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想定外…僕の初恋13.

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13.






レコーディングスタジオに入ると昨日と同じくアルバムの収録
隣で歌うユノヒョンの甘いローパートが耳に心地良いな~って…
いつもそう感じながら歌っていた僕なのに
好きな声なのに…大好きなのに
今日は聴くのが辛い
「ユノ」
ヒョンがユノヒョンを呼んで僕を挟んで会話が始まる
僕は会話が始まると同時に席を外した
二人が僕を目で追っているのを感じたけど振り返る事もなくスタジオの外へと向かう
「チャンミンどうした?」
スタジオを出る時にスタッフに声を掛けられて振り向く
「ちょっと気分転換」
そう言いながらドアに手をかけると
「昨日から調子悪そうだもんな」
スタッフにそう言われ「すみません」と謝り外へ出て少し歩いた所の窓から外を見つめてた
とにかく腑に落ちない
ユノヒョンはメンバー以外で気を許せるような友達を作るなって言ってるようなもんじゃん
それも僕にだけ…
「ハァ…」
大きな溜め息
「どうしたんだよチャンミン」
「ヒョン」
ペットボトルを差し出し僕の様子を見ている
「有り難うございます」
僕はお礼を言いながらペットボトルを受け取った
「昨日から変じゃないか?」
「え…特に変じゃないですよ?」
僕をマジマジと見つめるヒョンに笑顔で返す
「すげーデカい溜め息ついてたのに?」
見られたか…
ユノヒョンの言動が理解出来ないなんて言えない
僕は苦笑いしながら再び窓から外を見つめた
「どうも上手く歌えないしスランプなのかな~って…ヒョンたちが上手いから凹む~」
そう言ってヒョンを見つめて微笑むとジーっと見つめていたヒョンが安堵の表情を浮かべた
「何だよっ…俺らが上手いせい?」
「そうですよ…ダンスなんて散々だし僕は大変です」
僕がそう言うとヒョンは声を上げて笑った
「何か悩みでも抱えてるのかと思って心配したじゃん」
「ヒョンたちが原因で悩んでますよ~」
そう言って僕は笑う
「それなら悩むより練習だチャンミナ」
「ですよね」
ヒョンとグータッチしてお互い微笑む
「でもな…些細な事でもいい…思う事があれば俺に言えよ?…でもユノはダメだからな」
ユノヒョンの名前が出てドキッとする
「どうしてです?」
ヒョンは僕の肩を抱いて顔を近付けて話す
「お前は感じてると思うけどな…何だかよく分かんないんだけどさ
お前にはやたら厳しいから相談なんてしても一蹴されちまうのがオチかなって」
最後に僕の耳元でこう囁く
「俺なら優しくするよ」
「さぶッ」
真顔でヒョンに言うとヒョンは更に笑いながら僕を抱き締める
「チャンミンはこうでなくちゃな」
そう言いながらギュウギュウ僕を抱きしめるヒョン
心配してくれてるのが申し訳ない気持ちになる
「ヒョン…有難うございます」
「お前が毒を吐かないなんて気味悪いじゃん」
じゃあ…
「ヒョン…もう良いです…気持ち悪いから離れてくれません?」
「え…何気にショックなんだけど」
ヒョンはそう言って更に僕を抱き締める
「離せー!!」
「黙って俺の愛を受け止めろー!!」
廊下で二人ワーワー騒いでいたら
「ここで遊んでないで早く準備しなよ…時間過ぎてるよ」
ヒョンが僕たちを呼びに来た
時計を見ると休憩時間を少し回っていた
「ヤバいなチャンミン」
ヒョンが苦笑いしている
僕とヒョンがスタジオに入るとピリピリした空気
ユノヒョンは何も言わないけど僕とヒョンをチラッと見る視線が厳しかった
どう思ってるのか察しがつくけど昨日の出来事が腑に落ちない今の僕にユノヒョンの視線は怖くない
「お待たせしてすみませんでした」
スタッフに待たせてしまった事を謝りマイクの前でスタンバイ
僕は歌う事に集中し歌詞の想いを乗せてメロディーを歌う
「OK…チャンミンは昨日より断然良かったよ」
スタッフから言われて僕はホッと胸を撫で下ろす
レコーディングはスムーズに進みアルバム曲全て収録されスタッフからはパチパチと拍手がおこる

