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想定外…僕の初恋14.

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14.





俺の親友が恋をしている
それも男の中の男…ユノヒョンに
いわゆるひとつの「忍ぶ恋」ってやつなのかな…
また何で同性の男に恋をするんだと不思議に思うだろ?
ユノヒョンは男でも惚れちゃうぐらいスゲー魅力的な男性なんだ
何せ人間性が素晴らしい…
ユノヒョンを悪く言う人を聞いたことないし見たこともない
だから俺はそんなお前を受け入れるし好きになる事を悪い事とも思っちゃいない
どうして忍ぶ恋じゃなきゃいけないのか…オープンに出来ない理由は痛いほど理解できる
そりゃ同性ってのもあるけど
ほら…マジで好きなんじゃない?
あの人が…

俺のアンテナが反応したのは何の気なしにアイツらの出演番組を眺めてた時だった
少年だった俺たち…テレビに映るお前は青年へと変貌を遂げている
俺も然りだけどな
「男っぽくなりやがって…」
あどけない表情から男らしさが見え隠れするのを俺は感慨深く眺めてたその時
「ん?」
あの表情…スゲー照れてんじゃね?
俯くお前に俺はキュンとした
「チャンミナ可愛い…」
前からこんな反応してたっけ…
俺は腕を組んで考え込む
してなかったよな…
スキンシップの激しいヒョンから肩を抱かれたり腕を触られたり覗き込まれたり…
ヒョンてみんなにこんなんだし照れることじゃないぞ…
「んん?」
時間差で隣をチラ見するお前
始めはお前の可愛い仕草にニヤニヤしてたんだけどことある事に隣を気にしているのが俺には引っかかった
ヒョンに触られた部分を時間差でそっと触ってグッと何かを飲み込む
俺はテレビにかじりついてお前の目の動きや動作をチェックし始めた
心拍数が徐々に上がって行くのを感じる
めちゃくちゃ可愛い
チャンミナをガン見してた俺の耳に突然飛び込んで来た会場からの叫び声
何かと思えば二人の絡みに喜びキャーキャーと黄色い声を出しているんだ
お前は二人を一切見ようとしない
「間違いない…」
バクバクと音を立てる自身の胸をグッと押さえた
「落ち着け自分…」
呪文のように繰り返し唱える
「チャンミナ…お前…好きになっちまったんだな」
画面中央で絡んでる二人から少し距離を置いてるお前をジッと見つめた
チャンミナの気持ちに気付いた瞬間だった
テレビを消して真っ暗な画面をしばし見つめる
「スゲー発見しちゃった…マジで萌えた」
俺は真っ暗な画面に向かって呟く
しかし非常にデリケートな問題だ
安易にチャンミナに気付いたとは言えない
俺の言葉でヒョンを諦めかねないしそうなったら俺は悔やんでも悔やみきれない
俺はお前を応援したいんだ
しばらくの間チャンミナの様子を見る事にしよう
「うん…それがいい
そうと決まれば風呂だ…風呂入ろ…」
一人呟いて風呂に入る俺
シャワーに打たれながら今までのチャンミナを振り返る
練習生時代からヒョンを尊敬していた
ヒョンのような人になりたい…そしてあんな風に踊りたいと
尊敬していた分アイツは満足に踊れない自分を不甲斐ないと感じていたようだ
仕方ないじゃないか…お前は勉強も疎かにせず両立して頑張っていたんだから
容赦ないダメ出しとヒョンからの視線を恐怖と思っていた節があったチャンミン
それがいつから「恋」に変化していったんだろう
禁断の恋…
うわっ!!…萌える!!
「げっ…」
萌える余り元気よく主張する俺のオレ
勃ったなんて言ったら張り倒されるだろうな…
シュルシュルと元に戻っていくのを見届け風呂から出た
とにかく要観察だな
髪を乾かしベッドへとダイブするとクルリと仰向けになり天井を見つめた
「お前の恋…成就して欲しい」
母国を離れ活動しているチャンミンを想いながら呟いた俺
風呂上がりで温々な俺の身体は眠りたいらしい
徐々に瞼が閉じてきて俺はそのままスヤスヤと眠りに就いた

俺が大発見をした日から数ヶ月
俺たちも忙しくて帰って寝るだけの日々を送っていた
今日は久々に早めに帰る事ができて俺は隣の国で活動中のチャンミナたちの動画を観始めた
アイツのグループは隣の国と俺らの国を行ったり来たりして活動が活発なんだ
隣の国ではさ…デビューした当初は新人扱いで下積み時代を経験して苦労したんだそうな
こっちじゃスターじゃん?
そりゃプレッシャー半端なかったと思うよ
地道な活動をした結果アイツらは隣の国でも受け入れられトップアイドルへの階段を今まさに駆け上がってる
チャンミナなんて一番流暢に外国語話してるし努力の賜物だよな
そして一番たどたどしいのがユノヒョン
囁くように話すユノヒョンは度々向こうの司会者に突っ込まれて笑いを誘ってる
そこをチャンミナやヒョンたちが上手くフォロー
素晴らしいチームワークだ
このチャンミナとユノヒョンのバランスが俺には萌えでもある
ソワソワするユノヒョンなんてこっちじゃそうそうお目にかかれない
カリスマだからな
やんわりフォローするチャンミナが俺には可愛くて仕方ない
今日の番組でも安定してユノヒョンは可愛い
でも歌い出したらさっきまでの可愛いユノヒョンから一変してオーラは半端なかった
光り輝くユノヒョンの隣でお前も懸命に歌い踊っているのを俺は見つめた
「早く会いたいよチャンミナ~」
向こうでの活動はあと少し…帰国後は歌番組で一緒だ
«キュヒョナ…飯行くぞ~»
動画が終わってイヤホンを外したと同時にノックの音とヒョンの声
「はい~」
水を流して部屋から出るとヒョンが憮然とした表情で突っ立ってた
「お前~…俺ずっとトイレ行きたかったんだぞ…イヤホンしながらトイレ入んなよー!!」
「あ…すみませんでした」
俺はそそくさとその場を離れて準備を始めた

