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crash-8.

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8.







「俺と付き合って…」
チョンさんは僕の目を見つめながら甘い声で囁く
「何言ってるんですか…そんな急に言われても……そもそも無理です」
「なんで?」
チョンさんは引き下がる気はなさそうに僕に聞く
「なんでって……会ったその日に関係を迫る人…
僕は信用できません…それに…僕は男です」
「そんなの分かってる」
「だったらッ」
「俺はお前じゃないと嫌だ」
被せ気味にチョンさんは言う
「頭おかしくなりましたか…」
思わず素で言ってしまった
「本気だよ…俺はお前がいい」
「チョンさん…本気って意味もわからない…
わざわざ男に走らなくても世の中には綺麗な女性いくらでもいるじゃないですか…
変なこと言うのも休み休みにして下さい」
僕はベッドから離れバスルームへと向かった
熱めのお湯で身体を洗う
体温が上がって余計に浮き出てくるチョンさんから受けた証の数々に僕は顔を背けた
「何なんだよこの身体…」
バスルームから出て素早くバスローブを羽織る
しまった…
服はベッドルームに脱ぎ捨てられたまま
気は進まないけどベッドルームへと向かう
「お帰り」
チョンさんは上半身を起こして煙草を吸っていた
ホテルの部屋は鏡張り
どこからでもセックスしてる姿が映し出される
婬れる自分の姿……喘ぎ声
チョンさんの欲情してる顔
昨夜の事を思い出し身体が熱くなった
「なに?…またヤリたくなった?」
「そんな訳ないでしょ」
僕は自分の服を掻き集めてバスローブを脱いで着替える
「バスローブ姿のお前もそそるけど着替えてるお前も絶品だな」
僕はチョンさんの言葉を無視して黙々と着替える
「チョンさん…僕ホテル代払う気ありませんよ」
「払わす気なんてさらさらないよ」
チョンさんは煙草を灰皿に置き静かに僕の様子を見ている
「もう帰るのか?」
起き上がり僕の方に近づく
「帰りますよ」
「あんなに気持ち良くさせたのに…今からヤらない?」
「しないです」
僕はチョンさんを睨む
「チョンさん…真っ裸ですよ…服着たらどうですか」
返事はしないで僕を見つめる
「だから…チョンさんて止めろって言ってるだろ」
「ユノなんて言えません」
「言うまで帰さないよ……」
僕の腕を掴みベッドへ倒され組み敷かれる
「セックスしよっか」
「帰るから離してください」
チョンさんて力が強いから歯が立たない
僕に覆い被さるチョンさん
「ユノって呼ぶこと約束しないと今からセックス始めるよ」
僕の下半身に手をのばすチョンさん
「わっ……わかりましたから」
「じゃあ呼んで」
「ユノさん…僕…帰るんでやめて下さい」
「ユノだって言ってるだろ…」
僕はチョンさんの目を見つめる
少し間を開けて僕は言う
「ユノ……やめて下さい」
満足そうなチョンさんの表情
「その顔エロいなチャンミン……ヤリたくなるよ」
チョンさんは僕の唇を塞ぐ
「んんっ……」
「その声もエロい」
チョンさんは唇を離すとそう言った
「今度いつセックスしようか」
「チョンさんと…ユノとセックスしたい人なら五万といますよ」
チョンさんにそう言って身体を起こす
「でも…」

「その中に僕はいません…失礼します」
僕はチョンさんを部屋に残してホテルを後にした



あれ以来
僕はユノを避けた
極力会わないように仕事もプレゼンでユノのチームだと知ると
同僚にバトンタッチして僕はサポートに回った
同じ業界だからいずれまた顔を合わせる可能性は高いけど…


なんで抱いたりなんか…
僕は男なのに…
ユノとセックスした数日はバスルームで鏡を見るのが嫌だった
あちこちに愛撫の証があったから……
僕がチョンさんと付き合う?
あんないきなり抱かれてそんな気持ちになるわけない
おかしくて一人笑う
あの日と同じ……
久しぶりに消してしまいたい過去を思い出した

高校の卒業式間もない日
いきなり教室に連れ込まれ僕は無理やりヤられた
行為そのものは恐怖の余り記憶にない
学年すら分からない…とにかく知らない子だった
卒業式は出席する気にもなれず欠席した
見知らぬ男に抱かれたなんて誰にも言えない
あの日から目立たないように生きてきた
研究者の道を選んだのも人と接する機会が少なかったからなのに…
自分の身体を抱き締めてた事に気づく
チョンさんが怖い…
あの人の目はマジだった…
「はぁ……仕事しよ」
僕は仕事に集中する


