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想定外…僕の初恋 4.

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4.






ユノヒョンが振り返って僕を見つめる
「一度踊ってみてくれるかな」
いつもの厳しい視線…僕の心に痛みが走る
今日も褒めてくれそうにないや
ユノヒョンに僕の気持ちなんか分からないよね
ユノヒョンが曲を流し始める
ずっと踊ってて疲れが溜まってる身体にムチを打って僕は再び踊り始めた
僕の弱点…踊りが必死過ぎるのと体力がないこと
最後のポーズを取ったと同時に僕は床に崩れ落ちる
「ハァッ……ハァッ……」
ユノヒョンは崩れた僕の身体を抱き起こす
「大丈夫か」
ユノヒョンの顔が近くて僕は俯く
「チャンミン?」
更に覗き込まれ思わずユノヒョンを少し突き放してしまった
「なんだよ…」
「すみません…ヒョンが余りにも近くて驚いてしまって」
「は?」
ユノヒョンの何言ってんの?って表情に固まる僕
ユノヒョンは僕の隣に座って僕の様子を見ている
「なぁ…俺ってそんな遠い?」
ユノヒョンを見るのが怖くて俯いて黙ってた
「聞いてんじゃん」
そう言ってユノヒョンは僕の顔を自分に向かせる
嫌でも視線が合う
軽くため息をついたユノヒョン
嫌な沈黙が流れ息が詰まりそう
「ダンスは…もう少し緩急つけてプラス遊びが出来ると良いと思う」
「はい…」
「表情は練習した?」
したけど…踊りながらなんて僕にはまだ無理
「すみません…」
「それ…やってないってこと?」
声色が変わった
「いえ…やってみましたけどダンスに集中しちゃって表情作れてるか分からなくて」
僕はユノヒョンみたいにまだ出来ない…
「必死な顔して踊ってる」
やっぱりそうですよね…
「表情作れるようにします…すみません」
ユノヒョンとの会話はいつもこんな感じになる
他のヒョンとは気楽に話せるのにユノヒョンと楽しく話せる日はいつ来るんだろう
来るのかな…ずっとこんな感じな気もしてきた
笑いあって話すのはヒョンたち
羨ましい…
「ずっと気になってたんだけど」
ユノヒョンがジッと僕を見つめながら言う
「俺を見なくなったよな」
ドキッとして身体が硬直するのを感じる
「見てないよな」
射るような視線に僕は答えられない
「チャンミン…答えてくれる?」
ユノヒョンの視線が痛い
「すみません…」
「俺…見て盗めって言ったよな?」
僕はうんと頷く
「俺を見なくなったのはなんで?」
僕だってユノヒョンを見ていたい
たくさん盗んで少しでもユノヒョンに近付きたい
だけどヒョン…
邪魔するんです
仲良くしてる姿がチラついてユノヒョンを見るのが辛くなってくるんです
「ヒョンが気付かない時に見てると思います」
「俺が気付かない時に?」
「はい…」
苦し紛れに言った言葉で僕は自分の首を絞めることになる
「俺さ…結構お前見てるけど全然視線合わないけどな」
「え…」
僕を見てたの?
「踊ってても俺はお前を見てるの知らない?
知らないよな…お前は俺を見てないんだから」
「……」
「俺を見てろって言っただろ?
お前も自分に足りないものがあるって思ってるならちゃんと見てろ」
「すみません」
僕は小さな声で謝る
あぁ…自滅した
「あの…」
僕は勇気を出して聞いてみる
「ヒョンが踊ってる時にしっかり見てろって事ですよね…その…」
「チャンミン」
ユノヒョンは僕の話を意図的に切ってジッと見つめてきた
心が読まれそうで…吐けと言われてるようで心臓の鼓動が速くなっていく
「レッスンで俺を見なくなったチャンミンが気になったのはそうなんだけど…」
一旦話を切って僕の様子を見ている
「チャンミン…俺を一切見なくなっただろ」
僕は固まる
「なんで?」
ヒョン…それは言えないです
「見てないことないです…」
「それ…本気で言ってる?」
息が詰まりそうな沈黙が再び訪れ僕は視線を落とす
「なぁ…チャンミン」
ユノヒョンの声に僕はユノヒョンを見る
一呼吸置いてユノヒョンは話し始めた
「俺を見なくなったのはなぜ?…様子がおかしくなったチャンミンを俺は放っておけない」
なんて言おう…僕は必死に考えた
「ちょっと辛くて…」
「辛い?」
ユノヒョンは僕が話すのを待っている
「僕とユノヒョンとのギャップをまざまざと感じるんです
僕一人が必死な顔してやってる…ヒョンたちみたいに笑ったりする余裕…僕にはありません
羨ましいです…笑って出来て…話せて…」
当たり障りのないように言葉を選んで僕は想いを話してたその時
え…
ユノヒョンがふわりと僕を抱き締めた
「ごめんなチャンミン」
嘘…
僕はユノヒョンに抱き締められてる
ユノヒョンの腕にギュッと力が入ったのを感じた
「チャンミンさ…スゲー努力家だからまだまだ出来るってついつい厳しくしちゃってた…俺」
ユノヒョンが僕の頭をポンポンとしながら撫でる
ユノヒョンの香りを僕は目一杯吸ってユノヒョンを感じた
「お前を追い詰めてたな…ごめんな」
僕は首を左右に振る
「お前はもっと上手くなるよ…俺の目に狂いはないから」
ユノヒョンは身体を少し離すと僕と視線を合わせる
「お前の気持ちが聞けて良かった」
そう言って再び僕を抱き締めたユノヒョン
ユノヒョンに抱き締められるってこんな感じなんだ…
嬉しくて…
その日の夜は眠れなかった






