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想定外…僕の初恋 5.

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5.







あ~…寝不足気味
寝不足気味なのには理由があって…
ユノヒョンに抱きしめられた感触が数日間忘れられなかったのと
抱きしめられた時…悟ってしまったんだよね
僕はユノヒョンに憧れてるだけじゃない
好きって感情が芽生えてるってこと
いやいや…
「憧れ」と「好き」を履き違えてるだけじゃないかって何度も考えた
考えたけど結果は同じ
一番苦手で会話も少ないヒョンだったのに
ユノヒョンの人間性を知っていくうちに僕の心はユノヒョンを求めるようになってた
性別を越えて好きになること
人として好きになることは別に悪いことではない
ただ僕たちはこれから芸能界という特別な世界で生きていくんだ
ユノヒョンにとってもグループにとっても僕のこの感情はマイナスにしかならない
僕は気持ちに蓋をする
苦しいと思うならその感情を捨てろと…ユノヒョンを諦めろと自分に叫ぶ
実らない恋心だって分かりきってるんだし憧れの感情だけで良いじゃんかと…
そんなこと数日間考えて過ごしてたから寝不足なんです
「行ってきます」
母に声をかけて学校へと向かい終われば事務所スタジオでレッスン
今日もヒョンたちと顔を合わす
「おはようございます」
既にウォーミングアップをしているヒョンたちに挨拶をして僕はユノヒョンの隣でストレッチを始める
「ユノヒョン…おはようございます」
僕の声に反応して倒してた身体を起こし僕を見つめた
「おはよう…今日も終わったら塾?」
「はい…すみません」
僕の返事に「気にすんな」と笑ってストレッチを再開する
あれから僕は改心して少しでも上手く踊れるようにユノヒョンを見て勉強してる
じゃれあってる時は見る気しないからレッスンの時だけだけど…
ユノヒョンの言ってた事は本当だった
僕を…ステップを踏みながら…ポーズをとりながら僕を見てる
なんか嬉しい
どうして僕は見てなかったんだろうって後悔すら感じる
塾とレッスンでバタバタと忙しない僕をユノヒョンは気にかけてくれてたのに…
感謝しないといけないのに僕は殻に閉じこもってユノヒョンを見ようとしなかった
ほんと反省…
ユノヒョンの指先や視線をジッと見つめて自分も動かして鏡でチェック
「チャンミン」
そんな僕にユノヒョンが声をかけてきた
「ちょっとやってみて」
僕の踊りを見て手取り足取りアドバイスしてくれる
みんながいる場所でこうしてアドバイスして貰うのは初めて
「チャンミン羨ましいな~」
他のヒョンが僕をからかう
「イイでしょ…ユノヒョンが納得するまで終わらないですが一緒にどうです?」
「ユノが納得するまで?休憩なくなるじゃん!!…遠慮しとくよ」
ヤダヤダって顔しながらヒョンたちはスタジオを出て行く
「ほらチャンミン…油売ってないで」
ユノヒョンが僕の肩を抱く
「はい…」
きっとユノヒョンは何も思わないで肩を抱いてるんだろうけど僕にはドキドキな行為です
相変わらず厳しいのは厳しい
だけどあの日からユノヒョンの纏っていた空気が変わったように感じる
ユノヒョンの空気が変わると受け止める側の僕もこんなに変わるのかな…
最近は恐怖でしかなかったこの特別レッスンが楽しくて
自然とユノヒョンとの絡みが増えてきていた
そんな僕をきっと面白くないって思ってたんじゃないかな
「ユノ…」
僕のダンスをチェックしているユノヒョンに声をかけてユノヒョンを僕から離す
ジッとユノヒョンを見つめ話しているヒョン
そしてユノヒョンもヒョンの視線を受け止め話を聞いている
それは普通の光景
他のヒョンの時もそんな感じ
だけど空気が違うような気がしてならない
見たくないと心は言うのに視線を外す事が出来ずにジッと見つめてる自分
ハニカミながらユノヒョンの胸に顔を埋めるヒョンを僕はモロに見てしまう
ユノヒョンは笑いながらヒョンを抱きしめ背中をポンポンと優しく叩いている
ほら…こんなシーン見る事になった
ユノヒョンはハグしていた腕を解いてヒョンから離れようと動き始めたその時
僕と目が合ったヒョンが微笑みながらユノヒョンの腕を掴んだ
「チャンミン…僕たちを見過ぎ」
そう言ってヒョンはユノヒョンの肩にもたれ掛かる
その言葉にユノヒョンが反応して僕を見つめた
「す…すみません」
居づらくて僕はそそくさとスタジオから出て行く
ドキドキと音を立てる胸をおさえて僕は俯いた
牽制されたのかおちょくられたのか…
ヒョンたちっていつもあんな感じで絡むから良く分からない
「僕…やっと話せるようになったとこなのに」
「え?…どうしたチャンミン」
ブツブツ言ってる僕に別のヒョンが声を掛ける
「何でもないです…」
「何だよ~…つれないチャンミンだな~」
そう言って僕をギュッと抱きしめる
ね…ヒョンたちってすぐ抱き締めるんだ
「恋わずらいか?」
身体を少し離しヒョンが至近距離でヒソヒソ声で僕に聞く
「恋なんてする暇あるならダンスの練習しろ!!ってユノヒョンに怒られますよ」
「うわ~…怖いヒョンだな」
ヨシヨシと僕の頭を撫でながらギュウギュウ抱きしめてきて苦しい
「ヒョン…苦しいです」
「俺は怒ったりしないからなチャンミナ~」
そう言って僕の頬にチュウするヒョン
「も~…やめて下さいって~」
「遠慮すんなチャンミナ~」
チュウされまくりなんだけど
ね?…ヒョンたちって変だよね
「ほんと仲良いよね…ユノも思わない?」
ドキっ
すぐ傍からヒョンの声
って事は隣にユノヒョンいたりするんだよね?
抱きしめられチュウチュウされてる僕とユノヒョンは目が合った
ユノヒョンは何も言わずやんわり微笑みながらスタジオへと戻っていく
「ご馳走さま」
ヒョンもそう言ってユノヒョンの後を歩いてスタジオへと入って行く
「なんだよアイツ…アイツだってユノにべったりじゃん」
ヒョンが言った言葉で分かった
他のヒョンたちもそう思ってたってこと
「あ…ヒョンいじけてる」
僕がヒョンにそう声を掛けると
「俺にはチャンミンがいるからイイんだよ」
そう言って僕の手を握って見つめるヒョン
「ユノヒョンが恋しいよ~って顔して言われても…」
「なんだとチャンミ~ン!!」
寂しい心を紛らわしたくて僕はヒョンとじゃれ合った

ある日全員事務所に呼ばれ
そこで僕たちのデビューが決まった事が告げられた
一人一人とハグして喜びを分かち合う
「チャンミン…」
両手を広げ僕を迎えようとしているユノヒョン
「ヒョン…」
僕はユノヒョンの胸に顔を埋めた
「お前が頑張ったお陰だ…有難うチャンミン」
ユノヒョンの唇が耳に触れるほどの距離でユノヒョンはそう言って僕をギュッと抱きしめた
あぁ~…
ユノヒョンの腕の中が一番好きだな
僕もユノヒョンの背中に腕を回しギュッと抱きしめ返した








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