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ホストクラブ「ギュライン」~1.

蜀咏悄_convert_20170103013223
1.





「ヒョン!!…新年明けましておめでとうございます」
「お~!!…ミノ」
近所の氏神に初詣参りをしに来ていた俺に声を掛けてきたミノ
コイツは幼馴染みで弟のように可愛がっている
「あれ?…チャンミニヒョンは?」
「チャンミンはおみくじ引いてる」
俺は«おみくじ»と書いてある看板を指差してやる
「あ…いたいた」
チャンミンはジッとおみくじを見つめている
「どうだったんだろ」
「どうだろうな…」
おみくじを結んでコチラに戻ってくるチャンミンを見つめながら話していた
「あ…ミノ…明けましておめでとう」
「ヒョン…明けましておめでとうございます」
「今年もギュライン健在だな」
俺はそう言って二人の肩を抱く
「ミノ…初詣終わったら俺ん家来いよ…チャンミンも来るしさ…どぉ?」
「チャンミニヒョン行くんですか?」
ミノはチャンミンに聞く
「うん…キュヒョンと初日の出を見る予定」
「毎年キュヒョニヒョンでつまんなくないですか?」
ミノが俺の目の前で暴言を吐いている
「ミノ…お前覚えてろよ」
俺がミノに言うとチャンミンの後ろに隠れた
隠れてるつもりなのか?…全然隠れられてないしな…
「毎年キュヒョン独りで寂しそうにしてるからさ」
チャンミンまで…
「チャンミンだってぼっちじゃん」
「そうだった」
チャンミンはそう言って笑った
「今日はさ…相談もあるんだよね…出来ればミノにもお願いしたい事なんだ」
「僕にお願い事ですか…」
ミノは俺をジッと見つめながら呟いた
「興味があればなんだけどな…チャンミンは絶対だ…
まぁ…とにかく俺ん家で話すから」
お参りをして俺たち三人は俺の部屋に帰ったきた
「お二人とも今年で卒業ですね~」
「そうだな」
「就職決まりました?」
ミノがビールを注ぎながら聞く
「それなんだよミノ…」
俺の声色でミノは苦い顔をしながら俺を見つめる
「あ…聞いちゃいけませんでした?」
「いや…今日は俺とチャンミンの卒業後のことなんだ」
「チャンミニヒョンも関係してくるんですか…」
「え?」
隣で驚いた表情のチャンミンを俺は見つめる
「チャンミン…お前に頼みがある!!」
「なっ……なに」
俺から距離を取ろうと仰け反っているチャンミンの両肩を掴んだ
「俺の店で働いてくれ!!」
「え?…店って?」
俺はチャンミンを見つめながら話す
「俺さ…店を始めることにした」
「なんの…」
俺は二人を交互に見ながら頷く
「ヒョン…その頷き…全く意味不明です」
ミノが俺を見つめてそう呟く
「よく聞いとけよ?…俺は起業する」
「それはさっき聞きました…どんな店か早く言ってくださいよ」
大きなミノの目が俺を見つめている
俺はミノからチャンミンに視線を移す
「チャンミン…お前には絶対働いてもらいたい」
「え?」
「事務所でも立ちあげるんですか?」
ミノが俺に聞く
「ホストクラブだ」
「ホストクラブ?」
チャンミンとミノ…二人仲良くハモる
「俺…夜の商売する事にした」
「ちょっ……ちょっと待ってください!!」
ミノが慌てている
「チャンミニヒョンは作家として活動中ですし…そんな暇ありませんよ」
ミノが俺に言う
「大丈夫だミノ…執筆活動は昼間にやって貰って夜からは店で働く…完璧だろ?」
ミノは腕組みをしている
「チャンミニヒョン?…ヒョンの執筆活動の時間って決まってるんですか?」
「決まってないよ…気分かな」
「ですよね~…閃いたら書くんでしょ?」
「うん」
ミノは手をお手上げポーズして俺を見つめてひと言
「無理じゃん」
そんなミノ見て笑うチャンミン
ミノ…お前…何気にタメ口じゃねぇか
「それに出版社が黙ってないでしょ」
「ミノ…お前わかってないな~…」
「何がですか!!」
ミノは身を乗り出して俺をガン見する
「チャンミンは自家出版してんだよ…だから準備できたら郵送したりだし結構自由なわけ
なんならさ…俺のこの店が軌道に乗れば事務所立ち上げて印刷とかお前がチャンミンの事務作業したってイイんだぜ?」
バンッと机の上に手をついてミノは俺をまたガン見する
「キュヒョニヒョン…そしたらその事務所で僕雇ってくれますか!!」
「もちろんだミノ!!」
「おー!!」
ミノは俺に抱きつく
「チャンミニヒョン!!…店に出て下さい!!」
「僕を巻き込まないでよ…」
チャンミンは苦笑いしている
「僕の就職がかかってるんですから!!」
「ミノ…」
困り顔なチャンミン…俺はそんなチャンミンの両肩を再び掴む
「お前は飲めば底なしだし利益は上がる…それに見ろ…この美しい容姿を」
俺はミノの方にチャンミンの顔を向ける
「美しいです」
「だろ?…絶対集客力アップするんだよ!!」
ミノがチャンミンの手を握ってガン見している
「僕の就職先もかかっています…ヒョン…キュヒョニヒョンのお話…有難く受けましょう!!」
