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Lily-19.

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19.




「おはようございます」
ドアを開けるとマスターとチョン君が話していた
「おぉ~…チャンミンおはよう」
マスターは軽く手を挙げる
チョン君は…視線を逸らした
ドキッとした
あんなチョン君は初めて…
「お前…酷いヤツだな」
「え?」
マスターは付いて来いと顎を上げて僕に合図する
「酷いって…何がですか」
厨房に入るなり僕はマスターに聞く
マスターは僕をジロっと見つめる
「聞くけど…ユノってお前の恋人なんだよな」
「はぁ?」
僕はマスターをガン見する
「チョン君が言ったんですか」
「俺のカンだ」
「……」
「間違ってないだろ?」
「恋人じゃないです…教え子なんです」
マスターは僕を見つめたまま
「教育実習の時の生徒なんです…」
「聞いたよ…」
マスターは腕組みをして考えてる素振り
「お前……好きだけど踏み込めないんだな」
「別にそんなんじゃ…」
「俺を騙せると思ってんのかよ」
「……」
「お前が同性に惹かれるタイプなの知ってるんだぜ?…それに」
「わかってますって」
「俺の目に狂いはないんだよ」
そう言って笑いながら僕の肩をポンポンと軽く叩く
「ユノ…アイツは真っ直ぐなヤツだな」
僕は静かに頷く
「アイツはノーマルだけど気持ちに正直な奴だから葛藤はあった筈だ」
「僕を知らない方が良いんです」
僕はマスターに言う
マスターは軽くため息をついて話し始めた
「お前ん家泊まるって言う話だっだよな?
なのにお前…1泊しか泊めないって言ったらしいじゃん」
マスターの表情はもう笑っていない
「チョン君…まだ学生だし」
「お前だって学生じゃん」
そうだけど…
「チョン君は大事な時期だからバイトやってないで勉強した方が良いんじゃないかって」
マスターはグラスを拭きながら僕に聞く
「お前……ユノの成績知ってるか?」
上位の方だったと思うけど……
僕は首を傾げる
「トップらしいぞ」
え!!
僕の驚いた顔にマスターは笑う
「さっきユノから聞いたんだけどさ
お前に何も言われないように頑張ったらしいぜ」
「……」
「こんな頑張ってるユノをお前は冷たく足らいやがって」
「成績の話なんてしてなかったし…」
マスターは僕に詰め寄る
「ユノ…泊まる場所がないから俺の所に泊めてくれってさ」
「え……」
「今日から俺ん家に泊まらせるから」
マスターはドヤ顔して僕を見つめる
「取って食ったりしないけど…他の奴に食われないようにガードしないとな」
ポンポンと僕の肩を叩いてフロアへと行ってしまった
「マスター!!」
僕はマスターを呼んで腕を絡める
「なんだよ煩いな」
「マスターの家は不味いです」
「何でだよ…寝る場所ないんだ……可哀想だろ?」
「……」
「お前が酷いから」
そう言うと僕の腕を解きチョン君の方へ行ってしまった
肩を組んで楽しげに話す二人
マスターは面倒見が良くて大好きなんだけど友達にゲイが多くて心配
チョン君みたいな見た目とギャップある子は危険じゃないかな…
あれ……これって嫉妬?独占欲?
なんて勝手過ぎる僕なんだ
いやいや…危ない所と分かっていて泊まらすわけにはいかない
「じゃあ…今日は俺と一緒に帰ろうな」
マスターの声がフロアに響く
僕は無反応を取り繕う
原因を作ったのは僕だから何も言えないし…
マスターは決めたら譲らない人だからな…
でも一言だけ…
「あの…マスター」
マスターはチョン君の肩を抱いたまま僕を見つめる
「なんだよチャンミン」
「チョン君のこと…宜しくお願いします…ただ他の方が遊びに……」
「大丈夫だよ…暫く断っとくから」
「すみません…ありがとうございます」
僕はお礼を言ってその場を離れる
離れる間際チラッとチョン君を見てみるとチョン君は僕をジッと見つめていた
怒ってる目をしてた
「ユノ…こっちの準備も頼むな」
マスターに声を掛けられチョン君は僕から視線を外して準備を始める
僕のモヤモヤな感じとは対照的に開店の準備はスムーズに出来た
コーヒーの良い香りがフロア全体に広がる
モーニングを食べにお客さんが入り始めると僕たちは所狭しと動き始めた
「あのっ…あの方」
お客さんはチョン君を指差して顔を赤らめている
「今日から入った子です」
「ヤバい…カッコイイ」
もう何人に聞かれただろう
そして何人がこの反応をしただろう
マスターは超ご機嫌
「ユノ!!…お前スゲーな!!」
チョン君は笑ってる
立ち振る舞いは完璧
甘い声でメニューを復唱
本人は甘い声なんて思ってないと思うけど
チョン君…貴方の声は甘いんです
そして何と言っても笑顔が良い
僕はオーダーを通してからコーヒーの準備をする
「チャンミン…」
チョン君が僕を呼んでいるけど手が離せない
「なに?」
「チャンミン彼女いるんですかって何人も聞いてくるんだけど」
そう僕に耳打ちする
あれ…チョン君の唇が耳に触れた?
くすぐったい
僕は思わずチョン君の方を振り向くとチョン君の顔がかなりな至近距離でビビった
「いるって言っといた」
そう言うチョン君
「もし俺も聞かれたら居るって言っといて」
「わかりました」
賢い選択
今度はどんな彼女か聞かれるんだろうけど笑ってやり過ごそう
忙しいモーニングからランチタイムへ突入
ランチタイムも忙しくてフル稼働
なかなか休憩が取れないしエアコン効いてるのに汗が滲む
「お前らの効果は絶大だな」
マスターは何度この言葉を言っただろう
ボケちゃった?って言いたくなるぐらい言ってる
SNSが普及した世の中って事かな
「いた~♬」
そう言って店に入ってくるお客さんが多いです
てか…
撮られてるって事だよね…
本日そんなお客さんで店は大賑わいでした

