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想定外…僕の初恋 12.

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12.





「キュヒョンと盛り上がってたな」
レコーディングの休憩中
椅子に座ってボーッとしていた僕にユノヒョンが声を掛けながら隣に座った
「煩かったですよね…すみません」
僕がユノヒョンにペコリとするとユノヒョンは人差し指を立てて左右にちょこちょこスイングさせる
「そんな事ないよ…チャンミン楽しそうだったし…けど」
話を切ってユノヒョンは僕を見つめている
え…何だろう
僕はドキドキしながらユノヒョンの言葉を待っていた
「羨ましかった」
「え?」
キョトンとする僕
「羨ましかった…」
僕を見つめながらもう一度言うと微妙な表情でユノヒョンは微笑んでいる
予想だにしていなかった言葉に僕は固まった
「キュヒョンと絡んでるお前が素のお前なんだろうな…俺たちと居る時と少し違うから」
僕はちょっとドキッとしながら首を左右に振る
「何も変わらないですよ」
そう言ってユノヒョンを見つめるとユノヒョンはフッと軽く微笑んで
「俺には感じるんだよね…キュヒョンと居る時のチャンミンは凄く自然体なんだ」
ユノヒョンは僕を視線から外すことなく話す
「メンバーでは一番下でさ…俺たちに色々気を使ってんじゃないかなって…」
「そんな…」
僕が話すのをユノヒョンは制す
「あんなチャンミン…俺は知らない」
寂しそうに話すユノヒョンを見て変な感情が芽生える
寂しい顔してるユノヒョンがちょっと嬉しく感じてしまった
「気を使ってたらヒョンたちにあんな毒吐いたりしませんって」
笑顔を作って笑いながら言う僕をユノヒョンはジッと見つめてる
「……」
視線が何となく痛くて俯いた僕
この感じのままレコーディングは何か嫌だな
あぁ~…どうしよう
気を使ってないってわかって貰うにはユノヒョンとヒョンネタが一番わかり易いのかな
同い年って自然と仲良くなる率高いと思うんだ
現にユノヒョンは仲良いんだし一番納得できる例えだよね…
僕的にはちょっと気が重いけど顔を上げてユノヒョンを見て話し始めた
「ユノヒョンはヒョンと同い年じゃないですか…
同い年ってだけで打ち解けません?」
「まぁ…確かに」
ユノヒョンは頷いている
「気が合えば他の人より気を許してたり…って感じしないですか」
でもユノヒョンは気を許すってレベルじゃないですよ!!って言いたいけど…言えるわけもなく
「まぁ…そっかな」
ユノヒョンはウンと頷いている
「キュヒョンとは趣味も合うから仲良くなって気も合うし僕の素が出てるかも知れませんが
ヒョンたちにはキュヒョン以上に僕の素は出てると思いますよ?
だって一緒に生活してるんだし言いたい事言わないと損ばっかしちゃいますからね」
そう言ってエヘヘと笑う僕をユノヒョンは見つめてる
「それってキュヒョンには気を許してるって事だろ?」
「キュヒョンだけじゃなくてヒョンたちにだって気は許してますけど…」
あれ…もしかして通じてないのかな
僕の説明…わかり易かったと思うんだけど
「俺は同じように感じないから…」
なんで…
てか…同じ必要あるのかな
なんか訳が分からなくなってきた僕だけどもう一度説明する
「キュヒョンにもヒョンたちにも気は許してますって…ただ同級生ってのは絡みやすいじゃないですか
ユノヒョンだってヒョンには安心して何でも話してるでしょ?
きっと僕よりヒョンに話したくなると思うし…現にそうだと思うし」
「そんな事ない」
はぁ?
ユノヒョンに否定されて僕はユノヒョンをガン見する
「そんな事ないって…マジで思ってるんですか」
「俺はみんなに平等だ…チャンミンは違う…俺たちには遠慮してキュヒョンには素を出してる
違うな…俺にだけ素を出してない」
ユノヒョンは何言ってんの…
「いったい何なんですか…」
僕はユノヒョンを睨む
「素を出してるって言ってるじゃないですか…これ以上説明しようがありません」
そう言って席を立った僕はユノヒョンから離れて部屋を出る
ちょっと…ユノヒョンがよくわからない
僕とキュヒュナの仲の良さなんてユノヒョンとヒョンに比べたら…
ユノヒョンなんてただ仲良しって感じじゃないじゃん…
キャーキャー騒がれてるのユノヒョンだって肌で感じてる筈なのに
独特な雰囲気漂わせながら二人で会話してんじゃん…誰も入れないような…
言い出したらキリがないぐらい
