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Platonic Love~12.

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12.





「うぅ~…もう無理」
お腹をさすりながらチャンミンはカフェのテーブルに突っ伏している
「半端ないぐらい食べてたもんな」
チャンミンの食いっぷりときたらそりゃまぁ凄かった
鍋は二つに仕切られてるんだけど豚しゃぶ→ラーメン投入…
隣では牛しゃぶ→すき焼…シメにうどん入れて食べてたし
可愛い顔してんのに豪快に食べるあたり…やっぱりお前は男なんだなって思ったよ
90分の時間制限ギリギリまで食べて俺たちは今いるカフェへと移動した
俺はメニューを眺めて店員を呼ぶ
「俺カフェラテ…チャンミンどうする?」
「僕は後で注文する」
「すみません…取り敢えずカフェラテ一つ…で…後でまた注文します」
俺が店員にそう告げると「かしこまりました」と言って俺たちのテーブルから離れて行く
「ユノって相手の目をジッと見つめて注文するよね」
「え…目を見て話すだろ?」
「そうだけど…ユノはジッと見過ぎ」
俺には訳が分からない
「普通なんだけどな…」
「無自覚だからな~…ユノって」
「何かヤバかったか?」
チャンミンはウンウンと頷いている
「勘違いしちゃうぐらい見つめるから…」
俺はチャンミンの話を聞いてキョトン顔
「あのさチャンミン…」
「なにっ」
「店員さん男だよ?」
「そうだよ」
チャンミンは真顔で返事する
「男でも女でも目を見て話さないのは失礼だと思うんだけどな…」
「全く見ないで話すのは失礼だよ?」
「だろ?」
ん~…俺にはわからない
それ以上何も言わない俺にチャンミンが言う
「ユノがどんな感じなのか再現してあげるよ」
チャンミンはそう言うとさっきの店員が近くを通った時に呼び止めた
「お待たせしました」
店員はチャンミンをチラっと見る
「本日のコーヒーってどれかな?」
チャンミンは店員をジッと見つめ続けている
「本日のコーヒーはこちらのオーガニックコーヒーになります」
店員はメニューを指差して説明する
チャンミンはメニューをチラッと確認すると直ぐに店員を見つめた
「苦味とかどうなの?」
スゲー上目遣いで店員を見つめるチャンミン
店員は一瞬言葉を呑んだ
チャンミンは大きな瞳で店員を見つめながら「ん?」って首を傾げる
俺…そんなんしないけど
「苦味はそんなにありませんし程よく酸味もある飲みやすいタイプのコーヒーです」
「じゃあソレで」
最後に店員を見つめてニコッと微笑むチャンミン
「かしこまりました」
店員も笑顔で応対してテーブルを離れて行く
「なんだよ今の!!」
俺は笑いを堪えるのに必死だった
「え?…ユノみたいにしたんだけど」
「俺あんな上目遣いしないし!!」
俺は大笑いする
「え~…してるし」
チャンミンは納得してない
「お前…上目遣いで見つめるからソッチ系って思われたんじゃない?」
「そうかな~…」
「うん」
明らかに警戒した笑顔だったじゃん
「なんかショック」
チャンミンはガックリしてソファに沈んだ
「お待たせしました」
さっきの店員がカフェラテを持ってきた
「あ…俺です」
店員は俺の前にカフェラテを置く
「ありがとう」
俺の声に店員は視線をコチラに向けて軽く会釈して去って行く
憮然としたチャンミンの表情に俺はまたウケる
「チャンミン…機嫌直して」
「僕の接客と全然違う」
「だから…俺って狙われてるって思っちゃったんだろ」
俺はカフェラテをひと口飲むとチャンミンに渡す
「美味いよ?」
「僕…コーヒー派」
