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Platonic Love~17.

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17.






「綺麗だね」
俺たちはコテージから海を眺めている
夕焼けがとても美しく海面を照らしていた
「そうだな」
俺はチャンミンに向かって言うと太陽がゆっくり沈んでいくのをジッと見つめた
チャンミンが腕を絡めてきて俺はチャンミンの方を見る
俺と視線が合うとチャンミンはフワリと笑ってギュッと腕に力を入れ俺の肩にもたれた
「ここ…新婚旅行で人気なんじゃないの?」
「なんで?」
「知らないで予約したの?」
俺が頷くのを見てチャンミンは笑う
「来る時見てなかったの?周りはいかにもってカップルばっかだったのに」
「あ~…全く見てなかった」
チャンミンは笑いながら俺を見つめた
「ユノって面白い」
「そうか?」
チャンミンを見つめるとウンと頷いている
「キッチリしてそうなのに何処か抜けてる」
「チャンミンの方が天然じゃん」
チャンミンが「は?」って言いながら目を真ん丸にして俺をガン見してきた
そんなチャンミンが可笑しくて俺はプッと笑う
「何で笑うんだよ!!」
チャンミンは更に覗き込みクリクリな目で俺をガン見する
「何が可笑しいんだよ!!」
「いや…何でもないよ」
「吐け!!」
わーわー言ってるチャンミンを俺は抱きしめた
「可愛いなって思ったんだよ」
俺はそう言いながら腕に力を入れギュッとチャンミンを抱きしめる
さっきまでの雰囲気とはまるで違う静寂が俺たちを包み込んだ
俺の腰にチャンミンの腕がゆっくりと回る
しばらくの間抱き締めてたらチャンミンが口を開いた
「こんなの…ズルいよ」
「うん…俺ってズルい」
身体を少し離してチャンミンと視線を合わす
チャンミンのユラユラと揺らめく瞳がとても綺麗で吸い込まれそうになる
「さっきあんな風に僕を引き離しておいてこんな事するんだもんね…」
チャンミンは小さく呟いた
「ごめん…」
「ズルいよユノ…」
「うん…俺はズルい」
俺はチャンミンの視線を受け止めながら囁いた
チャンミンは再び俺の腰に腕を回し俺をゆっくり抱きしめる
チャンミンの温もりを感じながら俺もチャンミンを抱きしめた
「僕はどうしたら良いの…」
「チャンミン困るよな…」
チャンミンの頭を撫でながら俺は答える
「ゴメンなチャンミン…好きな気持ちは嘘じゃないから…その…つい」
「つい…何なの」
チャンミンは落ち着いた声で俺に聞く
「つい抱き締めちゃったりしてチャンミンに変な期待させちゃったな…ゴメン」
「変な期待って…何気に傷つくんだけど」
「ゴメン…」
俺がチャンミンの腕を解こうとしたらギュッと俺を抱きしめるチャンミン
「つい抱き締めちゃうならセックスだって出来そうなのに」
俺はゴメンと呟きながらチャンミンの頭を撫で続けた
「チャンミン…機嫌直して」
チャンミンの顔を見ようと身体を少し離すと目が合った
少し哀しげな表情に俺は何も言えない
「ユノの奥さんてある意味安心だね」
チャンミンはそう言って俺から離れていく
「ユノはその場の雰囲気に呑まれて身体の関係を持つことは無い
きっと奥さんはユノのそんな性格を知っているんだね」
ソファに座るチャンミン
「安心とか…そもそも俺には興味ないから俺がどうしようが気にしないと思うよ」
俺の言葉にチャンミンは首を捻る
「それ信じ難いんだけど」
「だよな…でも実際そうだからさ」
俺はそう言うとチャンミンの隣に座った
「ほんと変な夫婦だよね…」
「まぁな…」
「ユノ自身も変だよ…」
「俺?」
チャンミンは俺を見つめる
「欲って湧いてくるじゃん?…抱きたいとか思わないの?」
「前にも言っただろ?自己処理してるから大丈夫」
「でもさ…抱いて吐き出す快感は求めたくならない?」
チャンミンの目力が凄くて俺は若干仰け反る
「俺…意外と仕事人間でさ…帰ってシャワー済ませたら瞬殺なんだよ