なのにみんな平等?…納得出来ない
こんな感情になったの初めて
「チャンミンさん…レコーディング開始するんで入ってください」
トイレから戻ってきた僕にスタッフが声を掛けてきた
「あ…すみません…わかりました」
レコーディング室に入るとピッタリくっ付いて座り見つめ合って何か話している二人が視界に入り僕は苛立ちを覚える
ほら…同い年はこうなるんですよ
僕だって話す相手作ったって良いじゃないか…
「チャンミン…どうしたの?」
ヒョンに声を掛けられて自分がガン見しっ放しだったのに気付き視線を外しながら首を振った
いつになく感情をコントロール出来ないでいる僕
それは歌にも影響するわけで…淡々と歌う僕にダメ出しがでる
「チャンミン…全く伝わってこない…ヤル気あるのか?」
僕は「すみません」と言うだけ
隣から視線を感じるけど気にしないで目の前にあるマイクに集中する
寂しい顔したユノヒョンを嬉しく感じた僕
その感情はあっと言う間に何処かへ行ってしまった
ユノヒョンは僕の言葉を信じてくれない
何言っても信じて貰えないなら何も言わないし話さない
「OK…じゃあ通してみて良い感じなら今日は終わるから」
ヒョンたちはガッツポーズして喜んでいる
「なぁチャンミン…体調悪いのか?…大丈夫か?」
別のヒョンが僕の様子を気にして声を掛けてきた
「大丈夫です」と頷く僕を優しくハグして背中をポンと叩く
「朝からだったし疲れたよな…あともう少しだチャンミナ」
「はい…」
早く終わって欲しい
僕はキュヒョンの声が聞きたくなった
«お掛けになった電話は電波の届かない場所にあるか電源が入っていない為かかりません»
マネージャーの運転する帰りの車でキュヒョンに掛けたけど繋がらず
「ハァ…」
宿舎では今ユノヒョンと同室だし気まづい
僕は小さく溜め息をついて耳にイヤホンをすると目を閉じ誰とも話さないで移動時間を過ごす
「疲れたー!!」
宿舎に着くとシャワーを済ませた人からパタパタと寝落ちて行く
僕はヒョンたちがシャワーしてる時間に勉強するからと言って一番最後にして貰った
「疲れてんのにこれから勉強?…ほんと感心するよ」
ヒョンが僕の肩を揉みながら話す
「こっちだと喋ることないし忘れないようにと思って…」
「偉い!!…俺は先に風呂入る」
「どうぞ」
僕はバスルームへ向かうヒョンに微笑んで見送る
しばらくの間僕は勉強に集中する
どれぐらい経ったのかな…肩をポンポンとされて後ろを振り向く
「何回も呼んだのに…イヤホンしてたのかよ!!」
「あ…すみません」
僕は苦笑い
「風呂空いたから入って」
「はい…有り難うございます」
僕はバスルームへ向かい今日はチャチャっとシャワーで済ます
そっと部屋の扉を開け真っ暗な部屋に入っていく
隣のベッドのユノヒョンは既に布団にくるまって眠っているように見えた
僕も寝ようと布団に入った時に枕の横に置いてある携帯が振動して着信を告げた
掛けてきた相手を画面で確認して電話に出る
「キュヒュナ…」
«悪い…ゲームに没頭してた»
キュヒョンは呑気に笑いながら話している
「ちょっと待って…移動するから」
そうキュヒョンに告げると僕はそっと部屋を出てリビングへ向かう
「ごめん…お待たせ」
«え?…もしかして寝てた?»
時計を見ると日付けはとっくに変わってる時間
「この時間に掛けてくるキュヒュナがおかしいよ」
僕がそう言うと
«うわっ…夜中じゃん!!…全然気づかなかった»
そう言ってさっきより爆笑している
«ゲーム恐るべし»
「そうだね」
二人して笑う
«チャンミン…なんか用だったんだろ?»
「……」
«チャンミン?»
「ちょっとね…気持ち凹んじゃってたからキュヒョナの呑気な声が聞きたくなったんだ」
僕が喋り終わってから少しの沈黙があって
«恋煩いか…スゲー聞きたいな~»
そうしみじみとキュヒョンが話す
「そんなんじゃないよ」
«俺を騙せると思うなよ?»
「騙してないって…」
«じゃあ何なんだよ»
僕は一呼吸置いて話す
「何か…よく分からなくてキュヒュナに聞いて欲しかったんだ」
«話せよ»
「ヤだよ…僕はもう寝る」
«えー!!»
キュヒョンの絶叫は音漏れするぐらい大きくて僕は携帯を耳から少し離す
「耳が痛いよキュヒュナ」
«悪い悪い»
「明後日さ…歌番組あるじゃん?…番組終わりでご飯食べようよ」
«おぉ~…チャンミナからのお誘いに萌える俺»
「何言ってんの」
ケラケラと笑うキュヒョンに癒される僕
«OK…じゃあいつもの場所で食べるか»
「うん」
約束をして電話を切ると部屋へ戻りあっと言う間に寝落ちた