「やだよ!!」
チャンミンはミノの手を払うと俺を困ったって顔して見つめる
「キュヒョナ…僕が人見知りなの知ってるでしょ?…相手するなんて無理だよ」
「お前は客の隣でやんわり微笑んでたら大丈夫だ…微笑みながら飲みまくれ」
「え~…」
全く乗り気じゃないチャンミン
「実はさ…もう場所の契約しちゃったんだよ」
「え!!…」
チャンミンとミノは目を見開いた
二人とも眼がデカいからちょっとウケちゃった俺
「やる気満々じゃないですか」
ミノが笑っている
「そんな見切り発車して…」
チャンミンは呆れている
「キュヒョニヒョン…どっからその資金捻出したんですか?」
ミノが聞く
「フルフルローンだ」
「よく融資して貰えましたね…」
ミノが驚いている
「お父さんが保証人?」
「そう…チャンミン正解」
俺は親父に頼み込んだんだ
親父を説得する為に俺はチャンミンと仕事をすると言ってんだ…働いてもらうぞチャンミン
「俺さ…企業で働くより自分で起業する方が成功するタイプって分析してんだよ
俺って他人に使われるタイプじゃないじゃん?」
「確かにキュヒョニヒョンは使われるより使う方がトラブルなくて良さそうですよね…」
ミノが頷きながら呟く
「なんだよトラブルって…俺は平和主義だ」
ミノは「嘘だー!!」って俺を指さしながら笑ってる
「俺はチャレンジしてみたいんだ…
美しいチャンミンと可愛いミノと仕事が出来ると思うと今からワクワクするぜ」
「だから僕…まだ返事してないんだけど」
チャンミンはそう言いながらビールを飲む
「もう採用したから」
暫く沈黙があってチャンミンがポツリと呟く
「僕はたまにしか店には出ませんよ」
俺はチャンミンを見つめながら頬に手を添えた
「それは…つまり」
「キュヒョナが借金まみれになってキュヒョナのお父さんが困る姿見たくないし…」
「それはつまり…店に協力してくれるんだな?」
念押しするとチャンミンは静かに頷いた
「俺のチャンミナ…」
そう言いながら俺はチャンミンを抱きしめた
「キュヒョナの僕じゃないよ」
「わかってる…嬉しいからちょっと抱き締めさせてくれ」
そう言って抱き締める俺の背中をポンポンと優しく叩くチャンミン
「たまにでもお前は目玉になるから嬉しいよ…」
「キュヒョニヒョン!!…これで開業できます!!」
ミノは嬉しそう
「で?…従業員は何人の予定なの?」
チャンミンが俺に聞く
「ミノはまだ学生だしバイトな…チャンミンは特別枠で歩合制
ミノ…お前の友達で酒に強くて可愛い子いないか?」
ミノは腕組みをして考え込む
「あ…後輩で可愛い男子います」
「そしたらさ…ホストに興味あるか聞いといてくれ」
「わかりました」
「まぁ…ちっちゃい店だから基本は俺とミノとミノの後輩…で…たまにチャンミン
これが理想かな~…後輩次第だな」
「聞いておきます」
「おぅ…一応面接するからな」
「え?…採用しないんですか?」
「可愛い子限定だからな…あと俺との相性」
「わかりました…とりあえず連絡してみます」
よし…何となく見通しはたった
俺は卒業したらホストクラブを経営する
「ヒョン…お店の名前は?」
「店の名前は俺たちの熱い友情の証であるあの名前だ」
「ってことは…」
「ホストクラブ「ギュライン」だ」
俺はドヤ顔しながら店の名前を伝えた
「やっぱり」
そう言って二人は笑ってる
俺とチャンミンが卒業したら開店だ…





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コメント

ちょっとぉーー!!!

始まってるやんか!!(笑)
管理画面のブロ友記事更新のお知らせ見て叫んだよ!
いよいよ始動~ホストクラブ♡
名前はギュライン(笑)まじか(笑)
友の会もギュラインだし…モテモテなタイトルね(笑)

あーーー早くカモがネギ背負って来ないかなー!
楽しみ♪♪♪

2017/01/04 (Wed) 00:46 | まろり~な #la5PUrQg | URL | 編集
姉さまへ

姉さま、こんばんは(・∀・)
PLANET~TVXQへようこそお越し下さいました!!
2017年が明けました~
本年もどうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m
現在進行形なお話が数話あるというのに~
気分を変えたくて前々から構想を練っていたホストクラブを新年に捩じ込んでしまいましたー(汗)
「明けましておめでとうございます」
って始まりがしたかっただけってのも理由の一つなんですけどね(笑)
今年もこんなあっこではございますが宜しくお願い致します(˘❥˘)
姉さま
コメント下さりありがとうございました!!

2017/01/04 (Wed) 23:49 | あっこ・x・ #cM0BZOPY | URL | 編集

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