抱きたいとか考えてる暇ないし…溜まれば抜けば良い話だからさ」
「ん~…」
チャンミンは唸ってる
「ユノを奥さんから奪うような人はいなかったの?」
俺は笑いながら首を振る
「信じられないな…」
ポツリと呟くチャンミン
「ご期待に添えられず申し訳ない」
「じゃあ…」
そう言ってグッと近付くチャンミン
「僕が奪っちゃおうかな…」
唇が触れそうな距離で見つめ合う
「チャンミン…」
話してる俺の唇にチャンミンは人差し指を添えた
「僕のこと…好き?」
俺は黙って頷く
「ユノ…好きだよ」
キスをしようとするチャンミンを俺はジッと見つめる
「そんな眼で見ないで…」
そう呟くチャンミンの眼から涙が溢れる
「お互い好きなのに身体を感じる事が出来ないなんて……
僕って生きてる意味あるのかな…分からなくなる」
「変な言い方するなチャンミン…生きてる意味のない奴なんていない」
俺は少し威圧的な声で話す
「そうかな…僕はいつも考えてるからさ」
チャンミンは哀しげに微笑む
「一線を越えたら…俺がヤバいんだ…お前を知ったら俺はお前を離せなくなる」
チャンミンの頬に手を添えながら話す俺の手にチャンミンが手を重ねた
「離さなくて良いのに…」
俺をジッと見つめていたチャンミンが視線を外す
「やっと本気で好きになれた人が目の前にいるのに求めちゃいけないなんて」
「チャンミン…」
チャンミンは再び俺を見つめる
「酷過ぎるって思わない?」
「思うよ…」
俺はチャンミンの唇にそっとキスをした
唇を離すとチャンミンはゆっくり目を開き俺を見つめる
「キスなんてして…僕を誘ってるの?」
「お前…今誘ってただろ?」
俺はそう言って微笑む
「♬~」
部屋のベルが鳴り俺とチャンミンは見つめ合う
俺は時間を確認して思い出す
「腹減っただろ?…夕食だ」
俺はそう言うとチャンミンの腕を解き部屋の扉を開けてスタッフを部屋へと招いた
スタッフは次々にテラスへ夕食を運んで行く
「有難う」
俺はスタッフにチップを渡すとチャンミンをテラスへ案内した
「うわっ…美味しそう!!」
アジアンテイストの食事がズラリと並んでいるのを見てチャンミンは声を上げた
「食べようか」
「うん」
チャンミンの目がキラキラと輝いている
シャンパンを開けてグラスに注ぎチャンミンへ渡す
「初めての旅行に乾杯」
「…」
チャンミンから表情が無くなる
「チャンミン?」
「また…旅行出来るよね…」
チャンミンの声は不安に満ちていた
「きっと出来るよ…
そうだ…ライブも遠距離な場所エントリーしたら泊まれるよな」
俺はそう言ってチャンミンを見つめるとチャンミンは嬉しそうに頷いている
「また一緒に過ごせる日が来るよ…」
俺はチャンミンの目の前でグラスを持つ
「出会えた事に乾杯」
チャンミンはうんと頷いてグラスを傾け乾杯した
優しく響くグラスの交わった音
俺たちは二人だけで過ごす食事を存分に楽しんだ






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2016/12/13 (Tue) 23:58 | # | | 編集
と☆✩ゃみさんへ

と✩✩ゃみさん、こんにちは(・∀・)
PLANET~TVXQへようこそお越し下さいました♬
ははは~(笑)
焦らしてますか!!
どうしようか迷いつつやからかな~(汗)
このタイトルにですね…
何気に首を絞められてたりするんすよ(^ω^;)
なんせPlatonicやから(笑)
でもPlatonicを表現してみたかったんですよ!!ヽ(`Д´)ノ←何故か逆ギレ(笑)
雰囲気壊すことないようにやっていこうと思います♬
わからんけども(笑)
毎回読んで下さり有難うございます♡
次回はもう少し早めに18話をお届け致します(汗)
と✩✩ゃみさん
コメント下さり有難うございました!!

2016/12/14 (Wed) 12:31 | あっこ・x・ #cM0BZOPY | URL | 編集

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