あれから数週間
研究続きで徹夜する事が多かった僕
《チャンミン…飲みに行こう》
同僚からLINEが入る
《OK》
全然行ってなかったし僕は飲みに行く事にする
《いつものバーで待ってるから》
同僚とは現地集合になった
僕は研究がひと区切りつくまで仕事をして向かう事にする
《遅くなってゴメン…今から会社出るから》
《飲んで待ってるからな~》
同僚から直ぐ返事がきたのを読み僕は急いでバーへと向かった

「よ~…チャンミン」
友達のマスターが入ってきた僕に声を掛ける
「癒し系作って」
「了解……お連れさんは奥の部屋にいるよ」
「え?個室なんて珍しいな」
「お前が疲れてるから静かに飲ませたかったんじゃないか?」
気の利く同僚に感謝しつつ個室のドアをノックして開けた

「久しぶり…」
僕は驚きのあまり突っ立ったまま声も出せずにいた
「なんで……」
震える声で小さく呟く
同僚が僕の方へ近づいてきて背広を脱ぐようジェスチャーする
「店に入ったらチョンさんが飲んでてさ……
お一人みたいだし俺誘ったんだけど……まずかった?」
僕を覗き込む同僚
僕は首を横に振るしか出来ない
嫌なんて言えるわけない
「チャンミン……ここ座れよ」
ユノは隣を指さす
テーブルを挟んで椅子とソファ
ユノはソファ側に座っていた
そう言われたら座らないわけにはいかない
「どうも……」
僕はユノの隣に座る
業界でやり手と評判のチョンさん
同僚はアレやコレやと仕事のノウハウを質問してはメモしている
「仕事で疲れてるのにそんな質問攻めにしたら悪いよ」
僕は同僚に話す
「大丈夫だよチャンミン…」
ユノはそう言うと僕の膝をポンポンと触りその手をずっと膝に置く
驚いてユノをガン見する僕
ユノはフッと笑うだけ
時々膝の上で手を滑らせて僕を見つめる
同僚に悟られないように僕は平静を努める
平静を保つのに精一杯でその後同僚とユノがどんな内容を語り合ったのか何一つ覚えていない
ユノの手が終始僕の膝の上に置かれているのが気になって仕方なかった
「俺…飲み物注文してくるよ……チャンミナはビールだよな」
「あ…僕が行くから」
「俺の方が動きやすいからさ」
席を立った同僚にユノは飲み物を伝えている
ドアを開けて出ていく同僚を見届ける
「あッ……」
ユノはすかさず僕の肩を抱き僕の唇を塞いだ
「っ……」
僕は何とか離れようともがく
もがけばもがくほど抱きしめられて身動きが取れない
「んんっ…」
舌が絡んでくる
力一杯押してようやく身体を離すことが出来た
「何するんですか!!」
僕を射るような視線で見つめる
「俺の名前を呼んでくれないのは何で?」
「……」
僕の頬に手を添える
「呼んで…」
「ユ……ユノ……」
「会いたかったよチャンミン」
近づくユノの顔
呆然としている僕に優しく口付けをした







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2016/05/07 (Sat) 21:13 | # | | 編集
姉さまへ

姉さま、おはようございますヾ(・ω・`)
そんな経ってましたか!!(笑)
知らんかった~(笑)
頭の中を整理しようとしてると新しい壁紙が…
おー!!ってなって食い付きフンフン♬とそちらに集中…
気付けば年度変わってた
みたいな?(笑)
放ったらかし状態やったから気にはしてたんですよ(汗)
次回はいつになるだろう…(笑)
自分…不器用なんで(。-∀-)
姉さま
コメント下さり有難うございましたm(_ _)m

2016/05/08 (Sun) 09:51 | あっこ・x・ #- | URL | 編集
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2016/11/30 (Wed) 06:03 | # | | 編集
☆なさんへ

☆なさん、こんばんは(・∀・)
PLANET~TVXQへようこそお越し下さいました♬
かなり更新してませんが一応続きあるんです(汗)
のですが~…この先が気に入らんくて脳内で整理整頓中してたら別のお話に気がいって…
今現在に至る(滝汗)
落ち着いてcrashに集中出来たら再開しますので今しばらくお待ち下さりませ(^ω^;)
☆なさん
コメント下さり有難うございましたm(_ _)m

2016/12/01 (Thu) 01:48 | あっこ・x・ #cM0BZOPY | URL | 編集

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