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想定外…僕の初恋 6.

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6.







デビューしてからは寝る暇がないぐらい忙しい日々を送っている
僕たちは瞬く間にトップアイドルへとのぼりつめた
「はぁ~っ…疲れた」
「寝たい…」
ヒョンたちは思い思いに漏らす
共同生活している宿舎に戻ると崩れ落ちるように僕はヘタリ込んだ
「チャンミン…大丈夫か?」
そっと腕を掴み僕の様子を気にかけてくれるユノヒョン
「ヒョン…有難うございます…大丈夫です」
視線を合わせると優しく微笑んで部屋へと入って行った
キュンてくる…
ユノヒョンの後ろ姿をジッと見てた時に視線を感じ振り向くと
ヒョンだった
「ヒョン?」
声を掛けるとヒョンはやんわり微笑んで
「チゲ鍋作るね」
そう言ってキッチンへと消えて行った
余裕の笑みだよね
何故かって?
ユノヒョンの胃袋掴んでるから…
ユノヒョンだけじゃなくてみんなの胃袋なんだけどね
みんなで鍋を囲んで食べる食事
ユノヒョンの隣にはヒョンがいる
僕はユノヒョンの向かい側で二人の様子を見る感じ
何でここに座ってしまったんだろうって後悔する
「はいユノ」
「うん…」
ふとした光景が僕にはつらい
「お前は良い嫁になるよ」
他のヒョンにそう声を掛けられ少し照れ笑いしながらヒョンはユノヒョンを見つめる
僕はその仕草にフリーズ
何でユノヒョンを見るんですか…
「はいチャンミン」
ヒョンが僕の前にお椀を差し出す
「あ…有難うございます」
「チャンミン…僕を見る視線が怖い」
ヒョンは僕にお椀を渡しながら呟いた
「え…」
「怖いんだけど…」
ヒョンたちは笑っている
なんて言おう…
「疲れて…疲れて帰ってきたのに食事を作るヒョンって凄いなって」
「ホントにそんな事考えてたのかな~…」
疑いの眼でヒョンは僕をマジマジと見つめる
「本当ですよ…そんな怖い顔してました?」
「うん…そんなこと考えてるような視線じゃなかったから」
「おかしいな…」
内心ドキドキしてます
「アレじゃない?…«早く僕にも下さいよ…腹減ってんですよ!!»って視線だったんじゃない?」
他のヒョンが割って入る
「有り得るな」
ユノヒョンが笑いながら言ってみんなも笑った
「なんだ…飢えてる視線だったんだ…なら納得」
「違いますって…尊敬の念の視線ですよっ」
「はいはい…食べよう」
わーわー言いながら僕たちは食べはじめた
飢えてる視線か…
ある意味そうなのかな
有難いことに僕たちがデビューして以来僕たちを応援してくれる沢山のファンがいる
有難いんだけど…
徐々に僕の心は複雑な色になっていく
それは何故か…
ファンの声援が物語っていた
共同生活している僕たちの距離感はとても近い
本当の兄弟のようにじゃれ合い抱き締め合う
番組でもその距離感は変わらない
その中で独特な雰囲気のあるヒョンと誰にでもスキンシップの激しいユノヒョン
二人の絡みってファンの声援の色が違うように感じる
あぁ~…僕だけじゃない
みんなも感じるんだって…
そんな声援を聞いて僕は俯き誰にも悟られないように小さく溜め息をつく
でも負けない…
僕の初恋の人だから…
なんでこんなシーンを思い出したかって言うと
今日の番組の収録でもそんな声援があったから…
「あれ?…チャンミン…箸が進んでないね」
「あ…ちょっと考え事してただけです」
「なんか今日のチャンミンは変だな」
ヒョンたちが僕を見つめている
「そんな見ないで下さいよ…食べにくいじゃないですか」
そう言って僕はチゲをかき込んだ

