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想定外…僕の初恋17.

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17.






ドアをノックする音がしてユノヒョンが返事をする
楽屋のドアが開きSJメンバーが挨拶に来て楽屋は一気に賑やかになった
一番後ろから入ってきたキュヒョナは僕と目が合うと軽く手をあげた
僕も目で合図を送る
ゾロゾロと入ってきたメンバーはユノヒョンやヒョンたちと話し始めた
キュヒョナはユノヒョンたちに挨拶すると僕の隣に座って僕をジッと見つめてきた
「な…なに」
視線に耐えられず僕はキュヒョナに声を掛ける
「調子はどう?」
キュヒョナの視線はまだ僕に向けられている
「うん…まぁまぁ」
「一人違う空気醸し出してるぞ」
「そぉ?」
キュヒョナは頷いてしかめっ面している
「ヨドンデル」
お腹を抱えながら笑うキュヒョナ
僕はキュヒョナをガン見
「そんな事ないよ」
キュヒョナは両手をあげて首を左右に振り
「自覚なしか…収録終わったら思いっきり吐け…俺が聞いてやるからさ」
「何をだよ」
「何をって?…電話で言ってたじゃん…話してくれるって」
そう言いながら僕の頭を撫でる
「僕を子供扱いしない」
「あの人の理解不能な言動で俺に電話してきたんじゃん…」
ジロっとキュヒョナを見つめるとニコニコしながら僕を抱き締めた
「恋愛に関してお前はお子ちゃまだ…
お子ちゃまなお前はあろうことかユノヒョンというとんでもなく競争率激しい相手を好きになっちまった」
僕の耳元でそんな事を言ったキュヒョナ
僕の顔はみるみる赤くなりそんな僕の反応をキュヒョナは喜ぶ
「チャンミナ可愛い」
そう言って僕を改めて抱き締め直す
「終わったらゆっくり話聞くからな」
僕から身体を少し離して視線を合わすとキュヒョナはウィンクして微笑んだ
「気持ち悪…」
「何でだよ…俺のウィンクで失神しちゃうファンだっているんだぞ!!」
キュヒョナは目を見開いて僕に話す
「へ~…」
「まぁいい…そんな事言えるのも今のうちだからな…
数時間後にはお前は俺の腕の中で泣き崩れている事だろう」
ドヤ顔しながら話している
「全然想像出来ないし」
「あ…今日は俺と飯食うって言ってあるのか?」
そう言えば何も言ってなかった
僕の表情で悟ったキュヒョナ
「言っとけよ」
「はい」
やっぱりキュヒョナと話すのは楽しいし気が楽だな…
改めてキュヒョナの存在は有難いと思った
「何だよ…」
「え?」
僕はキュヒョナを見つめる
「俺を見つめたままポーッとしてたぞ?」
「嘘…」
僕は首を傾げる
「心ここに在らずって事か」
そう言って大きく頷くキュヒョナ
「安心しろチャンミナ…そのモヤモヤした心も今日で終了だ…俺が解決してやるから」
僕は苦笑い
「俺って良い奴だろ?」
ドヤ顔しながら言うキュヒョナがおかしくて僕は笑った
「笑ってるチャンミナが俺は好き」
真顔で僕にそう言ったキュヒョナ
「ありがとう」
僕はそう言うとキュヒョナを見つめた
「後でな」
「うん」
キュヒョナはメンバーと楽屋を後にした

