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想定外…僕の初恋 7.

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7.






「え…」
みんな事務所の方針を聞いて絶句する
「このままじゃダメなんですか…」
「お前たちは本国だけではなく世界を見据えて作られたグループなんだ」
「だからって……なぁ…」
ヒョンたちは不安な表情で話す
「言葉なんて全くわからない…それに受け入れられるか…」
「不安な気持ちは分かるが新人アーティストとしてデビューする予定だ」
トップアイドルの僕たちが新人でデビュー…
戸惑うことばかり
「語学もそうだけど文化に慣れ親しんだ活動をする為…向こうで住んでもらう」
「えー!!」
驚きを隠せない
「市場拡大にはあの国は外せないんですね…」
ユノヒョンが呟く
「ユノ…そういう事だ」
「不安はあるけど一人じゃないんだ…大丈夫…俺たちならやれる」
ユノヒョンが僕たちの顔を見つめながら頷いた
「大丈夫…」
ユノヒョンのこの言葉は魔法の言葉
ユノヒョンが言うなら間違いないと思えるんだ
僕は今まで通りユノヒョンを信じてやって行くだけ…
ユノヒョンと目が合った時に僕は小さく頷く
僕たちの更なる飛躍を信じて…

異国の地での生活と活動…そして本国での活動
僕たちはフル活動だった
異国の地ではイチ新人からのスタートだから待遇だって本国に比べたら雲泥の差
戸惑うこともあるけれど僕たちを支え全面的にバックアップしてくれてる事務所の為にも
僕たちは語学の勉強をしながら地道に活動してきた
「さすがチャンミン…お前が一番喋れるし言葉を理解してるな」
参考書を手に文法を頭に叩き込むのに視線を宙に彷徨わせてた僕の肩を揉みながら話すユノヒョン
「ユノヒョンはリーダーのお仕事があるから時間無いですもんね」
「チャンミン…頼りにしてるから」
ユノヒョンはそう言うと背後から僕をギュッと抱き締める
そんな事されたら俄然やる気も出て来ちゃうでしょ!!
「ユノヒョンに頼られる存在になれるように頑張ります」
僕の言葉を聞いてユノヒョンは嬉しそうに微笑んでくれた
既にヒョンたちは各部屋に入って寝てしまったようでシンと静まり返った宿舎
僕は明かりが迷惑になるといけないからリビングで勉強していた
漢字・平仮名・片仮名…文字だけでも三種類ある
あぁ~…大変だけど年下の僕が一番頑張らなくちゃ…
ノートに文章を書くのに集中していたら
いきなりテーブルがドサって音と同時に揺れてビックリして顔を上げる
ユノヒョンだった
テーブルに積まれていたのは漫画
ユノヒョンをジッと見つめている僕に
「俺も勉強する」
そう言うとペラペラと漫画を読み始めたユノヒョン
漫画を読んでるユノヒョンの様子を少し見ていた僕だけど自分の勉強に戻る
「フフ……」
時々笑い声が聞こえてユノヒョンを見ると「あ…悪い」って表情で僕を見つめ再び読み始める
「ヒョン…何がそんなに面白いんです?」
気になって聞いてみたんだけど
「ん?…コレ見て…ウケるだろ?」
画を指さして笑いながら僕に話すユノヒョン
「ヒョン…ちゃんと字を読んでます?」
ページを捲るスピードが速いのが気になってジーッとユノヒョンを見つめると
「あんまり読んでない」って言ってヒョン独特の笑い声が部屋に響いた
僕は慌ててユノヒョンの口元を手で塞ぐ
「ヒョン!!…みんな寝てますよ!!」
ユノヒョンは肩を震わせて笑い声を抑えようとしている
ユノヒョンの口元にあてていた僕の手にユノヒョンの手が重なった
ユノヒョンがゆっくり僕の手を外し「もう大丈夫」ってジェスチャーする
「ちゃんと勉強してください!!…ヒョンが一番怪しいんですから」
小声でユノヒョンに言うと肩をグッと引き寄せられユノヒョンとの距離が近くなった
「隣にはお前がいるから大丈夫…頼りにしてるから俺から離れないでくれ」
そう話すユノヒョンの唇は僕の耳元に触れている
「ぁっ…」
そんな距離で囁かれて僕はなんか感じちゃって反射的に吐息を漏らしてしまった
「チャンミン」
ユノヒョンが僕をジッと見つめているのを感じる
呼ばれても恥ずかしくてユノヒョンを見るなんて出来ないよ…
俯いてた僕の顔をグイッと持ち上げられユノヒョンと間近で見つめ合う格好となった
ジーッと僕を見つめるユノヒョン
「チャンミン…」
「すっ…すみません…変な声出しちゃって…」
「感じちゃったんだ…耳…弱いの?」
再び耳元で話すユノヒョン
「ヒョンっ…」
僕はユノヒョンを見つめながら首を左右に振る
ヒョン…ヤバいって
「そんな顔して相手見つめると襲われちゃうから気をつけなきゃ…」
ユノヒョンは僕の頭を優しく撫でる
「誘ってる顔してる…」
こんな感じのユノヒョン…僕は初めてで心臓がドキドキと音を立て始める
「こんな表情…アイツら見たらサカるからマジて気を付けないと」
ユノヒョンの言葉を聞いて疑問が浮かび上がった
「ヒョンたちはサカると誰かを襲ってるんですか…」
僕の脳裏に浮かんだのは最悪な光景
どんなのって……泣きそうになるから言えません
「ん?」
キョトンとしてるユノヒョンに僕は小さな声で話す
「そのっ…例えばユノヒョンが他のヒョンの相手するとか…」
僕の言葉にユノヒョンは目を見開いて僕をガン見した
「チャンミン…恐ろしい妄想したな」
「え…」
「ジョークだよ」
「へ?」
ユノヒョンは僕を見てお腹を抱えて笑っている
「なんだよ…その素っ頓狂な声は」
ユノヒョンは僕と目が合う度に笑った
「考えちゃったじゃないですかー!!」
小さな声で猛抗議する僕をみてクスクス笑うユノヒョン
「俺…そんな趣味ないしみんな自分で処理してんじゃない?…チャンミンだってそうだろ?」
僕はウンと頷く
「俺も自分でヤルもん」
「そうですよね…変な妄想しちゃってすみません」
僕はそう言うと下を向く
ちょっと安心したと同時に自分の妄想に恥ずかしくなって熱くなった
「勉強します…」
僕は小さく呟いて参考書を開く
「勉強の邪魔しちゃったな…ゴメンなチャンミン」
そう言ってユノヒョンも漫画を開く
僕は本を開いたユノヒョンを見つめると僕の視線に気付いたユノヒョンが僕を見つめる
「どうした?」
「もう…寝るのかと思ったんで」
僕がそう言うとユノヒョンはジッと僕を見つめて
「お前が終わるまで付き合うつもりだったから」
そう言ってやんわり微笑んだヒョン
嬉しすぎる…
それから小一時間…僕はユノヒョンと一緒に勉強をしてから眠りに就いた

