっかで朝勃ちなだけでしょ!!」
「んなシラケること言うなよチャンミナ~」
「事実です」
ヒョンが僕の肩に手を回す
「ベッド行こうか」
耳元で囁くヒョン
「行きません!!…僕はそんなケもありません」
僕はヒョンの腕を振り解き椅子に座って黙々と朝食を食べ始めた
「なんだよチャンミナ~…マジで誘ったのに」
ギロっとヒョンを睨むとみんな笑った
「お前とチャンミンは同室には出来ないな」
ヒョンが笑いながら話す
「マネージャーに言っとく?」
ヒョンがユノヒョンを見る
「そうだな…」
「ヒョン…僕からもお願いします」
ユノヒョンは笑いながら僕に親指を立てた
いつもの朝の雰囲気に戻って僕は安堵する
だけどその日からユノヒョンが変わっていった







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コメント

多忙なのに頑張ったかww

揺れるチャンミン~~
ユノは何考えてるのかな~~?
苦しくても楽しかったであろう五人時代。
青春真っ只中の2人だね。
(チャンミン相手に発情したのは誰や!ww)
さて、どうなるのかな???

2017/05/19 (Fri) 07:45 | まろり~な #la5PUrQg | URL | 編集
No title

んんん、、、
ユノにも想定外な何かが起きてるのかな。
ゆのひょん、チャンミン泣かせんといて〜

2017/05/19 (Fri) 08:26 | 723621mam #- | URL | 編集
姉さまへ

姉さま、こんにちは('ω')ノ
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました♬
苦しくて楽しかったであろう五人時代…
きっとそうやったんやろなぁ~
がむしゃらに突っ走ってた時代ですよね(きっと…その時代しらんから(汗))
発情したのん?
誰かなぁ~(笑)
毎朝起きるとあの可愛いチャミが居るんすよ?
みんなムラムラしちゃうやろー!(笑)
色んなパターンを妄想してお楽しみくださいm(__)m
色んなパターン?
パターン?

おえぇぇぇ…
出来るかい‼(゚Д゚)ノ
ユノしか無理♡
失礼いたしました(;'∀')
姉さま
コメント下さりありがとうございましたm(__)m

2017/05/19 (Fri) 13:02 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんにちは('ω')ノ
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいました!
んんんって唸ってますね~
何も言えねぇ←某メダリストの名言より
そんな感じでしょうか…
723621mamさんの切なる想い
確と受け止めたー!
次回はどうなるかしらん
うふ♡
723621mamさん
コメント下さりありがとうございました(^^♪

2017/05/19 (Fri) 13:17 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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