「お~い…お前ら順番に休憩取ってくれ」
ようやく落ち着いて来たので僕たちは順番に休憩を取ることにする
僕はチョン君と会ったあの場所で休憩
「あぁ~…疲れた」
マスターが作ってくれたサンドイッチを頬張る
「美味しい…」
マスターの料理ってほんと美味しいなぁ
コーヒーを飲んで空を見上げた
これぞ夏って思わせる大きな入道雲が浮かんでる
伸びをして目を閉じる
ふと影が出来て目を開けると同時に唇を奪われた
「……」
「無防備だからだよ」
「なんて気持ち悪い事してくれんだよ」
「美味しい味がした…ご馳走さま」
僕は思い切り睨みつける
「そんな怒んなって」
スマホを見るとそろそろ休憩時間も終わり
「戻るから」
そう言ってベンチから立ち上がって店へと向かおうと見た先にチョン君が…
ゆっくり僕の方へと歩いて来る
「キュヒョナ…じゃ」
「俺カフェでお茶するから」
そうなんだ…
一緒に並んで歩くことになる
「お疲れ様です」
チョン君は僕にそう言って僕が座ってたベンチに座る
「え?…あの子バイトの子?」
「うん」
キュヒョンはチョン君をチラッと確認する
「俺らと一緒の大学?」
「高校生だよ」
「へぇ~…」
キュヒョンは僕をジッと見つめる
「なに……」
キュヒョンはニヤッとすると僕の肩を抱き寄せた
「チャンミナのたてたコーヒー飲みたいな」
「この手をどけてくれたらね…」
「ちぇっ」
僕を抱き寄せてた腕をキュヒョンは解いた





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2016/06/23 (Thu) 16:35 | # | | 編集
姉さまへ

姉さま、こんばんは´ω`)ノ
忘れちゃうぐらい昔(汗)
そらそうや
あっこも読者なら確実に忘れて読み直してるもん(笑)
そんなあけてるつもりないですのに~(汗)
気づけばめっちゃあいてる(T-T)オカシイナー
始まったの去年ですか(汗)
原因は多々ありまして
時間かかるタイプに加えて一つの話に集中できない(汗)
あっちかじりこっちかじりしちゃうんすよ…
最大の原因はですね…
萌えな壁紙がね
ジャンジャン出てくるからやねんで~!!
別のお話がモワモワ~って浮かんだらそっちに気がいってまうんです(汗)
なので姉さま…
連帯責任っちゅーことで♡←おいおい
こちらのお話はその通りですよ~
懐かしいでしょ~?(笑)
もう卒業しちまって新たなスタート切ってるっちゅーのに
あっこはまだ終わってなーい(笑)
笑ってないで早う書きなさいって?
それが~
別のんに気がいってて(汗)←まだ言うか
最後の質問のアンサーは…
ミンホです(笑)
姉さま
コメント下さり有難うございましたm(_ _)m

2016/06/23 (Thu) 22:31 | あっこ・x・ #- | URL | 編集

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