収録が始まり僕の隣にはユノヒョンが立っている
ユノヒョンの視線を感じる時もあるけど僕は出演者のパフォーマンスを舞台袖で見つめていた
ポンポンと背中を叩かれ僕は横を向く
僕をジッと見つめているユノヒョンと目が合った
「次はSJだな」
「……」
僕は直ぐに返事が出来なかった
「違った?」
「そうじゃないですかね…」
ユノヒョンは僕をジッと見つめたまま
「あの…」
視線が気になって話し掛けた時に黄色い大歓声が場内に響き渡り僕の声はかき消される
向こう側の舞台袖からSJがステージへと登場したんだ
ユノヒョンは「何?」って表情で僕を見つめていたけど僕は首を左右に振ってSJへと視線を向けた
「気になるじゃん…言って」
ユノヒョンの唇が僕の耳に触れていて擽ったい
僕は擽ったくて肩を竦めた
「チャンミン…言い始めて途中でやめられたら気になるだろ」
唇が時々触れる状態でユノヒョンは話す
ユノヒョンの言い分はごもっともだけどこの距離感に戸惑う
僕は大歓声に掻き消されないように大きな声で話そうと息を吸う
話そうとしたその瞬間ユノヒョンの耳が僕の口元にきて僕は固まった
近いんだけど…
僕は少し距離を取ってユノヒョンの耳元に向かって話す
「僕の返事が聞こえていないのか聞こうとしただけです…すみません」
僕が話し終わるとユノヒョンは「なんだ…」って言って僕から視線を外してステージを見始めた
本当は違う
«SJだからって何なんですか…»
そう聞きたかったけど聞くのをやめた
僕もステージ中央にいるSJメンバーを見つめる
曲が始まりキュヒョナの歌声が場内に響く
上手いよな~…
思わず聴き入ってしまう
SJのステージが終わりメンバーがステージから戻ってくる
ふとキュヒョナがこっちを見て笑顔になった
僕を見てなのかわからない…だけど多分僕かな
見つめる視線に気付いて隣を見るとユノヒョンが僕を見つめてた
「移動するぞ」
そう言って移動を始めるユノヒョンに続いて僕も後ろを歩いて行く
「キュヒョナがチャンミン見て笑ってたね」
ヒョンが歩きながら僕に話し掛けてきた
「そんなことないです…」
って言ったのに…
すれ違いざまキュヒョナが僕を軽く抱き締めた
「俺の美声にお前の口はポカンだったぞ」
はぁ?
「こっち向いて歌ってないのによく言うよ」
「あはは…そうだっけ」
キュヒョナはそう言うとヒラヒラと手を振って離れて行った
僕たちの曲が流れる中ステージ中央へと向かう
黄色い歓声を受けながら僕は観客席をジックリと眺めた
ユノヒョンとヒョンを推すプラカードが幾つも目に飛び込んでくる
隣のヒョンの様子を見てみると笑みを浮かべながら手を振って声援に応えていた
ファン公認…
見る度にいつもこう思う…今まで何度思ったか数え切れない
僕はいつものように俯いて軽く息を吐いた
ユノヒョンはMCの人と最近の活動について話したりしている
その中でメンバー同士が仲が良いという話になって会場から悲鳴に近い歓声があがった
「特別一人と仲が良いってのはなくてみんな仲が良いですよ」
ユノヒョンはにこやかに…そして意味深な表情もしてキョロキョロと周りを見て反応を伺う
その仕草に会場がざわめく
その表情はいったい何て言われたくて作ってるんですか…
思いっきり匂わせてんじゃん
ファンを楽しませる為にしてるのはわかるけど癪に障る
レコーディングでのやり取りを思い出して感情が荒れそうなんだけど…
僕なんて誰とも仲良くしちゃいけないみたいに言われたばかり
なのにユノヒョンはこんな感じ
こういう所のユノヒョンは理解に苦しむけど好きという気持ちは消えることは無い
そして止まらない…
軽く頭を振って歌に集中しろと自分に喝を入れる
「チャンミン?」
ヒョンが俯いてる僕に声を掛けてきた
「調子悪い?」
僕は黙って首を振る
「チャンミン笑って…みんな見てる」
僕はヒョンに向かってニコリと微笑んで見せると肩をグッと引き寄せられた
「そう…チャンミンの笑顔はホント可愛い」
耳元でヒョンが囁いて微笑んだ
僕たちを見て悲鳴めいた歓声が会場を包む
この距離感…ユノヒョンと一緒
二人は常にこの距離感で話しているのかもって思うと益々気分は晴れない
そんな状態の中スタンバイを促され僕はポジションにつき歌い始めた
今出来る精一杯を披露する
細かくフォーメーションを変えながら踊り歌う
ユノヒョンみたいに余裕な表情まで作るのは至難の技だけどカメラに向かって笑ってみたら歓声が…
僕にもファンがいてくれると思ったら嬉しかった
歌い終わった僕たちに歓声が降り注ぐ
ハァハァと肩で息をしながら僕は舞台袖へと歩いて行く
「お疲れ」
歩きながらユノヒョンはメンバーと軽くハグしていく
「チャンミンお疲れ」
僕もヒョンたち同様軽くハグされる
「お疲れ様でした」
ほんのりユノヒョンの香りに包まれた
その香りはすぐに消え
「お疲れ」
今度はヒョンとハグ
離れる時のヒョンの表情がハニかんでて僕の胸はドキリとした
「チャンミン…相変わらず汗が凄いね」
ヒョンが僕を見つめながら微笑む
「今日は何食べたい?…今日はチャンミンの食べたい料理作ってあげるよ」
「ラーメンだろ?」
別のヒョンが割って入ってきた
「ヒョン…折角なんで言い辛いんですけど」
ヒョンが目を見開いて僕をガン見する
「まさか…お前…」
「収録終わったらキュヒョンとご飯に行こうって約束してて」
「なんだキュヒョナか」
ヒョンは胸を撫で下ろしている
「彼女とか思ったじゃん」
「彼女なんて作る暇ないですよ!!…それに欲しいなんて思ってないし」
「え?…そうなの?」
ヒョンはマジマジと僕を見つめる
「ヒョンたちに付いていくのに必死な僕ですよ…恋愛なんて全く考えてません」
ユノヒョンに片想い中だけど…
「そうだな…お前にはキュヒョンがお似合いだ」
そう言って爆笑している
「そっか…じゃあ楽しんで来て」
ヒョンがそう言って僕の肩をポンと叩いて微笑む
「ヒョン…ホントにすみません」
「イイって」
ヒョンはそう言って歩き出した
«皆さん舞台出てくださいー»
スタッフの号令で出演者全員が舞台へ集合しエンディングを迎え収録は無事終了した
舞台裏から楽屋へと戻って行く
歩いているとグイッと腕を掴まれ驚いて横を向くとキュヒョナだった
「やっと終わったな」
「あっという間だったけど」
キュヒョナは僕を少し見つめてから肩を組んで歩き始めた
「なぁ…お前絡む相手間違えてない?」
「え?」
「まぁ…後でじっくりな」
キュヒョナはそう言うと離れて行った




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コメント

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キュヒョンさま、ご指導よろしくお願い申し上げます。

2017/04/12 (Wed) 13:31 | 723621mam #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、こんにちは(*´ω`*)
PLANET~TVXQへようこそお越し下さいました♪
キュヒョンさま
良い奴です(笑)
名探偵ナンチャラくんばりに豪快に解決してくれることでしょう✨
ビル爆破とかはしないですよ?(笑)
観察眼が凄いのねん(。-∀-)
723621mamさん
コメント下さり有難うございました!!

2017/04/13 (Thu) 13:14 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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