「スランプ脱出できたか?」
ヒョンが笑いながら僕を見つめている
「僕にスランプなんてありませんよ」
「さっき言ってた事と真逆じゃねぇか!!」
そう言いながらヒョンが僕に覆い被さる
「ヒョン!!…重いって!!」
ヒョンからの抱擁を何とか交わし
「ヒョン…やめて」
僕は上目遣いでヒョンに言う
ヒョンは僕をガン見しながら数歩後ろへ下がり指を差す
「お…お前…態とだろ」
「なんだ…バレてたか」
ヒョンに笑いながら言ったけどヒョンはめちゃくちゃ真面目な顔して僕の両肩をガシッと掴んだ
「他の奴にすんなよ?」
「なっ…なんで」
僕を見つめながらヒョンが生唾を飲み込む
「他のグループの奴にそんな表情したらマジに受け取られて後々スキャンダルになって大騒ぎになり兼ねないんだよ」
僕は無い無いって手を振る
「女性グループには特に注意しろ…一応同性も」
そうヒョンは言って笑った
「お前のスキャンダルはメンバーにとってもスキャンダルになるんだ…安易に考えるな」
誰かと思えば…
ユノヒョンが僕を見つめながら言う
僕はユノヒョンを見つめ返しながら心で反論する
ユノヒョンに言われたくありません…
「すみません」と小声で言うとヒョンと一緒にレコーディングスタジオを出た
「ユノは冷静でおっかないな」
そう話すヒョンを見つめて少し微笑んだ僕
迎えの車に乗り込むとイヤホンをして目を閉じた