«ただいま»
数日後チャンミナからメールが届き俺のテンションが一気に上がる
チャンミンたちが帰国した
«お帰り…久しぶりに会えるな…明日会場で会おう»
そう…明日は待ちに待った歌番組の収録がある
俺はチャンミナにそう返信すると«うん»と短い返事が返ってきた
いよいよ生で二人の絡みを目撃することになる…
その晩…俺は興奮のあまりなかなか寝付けなかった
「おいキュヒョナ…貧乏ゆすり激し過ぎて机が揺れる」
「あ…すみません」
俺は楽屋のドアに一番近い席からずっとドアを見つめている
仲良しグループだしよく話をしながら歩いてるから必ず誰かの声をキャッチ出来るはずなんだ
だけど待てど暮らせど通らない
待ちくたびれて机に突っ伏したその時
「おはようございます」
来た!!
俺はユノヒョンがスタッフに挨拶している声をキャッチした
「あ…ユノたち来たみたいだな」
ドア前を陣取っていた俺をスッと追い越しヒョンがドアを開け出ていく
俺も椅子から立ち上がるとヒョンたちと共に楽屋へ挨拶へ向かった
ドアをノックするとユノヒョンの声
ヒョンがドアを開けるとユノヒョンとヒョンが隣同士で座ってた
ちょっと残念な気持ちになる俺
「遅かったじゃん」
ヒョンがユノヒョンに声を掛けている
「事故渋滞に巻き込まれちゃって」
「そうだったんだ…大変だったな」
なるほど…そんな事情で遅かったんだ
えっとチャンミナは…
いたいた
部屋の隅でダンスの振り付けの復習をしてるようだった
「チャ~ンミナ…」
俺はチャンミナの背後からバックハグする
と同時に振り付けだったのか俺の腹にチャンミナの肘がくい込んで俺はお腹を抱えながら倒れ込んだ
「わっ…ごめんキュヒョナ」
蹲ってる俺に優しく声を掛けるチャンミナ
そんなチャンミナを俺は抱き締めた
「痛かったからジュース奢ってくれ」
俺の言葉にチャンミナはクスクス笑いながら頷いている
「元気そうだな」
「うん…キュヒョナも」
「なんでだよ…俺はいま怪我して怪我人だぞ?」
「ゴメンって」
うわっ…スゲー上目遣いで言いやがった
無自覚なんだろうけどめちゃくちゃ可愛いんだからな
俺はチラッと向こうを見てみる…楽しそうに会話中か
ふとチャンミナを見ると…お前も向こうを見てた
うわっ…好きだって目が言ってるじゃん!!
おいおい…そんなキュンな表情すんなよ…俺が変な気分なっちゃうだろ
あぁ~…言いたい…お前の恋心に俺は気付いてるんだよ!!
「なに…キュヒョナ」
「え?」
俺はチャンミナをガン見してたようだ
「いや…別に」
「別にって気になるんだけど」
食い下がってくるチャンミナをガン見していると
「おいキュヒョナ…そろそろ楽屋帰るぞ」
ヒョンから声がかかって救われた俺
「わかりました」
俺はそう言うとチャンミンの肩をポンと軽く叩く
「じゃあステージでな」
「うん」
チャンミンは結局俺を笑顔で見送ってくれた
そうだ…本番終わったら飯一緒に行こ
俺はチャンミンを飯に誘うって決めて楽屋に戻って支度を始めた

キラキラと眩しいステージ
そのステージで歌って踊るチャンミナを俺は興奮しながら見つめていた
スゲーんだ…ダンス中に萌えがあちこちに散りばめられいるんだよ
ユノヒョンがさ…いつもチャンミナを見てる
チャンミナもユノヒョンを見つめててさ…
見つめるのはほんと一瞬だぞ?
でも感じるんだ…チャンミナはユノヒョンに支えられてるんだって
チャンミナとユノヒョンは視線で会話してる
「スゲーよ…」
俺…泣けてきた
みんなにはきっと分からない…俺にしか分からないこのホミンカップルの以心伝心っぷり
曲…終わらないでくれ
ずっと見ていたい
俺の願いも虚しく曲は終わりそれと同時に黄色い歓声がステージへと押し寄せてきた
黄色い声援はホミンカップルに向けられてはいない
「負けんなよチャンミナ」
俺は小さく呟く
ステージ中央で一列に並びMCとユノヒョンが会話している
二人がまるでカップルのように見つめ合う
照れて俯くヒョンの仕草に会場は歓喜する
まぁ…可愛いしそこは否定しない
でも…もっと可愛いヤツを俺は知っている
「チャンミンは年下だけど頼りになります」
そう言ってチャンミンを持ち上げるユノヒョン
ヒョンからの絡みに普通を取り繕ってるチャンミナの後ろ姿
キュンキュンするんだけど…
取り繕う健気なチャンミナに今夜俺は聞いてみようと決めた

好きなんだろ?
異性を想う感情で…




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