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2016/11/17 (Thu) 21:23 | # | | 編集
7☆☆6☆1☆amさんへ

7☆☆6☆1☆amさん、こんばんは('ω')ノ
PLANET~TVXQ~へようこそお越し下さいましたm(__)m
先ずはお詫びを申し上げねばなりません
前回のコメ返でなんですが7☆☆6☆1☆amさんのお名前の☆が一個多かったのです(汗)
今日はしっかり確認したので大丈夫です!
すみませんでした(;´Д`A ```

リアルちっく
なるほどなぁ~っと読ませていただきました♬
確かに不思議(笑)
どこまで知ってるかにもよるんかなぁ~とか思うけど大きな流れは一緒ですもんねぇ
同じ作品なんてないだろうし面白いですよね♪
因みにあっこはザックリとしか知らない人です(汗)

そして次~♬
はい(笑)
その通りへたっぴやったと思います(笑)
言葉が足りんとこ沢山あったと思いますよ(汗)
良くなってきてますか!
嬉しいです!…ありがとうございます!!
そして女子~
気付いたらおるねん(汗)
女人禁制やのに(汗)←ほんまか!
いやぁ~…ほんまです
二人が惹かれていくサマを表現しようと思ったら…気付いたらおるねんて(汗)
ビックリさせちゃってすみません
てか書いてる自分が一番驚いております
だがしかし
二人がたとえ既婚者でも結ばれるんです
イケナイと思えば思うほど惹かれ合うのって萌えません?
あっこだけかな(汗)

最後はキュヒョン(笑)
え?そうなんですか!
皆さまはそんなイメージ持ってないのですねぇ
キュヒョン…常に狙ってるんやけどなぁ~(笑)

うぅ~…
なんだかちゃんとお答え出来ずなんですが眠たいので本日はこれにて終了します(-_-;)
また何なりと書いて下さい~♬
7☆☆6☆1amさん
コメント下さりありがとうございましたm(__)m

2016/11/18 (Fri) 02:12 | あっこ・x・ #cM0BZOPY | URL | 編集

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