食べ終わったら順番にシャワーを済ませそれぞれのベッドで眠る
僕もベッドに寝転がって目を瞑った
「ん~…眠れない…」
ベッドに寝転がってから一時間は経っている
何度も寝返りを打って眠気が来るのをひたすら待っていたけどどうも無理
僕はベッドから起き上がるとリビングに向かい暗闇の中ソファの上で膝を抱え込んで座る
「ヒョン…」
今日の撮影でも触れたり手を繋いだりハグしたり…
他のヒョンたちにも同じように触れてるのになんでヒョンだけ違うように感じてしまうんだろう
答えは簡単
嫉妬です
「はぁ~…」
俯いて頭を膝にくっ付けて目を瞑る
ヒョンの一つ一つの仕草が気になって仕方ない
常にユノヒョンを求めていそうで…
求めることを期待するファンもいるからな~
僕は毒舌ばかり吐いてる始末
仕方ないじゃん…それもみんな期待してるんだから…
忍ぶ恋は辛いな~…
あれ…
ソファが静かに沈む感覚があってビクッとする
隣を見ると暗闇の中ユノヒョンが僕を見つめてた
「ユノヒョン?」
小さな声でユノヒョンの名を呼ぶとそっと僕の肩を抱いた
「チャンミン…眠れない?」
ユノヒョンの言葉にコくんと頷く
「どうした?」
僕は首を横に振る
恋煩いなんて言えない
「疲れ過ぎて眠れないのかも知れないです」
そう僕が言うのを僕をジッと見つめながら聞いている
「デビューしてから目まぐるしい毎日だもんな…有難いよな」
「はい…」
「明日も朝からなんだから寝ないと身体が持たないぞ?」
分かってるんだけど色んな感情が渦巻いて眠れないんです…
「ユノヒョン…起こしちゃってすみません…ヒョンこそ寝て下さい」
僕がヒョンから離れようとするとヒョンの腕に力が入った
「お前を放って寝れる訳ないじゃん」
ユノヒョンはそう言うと僕の肩をギュッと抱きしめ直し僕の頭をクイッと自分の肩に持たれかけさせた
「寝ろ…」
これ…ヤバいです
めっちゃ恋人ちっくです
逆に眠れません!!
でも…凄く嬉しい
「ヒョン…これじゃヒョンが眠れないじゃないですか」
「俺?…俺はすぐ眠れるから」
あぁ~…いつも口開けて死んだように寝てますもんね…
甘えても良いのかな…
こんなチャンス滅多にないから甘えちゃおっかな
僕は最大の博打を打ってみる
僕はユノヒョンの腰に腕を回した
ドキドキと心臓が煩い
「そうそう…たまには俺にも甘えて良いんだよ」
ユノヒョンは僕の頭をポンポンと優しく撫でる
「お前は俺には甘えてこないから…」
僕はユノヒョンを見つめる
うわっ…すっごい至近距離で照れちゃう
「相変わらず避けられてるな~って…結構寂しかったりする」
そう言うとフッと微笑んだユノヒョン
「隣にいるのに何で絡んでこないわけ?…アイツらにはガンガン甘えてるのに」
何も言えず黙って見つめ返す
「ヒョン…寂しいんだけど」
ヒャーっ!!
僕にとっては殺し文句です…嬉しくて泣きそう
ヒョンがそんな風に想ってたなんて…
「俺に気を遣うことはないよ…こんな風に甘えてくれたら良いから」
僕はコクリと頷いてヒョンを見つめる
「チャンミン…おやすみ」
僕の目はきっとトロンとしてたのかな
「ヒョン…おやすみなさい」
そう言った僕は直ぐに眠ったようで気づけばベッドの上だった
ガバっと身体を起こす
キョロキョロと周りを見るとヒョンたちはまだ眠っている
ユノヒョンは…口開けて死んだように寝てる
夢じゃないよね…
僕はヒョンたちを起こさないように部屋を出て支度を始める
「チャンミン…今日は早いね」
ヒョンが目を擦りながら声をかけてきた
「ヒョン…おはようございます…朝食の準備手伝います」
「ありがと」
僕はヒョンと一緒に朝食を作り始めた
一人…また一人と起きてくる
「へ~…チャンミン手伝ってんだ」
「今日の天気は嵐だな」
そう言って笑うヒョンたち
「ユノは?…もう起きないと時間ヤバいよ」
ヒョンが声を掛ける
「起こしてくるよ」
起きてきたヒョンがベッドルームへと消える
「僕トイレ行ってくるからチャンミンあとお願い」
「わかりました」
僕は残りの盛り付けをする
盛り付けをしていたら後からギュッと抱きしめられて驚いて振り向く
「おはよう」
「ユノヒョンっ…」
「遅かったのに早起きじゃん」
そう言ってフンワリと笑った
「うわっ…ユノの寝癖酷いよ」
別のヒョンがユノヒョンの髪を指さして爆笑してる
「顔洗ってくる」
そう言って僕を抱き締めてた腕が身体から離れて行った
昨日の夜は夢じゃなかった!!
嬉しくてニヤける僕
「なにニヤニヤしてんの?」
トイレから戻ってきたヒョンが僕に声を掛ける
「さっきユノヒョンが起きてきたんですけど寝癖が酷くて…思い出し笑いしちゃいました」
「そんな酷かったんだ」
ヒョンは笑ってる
「はい…爆発してました」
さっきのバックハグは内緒
「あ…準備ありがと…並べよっか」
「はい」
みんなでの朝食
「はいユノ…カフェラテ」
「うん」
また向かいに座ってる僕…学習能力なさ過ぎ




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