「ユノ…今日は起き辛そうだったね」
ヒョンが言った通り翌朝のユノヒョンはとても眠たそうに起きて来た
「いつも通り寝癖凄いよ」
ヒョンがユノヒョンに声を掛けている
「ん~…」
ユノヒョンは眠たそうに洗面台に向かう
僕は洗面台で顔を洗っているユノヒョンに声を掛けた
「ヒョン…僕に付き合ったからですよね…今日大丈夫ですか?」
顔を洗い終わったユノヒョンが振り向く
「大丈夫だよ…勉強する時さ…教えてくれる?…出来るだけ付き合うから」
僕はほぼ毎日勉強してるんだけどな…
「ヒョン…僕は毎日勉強してるんです」
正直にそう言うと
「え!!…毎日は無理」と言って苦笑いしている
「でしょ?」
そう言って僕も笑った
だけどそこはユノヒョン
それ以降ユノヒョンは僕が夜勉強していると時々漫画を持って一緒に勉強するようになったんだ
この夜の勉強の時間がとても楽しくて…何だかユノヒョンと秘密の時間を過ごしてる気分
そんな楽しい気分は仕事を始めると沈んでいく
メンバー間でのカップリングの噂は過熱していくばかりなんだ
そんなある日
僕の寂しい気持ちを見抜く人物が僕に声を掛けてきた





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コメント

おお。

シンプルかつリアル。
そしてストレート!
上手いなww

八重歯ユノの時代ね。
ティーンエイジャーの2人はただただ可愛いww


2017/01/15 (Sun) 06:40 | まろり~な #la5PUrQg | URL | 編集
姉さまへ

姉さま、おはようございます(・∀・)
PLANET~TVXQへようこそお越し下さいました♬
淡い恋心を抱きながらひとつ屋根の下での共同生活…
雲の上の存在だったユノヒョンと少しずつ距離が縮まって行く様子と揺れる心を表現できたらな~って思ってます
表現できるかな(汗)
時系列はリアルちっくに
中身は願望ガン積み妄想でお送りいたします(笑)
上手いでしたか?
わ~い♬
褒められたー(笑)
嬉しいです!!
あっこがイメージ出来るんは姉さまの壁紙あってこそなんで感謝です☆
姉さま
コメント下さりありがとうございました♡

2017/01/15 (Sun) 10:45 | あっこ・x・ #cM0BZOPY | URL | 編集

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