「イイから飲んで…」
俺はチャンミンの前にカフェラテを置く
「甘い物飲んだ方がいい」
俺の言葉にチャンミンはカップに手を延ばしカフェラテをひと口飲んだ
「美味いだろ?」
俺の問いかけに答えることなくチャンミンはカフェラテを飲み続ける
「お待たせしました」
チャンミンのコーヒーが運ばれてきたので俺がもらう
「ありがとう」
俺と店員のやり取りをチャンミンはジッと見つめてた
「チャンミン…コーヒー来たよ」
「ユノの視線が甘いんだよ…」
カフェラテを飲みながら俺を見つめそう話すチャンミンに俺は固まる
チャンミンは「ん?」って少し傾げる
「それ…俺にはクルよ」
「え?」
「俺にはヤバい」
「ヤバいって…どう解釈したらイイ?」
チャンミンは俺を見つめながら聞く
「店出てから言うよ」
俺の返事を聞いたチャンミンはいきなり席を立つ
「チャンミン?」
「出る」
荷物を持って歩き始めたチャンミン
「俺カフェラテひと口しか飲んでないじゃん」
レジへと歩くチャンミンの後ろ姿に話しかける俺
「僕はコーヒー飲まずだよ」
「飲めばイイじゃん」
俺は大笑いしながらチャンミンの後ろを付いて歩く
チャンミンはさっさと会計を済ますと俺の隣に来て
「早く聞かせて…」
って耳元で囁いた
俺はチャンミンの肩を抱き寄せ「こんな感じかな」って言ってチャンミンの顔を覗き込む
「分かんないよ…」
チャンミンは覗き込む俺と視線を合わせた
「前にも言ったけど…惚れちゃいそうになる」
「惚れてはくれないんだ…」
前と同じパターンだな
「カフェに寄らなきゃ良かったな…ゴメンなチャンミン」
「何で…僕がカフェに入りたいって言ったんじゃん」
車を止めてる駐車場へ歩きながらそんな会話をする
「チャンミンにカフェは鬼門みたいだからさ」
「よく分からないよユノ」
俺はそれ以上は何も言わないで並んで歩く
二人の足音だけが響く駐車場
キーを開け助手席のドアを開けた
「今日は楽しめたか?」
乗り込もうとしているチャンミンに聞いてみる
「当たり前じゃん…どんだけ楽しみにしてたと思ってんだよ」
そう言うチャンミンの表情を見て俺は自然とチャンミンを抱きしめてた
俺の背中に回されるチャンミンの腕
俺はギュッとチャンミンを抱き締める
「ユノとこうして会えて嬉しいし楽しいよ…」
「良かった」
俺はチャンミンの頭を撫でる
「また明日だな…また飯だけになるけど」
「……」
「カフェは無しにしよう」
「ご飯食べて終わり?」
チャンミンに至近距離で見つめられた俺
「わかった…明日は金曜だしレイトショーでも観に行くか?」
「ちょうど観たい映画ある」
キラキラと揺らめくチャンミンの瞳を俺はドキドキしながら見つめ返す
綺麗な瞳…
「じゃあ早速チケット取るか」
「僕やるから」
「わかった…じゃあ取り敢えず乗って…送るよ」
「うん」
チャンミンを助手席に乗せて俺は車を走らせた
車中でチャンミンはチケットを取り始める
「見てユノ!!…ガラガラ」
笑いながら座席表を俺に見せるチャンミン
「一番後ろのド真ん中にしよ」
チャンミンの機嫌はすっかり直ったようだ
「ほぼ貸切り~」
「贅沢だな」
「うん」
「ユノ…駅でいいから」
「え?」
「明日も仕事だし最終に間に合うから今日は電車で帰るよ」
「わかった」
俺はチャンミンと待ち合わせした駅のロータリーでチャンミンを降ろす
「チャンミン…また明日な」
降りたチャンミンに声をかけるとチャンミンはコクリと頷いて駅へと走って行く
走り姿も絵になるな~…
何しても目立つ存在のチャンミン
走るチャンミンをみんな振り返ってた



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