「チャンミン…チャンミン」
身体を揺すられてるのを感じて目を開けると目の前にユノヒョンの顔があって身体が強ばる
「遅刻するぞ」
そう言って直ぐに僕から離れて部屋を出ていく
「すみません…すぐ準備します」
僕は起きると慌ただしく準備を始めた
「チャンミン…ご飯は?」
「大丈夫です」
ヒョンにそう言うと洗面台へ直行し髪を整える
「おにぎりしといたから」
髪を整えてる僕にヒョンが声をかけてきた
「有り難うございます」
あっと言う間に迎えの時間になって僕たちを乗せた車は事務所へと向かって走りだした





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コメント

ユノww

なかなかメンドクサイ ユノヒョンだよねww
ユノって鋭いのに天然で 変なところがメンドクサイ感じさww
チャンミン~~報われるまでは長くて険しい道のりだよ~
対してキュヒョンは 和むよな…
あっこのギュ限定だけどもーー
あの軽さに救われるよねーー!
ギュライン最高!!←話が違うww

なかなか硬派なお話である『初恋』。
産みの苦しみはあれど 間違いなく傑作です。
頑張って産んでくれ!
楽しみに読んでいきますね♡

2017/02/12 (Sun) 11:08 | まろり~な #la5PUrQg | URL | 編集
姉さまへ

姉さま、おはようございます♪
PLANET~TVXQへようこそお越し下さいました!!
こんなユノいかがでしょう(笑)
恋心抱きながら過ごしてるチャミが初めて感情的にユノヒョンと対峙しました
そら納得いかんわな~(。-ω-)ヽ(・ω・。)ヨシヨシ
そんな時にはキュヒョンです(笑)
呑気なキュヒョンがチャミの荒れた心を鎮めてくれま~す←ほんと?(笑)

硬派!!
そうか…硬派なのか…
カッコいい響き✨
嬉しいです~
産みの苦しみひしひしと感じてますよ!!(滝汗)
産み落とす度にツーっと涙が…
ウミガメさんの気持ち…今のあっこなら分かります!!
あ…ウミガメの涙はそんなんじゃないんやっけ?
どんなんやったかな…
……ワカラナイ
おっと(汗)
そんなこんなではございますが
これからも広いお心で見守って頂けたらと思います(T-T)
姉さま
コメント下さり有り難うございました!!

2017/02/13 (Mon) 09:46 | あっこ・x・ #cM0BZOPY | URL | 編集

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