「お疲れ~」
帰る途中テイクアウトを買い込み宿舎に着くとみんなで突っつきながら食べ始めた
僕はお腹も空いてたから黙々と食べる
「チャンミン…お前ホント美味そうに食うよな」
僕を半ば呆れ顔で見つめてるヒョンをチラッと見て微笑む
「美味しいですもん…コレ食べないんなら貰います」
そう言ってヒョンの目の前にあるスープの器を取ると慌ててヒョンがスープの器に手をかけた
「コレはダメ!!…俺の好きなスープだから」
「なんだ…要らないのかと思ってたのに」
器から手を離して頬を膨らませながらヒョンを見つめる
「そんな可愛い顔してもダメだかんな…」
ヒョンはスープを一口飲むと至福の表情を作ってみんな笑う
「わ!!…もうこんな時間じゃん!!」
時計はとっくに日付けを跨いでいた
「明日は歌番組だし早く寝ようぜ」
ヒョンはそう言うと食器を台所へ持っていく
僕も立ち上がり台所へ向かうと食器を洗いを始めた
「ご馳走様…チャンミンしてくれるの?」
ユノヒョンの分と一緒に持ってきたヒョンが僕に声をかける
「ヒョン…ここは僕がやるんで寝る準備してください」
洗いながらヒョンに伝えると「じゃあ…お言葉に甘えさせて貰う~」
そう言ってユノヒョンの隣に座り楽しそうに会話を始める
しばらくすると二人は立ち上がりそれぞれの部屋へと消えて行った
リビングにはカチャカチャと食器の音だけか響く
食器は少ない量だったからあっという間に終わり僕も軽くシャワーをして寝る支度をした
今日もドキドキしながらドアを見つめる
「寝てますように…」
そう願いながら部屋を開けると布団にくるまって寝ているヒョンが見えた
良かった…
胸を撫で下ろしそっと布団の中に入った瞬間に
「ちょっと話したいんだけど…」
ユノヒョンの声に僕は驚きすぎて身体が跳ねた
ユノヒョンのベッドを見ると身体を起こしてこっちを見ているユノヒョンと目が合う
「チャンミン…言いたい事があるならちゃんと言わなきゃ分からない」
僕はユノヒョンを見つめながら首を振る
「特にありません…お休みなさい」
そう言うとユノヒョンに背を向ける感じで僕は寝る
シンと静まり返る部屋に布団から出てくる音…その次に微かに足音が聞こえてきた
と同時に掛け布団を勢い良く剥がされ僕は掛け布団を追いかけるように上半身を起こす
「何するんですか」
「まだ話しは終わってないだろ」
真っ暗な部屋に漆黒色したユノヒョンの瞳だけがキラキラしている
そんなユノヒョンの瞳を僕は睨み付けた
「言いたい事があるかと聞かれて…無いって返事したじゃないですか 」
「俺に不満があるからこんな態度取ってるんだろ…」
溜め息をついて僕はユノヒョンを見つめた
「不満というか…キュヒョンの件ですけど解かって貰えるようにと思って説明はしました
説明してユノヒョンには理解し難い事なんだと分かりましたのでもう話すことは無いです
不満じゃなく…考え方が違うんだなって解釈したんで」
ユノヒョンが身を屈めて僕と視線の位置を合わせ僕を見つめる
「俺は納得してない」
「何に納得していないのか僕には分かりませんけど僕の事は気にしないでください…」
沈黙が流れる
「何で…何で俺にはこうなんだ…
目の前であからさまに楽しそうにされてさ…いくら俺でもイイ気分じゃない」
僕はユノヒョンの言葉を聞いてモヤモヤとする
あからさまなのはユノヒョンの方でしょ
ユノヒョンは自分がベタベタしてる事分かってない?
見るに耐えないレベルなのに
「あからさまって…普通にヒョンたちと会話してるだけじゃないですか」
「俺には普通に感じられない」
再び沈黙が流れる
「キュヒョンはダメ…ヒョンともダメ…僕は普通に会話してるだけなのに
一体僕はどうしたら良いんですか…」
僕は小さく呟くとユノヒョンを見つめた
「ユノヒョンはどうなんです…いつもヒョンとセットみたいにしてるじゃないですか…
僕が割って入って話せる雰囲気だと思ってるんですか?
とてもじゃないですけど会話しようって気にはならないです
だったらいつでも話せる雰囲気のヒョンと話すのは自然の流れだと思いますけど…」
あぁ…言ってしまった
これじゃ僕が羨ましいって…嫉妬してるって言ってるようなもんじゃん
案の定僕の言葉にユノヒョンは目を大きくしている
「それ…どう解釈したら良い?」
ユノヒョンが僕をじっと見つめてる
「話したいけど話せないって事だよな…
チャンミンは俺を避けてるんじゃないって事だよな?」
そう言って僕を見つめている
「へぇ…チャンミンにはそんな風に見えてたんだ」
僕だけじゃなくて沢山の人が僕と同じ気持ちだと思うんだけど…
この辺がユノヒョンて天然なんだと思う
「わっ!!」
急にガシッと両肩を掴まれ至近距離でユノヒョンと向かい合わせになる
「気にすんなチャンミン…俺と話したいならガンガン来てくれ」
僕はユノヒョンの勢いに押されて思わず頷く
頷いた僕を確認したユノヒョンは何か吹っ切れたようで「おやすみ」と言って自分のベッドへ戻って行った
頷いたものの片想いしてる僕がそんな中に入れるわけも無く
次の日の収録でもユノヒョンに絡む事は無かった





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コメント

No title

なーるほど。
天然ヒョンは、ネガティヴチャンミンにチャレンジャーになれと?
あーーー先が思いやられる。(笑)


2017/02/24 (Fri) 14:19 | 723621mam #- | URL | 編集
723621mamさんへ

723621mamさん、おはようございます!!
PLANET~TVXQへようこそお越し下さいました☆
ユノの天然は時に非情なのであーる(T-T)
目覚めよチャンミン!!
アナタはチェガン・チャンミン
すなわち最強様なのであーるヽ(`Д´)ノオリャ!!
行けチャンミン!!
頑張れチャンミン!!
我々は二人の将来を知ってるのであーる(笑)
723621mamさん
コメント下さり有難うございました(*´∀`)♪

2017/02/25 (Sat) 08:46 | あっこ・x・ #cM0BZOPY | URL | 編集

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